スピンカバナットサイクル×対面[S9最終29位]
[はじめに]
S9お疲れさまでした。エースバーン環境最後ということでしたが、S9は3シーズンの中で一番完成度が高い構築を作れた気がしたので満足です。(最終日にやっと形になった構築ですが...)それでは、使用構築を紹介していきます。
[構築経緯]
①「襷の悪ウーラオス」の対面性能に惹かれてここから構築を組み始めました。
②ウーラオスが出しにくいカバルドン展開に対して初手に出す対面性能が高いポケモンとして「アシレーヌ」を採用しました。
③カバルドン+ゴリランダーの並び、受け構築、その他もろもろの厳しい構築に対して無理やり初手ダイマックスで制圧していくポケモンとして「両刀エースバーン」を採用しました。
④数的有利を取った後、相手のエースバーンに上からダイナックルを積まれる展開が厳しいと感じたので、「アッキの実カバルドン」を採用しました。
⑤カバルドンと相性の良いクッションとして「HDポリゴン2」を採用しました。
⑥ここまでで重いギャラドスに対して強く、カバポリと相性の良いポケモンとして「スカーフスピンロトム」を採用しました。
⑦ポリゴン2がクッションとしての役割が果たせないと感じたので、「HDナットレイ」に変更しました。
[単体紹介]
悪ウーラオス@襷 不可視の拳 キョダイ個体
175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)
無振りエースバーンに等倍威力120技が92.9~109.0%
構築の組み始め。カバルドン展開以外の多くのポケモンに対面から勝てる点を評価しました。ただ、実際はなかなか数的有利を取るのが難しく、思い通りにいかないポケモンでもありました。
アイアンヘッドはトゲキッスやニンフィア等のフェアリータイプに最低限の打点を持つための採用です。
S6に自分が使っていた弱保バンギとかなり使用感が近かったのが「スキ」ポイント。
アシレーヌ@弱点保険 激流
187(252)-84-121(212)-160-136-86(44)
熱湯/ムンホ/瞑想/アクアジェット
意地ウーラオスのダイサンダーが86.6~102.6%
S8のくろこさんのポリゴン2の素早さ+2
襷を持たずに、ウーラオスが苦手なカバルドン展開に出していける対面性能の高いポケモンとして採用しました。8世代のアシレーヌで一番強い型だと思っています。ゴリランダー入りには出さないようにだけ気を付けてました。
配分を以前のやつとは少し変更し、ウーラオスの攻撃をなるべく耐えるように耐久に振り、なるべく多くのポリゴン2の上から瞑想を積めるようにしました。
世界で一番可愛いポケモンなところが「スキ」ポイント。
エースバーン@珠 リベロ
155-145(68)-85-127(244)-95-164(196)
エレキボール/シャドーボール/とび膝蹴り/飛び跳ねる
B<D
最速ウーラオス抜き
Hぶっぱドヒドイデにダイサンダーが96.1%~114.0%
ダイジェット+ダイホロウでHBカバルドンに95.2~112.9%
宇宙最強のバカポケモン。珠エースバーンでは一番強い型だと思っています。困ったら、初手に出してダイマさせてました。受け構築には相変わらず強かったです。
このポケモンを使う上で大事なことは、3ターンの間にどこまで荒らせればいいかを考えて必要な分だけ強気な選択をすることです。
くろこさんのキャスを見てた時に、この型のエースバーンがくろこさんのボックスにいたのが「スキ」ポイント。
カバルドン@アッキ 砂起こし
215(252)-132-182(220)-x-97(36)-67
地震/ヘビーボンバー/ボディプレス/怠ける
C252振り+1ポリゴン2の冷凍ビームが83.7~99.5%
補正なし珠エースバーンの物理連続キョダイカキュウ確定耐え
前期、構築記事を見ていた時に多くの人がこのカバルドンで結果を残してたみたいで嬉しかったです。S9では以前に比べたら刺さりは悪くなりましたが、強さはまだまだ健在でした。
間違いなく一番面白い発想が出来たポケモンであるのが「スキ」ポイント。
スピンロトム@スカーフ 浮遊
125-x-127-157(252)-128(4)-151(252)
B<D
最後の方に入ってきたポケモンですが、この構築のMVP。環境に多くいるポケモン全般にかなり強く出れて環境メタとしては最高に近いポケモンでした。
読まれないスカーフ枠として、ボルトチェンジからクッションに引くという動きが非常に強かったです。また、先行ダイマックスをした後の掃除役としても優秀でした。
7世代のメガライボルトと非常に似た動きが出来たのが「スキ」ポイント。
ナットレイ@オッカ 鉄の棘
181(252)-114-153(12)-x-183(244)-22
パワーウィップ/ジャイロボール/ボディプレス/やどりきの種
最後に入ってきたポケモン。ミトムやアシレーヌ等の水ポケモンの受けとしてしっかり機能してくれました。途中まで残飯で使っていたので、調整はその時に考えた調整のものをそのまま使いました。オッカでは意味はありません。
カバナットで重かった水ウーラオスに対して、スピンロトムの上からのボルトチェンジからナットレイに繋ぐことで非常にスムーズに処理できる場面が多くありました。
ナットレイの可愛さを通話内で思い出させてくれたしゃけさんには感謝しています。なんだかんだ構築から外せないのが「スキ」ポイント。
[選出パターン]
困ったときによくした選出です。7世代のライボカグヤガブ感が出てて好き(老害)
②初手悪ウーラオスとあと2匹
相手の構築にカバルドンがいない時に最初に考える選出です。悪ウーラオスで数的有利を取る動きが理想となります。
③初手アシレーヌとあと2匹
相手の構築にカバルドンがいるときにアシレーヌを初手におけないか考えます。裏の2匹はわりとどのポケモンも出していた気がします。相手の構築にゴリランダーがいる場合はこの選出は出来ません。
④エースバーンの初手ダイマックス
②と③で厳しいカバルドン+ゴリランダーの並びや受け構築に対してする選出です。受け構築はエースバーンで数的有利を取ってカバナットでTODを狙う動きです。
[結果とまとめ]
TN スポンジ 最終277位
TN Yuzuru 最終29位(レート2111)
やっと満足する構築が組めた気がします。タイプ補完もそこそこ良いモノになって、好きな要素をたくさん詰め込めたので、個人的にかなり好きな構築になりました。
ただ、最終日は満足できる内容の試合は少なく、集中力が保てなかったのが悔しかったので、体力を頑張ってつけたいです…
蒼炎のイケメンin鎧の孤島[S8最終62位]
[はじめに]
S8にて使用した構築の紹介になります。
[構築経緯]
①環境に刺さっていると感じ、個人的に世界一カッコいいポケモンだと思っている「インテレオン」を構築の軸として採用しました。
②インテレオンはポリゴン2や相手の水タイプが苦手なので、補完として「HDベースのナットレイ」を採用しました。
③ナットレイはエースバーンに一方的に弱いので、エースバーンメタとして前期使用感の良かった「アッキの実3ウェポンカバルドン」を採用しました。
この3体を一応基本選出としました。
④インテレオンの技範囲が通し辛い受け気味の構築やナットレイサイクルに選出していける「両刀エースバーン」を採用しました。
⑤エースバーンと相性が良く(相手のドラパルトの引き先になれる)、ここまでで重めなギャラドス入りに対して選出できるポケモンとして「トレースHBベースのポリゴン2」を採用しました。
⑥インテレオンが出しにくい崩し性能の高い水技受けがいる構築(特にラプラスを意識)に対して選出していけて、ポリゴン2+キッスみたいな並びに強く、対面性能と崩し性能の高いポケモンとして「頑丈弱点保険ジバコイル」を採用しました。
[個体紹介]
インテレオン@襷 *キョダイ個体 激流
145-94-85-194(252)-86(4)-172(252)
熱湯/冷ビ/エアスラ/礫
・耐久無振りゴリランダーに冷ビが83.4~99.4%、礫が16.0~19.4%(目安)
・耐久無振りドラパルトに冷ビ+礫が104.2%から入る
・エアスラが耐久無振りウーラオスに78.8~93.7%
・キョダイソゲキが無振りミミッキュに108.4%~127.6%
・キョダイソゲキがH244D12振り輝石持ちポリゴン2に対して53.4~62.8%
・補正なし252振りドラパルトのドラゴンアローが80.0~95.1%
・準速エースバーン意識でSラインは準速。ダウンロード意識でB<D
構築の軸。僕が8世代新登場ポケモンで一番好きな子です。
上記のダメージ計算の通り、数値が微妙に足りないポケモンではありますが、水技受けをゴリランダーに一任していたり、水技受けがいないような構築にはこのポケモンの素早さと技範囲が本当に良く刺さりました。また、このインテレオンは初手に出すだけでなく後手から襷と激流を生かしたストッパーとして動かすことも可能で、今まで使っていた初手ダイマックス前提のインテレオンに比べたら、かなりいろんな使い方が出来るようになったなと感じました。
技構成に堪えるが欲しい場面が多かったですが、上記の4つの技はどれも必須級の技だったので、今回は採用には至りませんでした。性格を控え目にしている理由はゴリランダーへの乱数意識です。攻撃を下降補正にしても、礫のダメージはさほど変わりませんが、特攻は特化にすることで冷凍ビームのダメージが大きくずれます。
キョダイ個体にしてる理由は瞬間火力が出せる、無振りミミッキュをワンパン出来る、そして何よりビジュアルがカッコいいからです。また、数こそ少ないですがトリトドンにキョダイソゲキを決めて即降参されるみたいな試合が3試合ほどありました。
「インテレオンがガラル御三家の恥」だとか「ガラルの水タイプ御三家はアシレーヌだ」というネタツイートをあちこちで見かけて、過去何シーズンかインテレオンを強いポケモンだと信じて戦ってきた自分からしたら、この現状を密かに悔しいと感じていたので、このポケモンの強さは自分が証明するんだという気持ちを持って戦っていました。
このポケモンを使う上で大事なことは
・襷を盾に時には強気の居座り行動をして相手の釣り交換を成立させなくすること
・クッション(ナットレイやポリゴン2)に引いた後、決めなきゃいけない場面(相手のヒトム引きが予想される場合が代表的)で釣り交換を決めて相手のポケモンにどんどん負荷をかけていくこと
の2点です。選出率はおそらく7~8割くらい。本当にカッコよくて強かったです。
ナットレイ@オッカ 鉄の棘
181(252)-114-166(116)-x-169(140)-22
パワーウィップ/ジャイロ/叩き/やどりき
・補正なし252振りウーラオスのインファイトが82.8~97.2%
・ダウンロード意識でB<D
インテレオンと相性の良いポケモン。身代わりポリゴン2にも抗えるようにこの技構成となりました。構築全体でウーラオスが重くなければ、パワーウィップはボディプレスとの選択になると思います。
追加効果にひたすら泣かされるポケモンではありますが、僕はポリゴン2に後投げ出来て、サイクルが可能であり、インテレオンと相性が良いポケモンが、この子しか思いつかなかったので、環境が完全に逆風ながらも仕方なく使い続けました。
カバルドン@アッキ 砂起こし
215(252)-132-182(220)-x-97(36)-67
地震/ヘビボン/ボディプレ/怠ける
・C1段階上昇補正有り252振りポリゴン2の冷凍ビームが83.7~99.5%
・補正なし252振りエースバーンの珠キョダイカキュウが50.6~60.0%→アッキ発動後34.4~40.4%
ナットレイと相性が良いポケモン。物理エースバーンメタとしては最強のポケモンだと思っています。今期は特殊エースバーンが一定数いて、状況によっては簡単に3タテされるので3タテされるたびに発狂してました。ただ、特殊エースバーンは初手ダイマックスによるものが多いと感じていたので、初手インテレオンという基本選出をしていれば、ある程度誤魔化せていました。
なんか、今期は何人かこの型を使っているのを対戦している時に感じたのでちょっと嬉しかったです。ちなみに僕はこのカバルドンのことをバカな僕が考えたカバルドンということで「バカルドン」といつも呼んでいます。
エースバーン@珠 *キョダイ個体 リベロ
155-145(68)-85-127(244)-95-164(196)
エレキボール/シャドーボール/とび膝蹴り/飛び跳ねる
・最速ウーラオス抜き
・H252振りドヒドイデにダイサンダーが96.1~114.0%
・H244振り輝石持ちポリゴン2にとび膝蹴りが90.0~106.2%
・ダイジェット+ダイホロウがHBカバルドンに対して96.6%から入る
・ダウンロード意識で下降補正は防御方面
インテレオンの技範囲が通り辛いドヒドイデやハピナス入り、ギャラドス+ジバコイルみたいな並びに対してダイマックスエースとして選出しました。
かなり変わった技構成ですが、この4つの技構成は以下の強みがありました。
①ダイジェットの素早さ上昇+エレキボール
ダイジェットで素早さを上げまくることがエレキボールの威力上昇に繋がります。また、ダイマックス時にダイジェットで素早さを上げまくっておいた場合、ダイマックスが切れた後エレキボールで電気タイプになって相手のダイジェットを半減でしっかり耐えてから上から飛び跳ねるを打ってダイマックスを枯らすという動き(特にトゲキッス対面でよくやりました)も非常に強力でした。
②ダイホロウの防御ダウン+物理技
ダイホロウの防御ダウンと物理技の相性が良く、物理最高打点のとび膝蹴り、相手のダイマックスを枯らせる飛び跳ねるとのシナジーが素晴らしかったです。
③ポリゴン2+ドラパルトという並びの択緩和
エースバーンとポリゴン2が対面して自分がポリゴン2を選出できてない際に、ポリゴン2のダイマックスダイアタックとドラパルト引きが嫌だなと思う場面がかなりあったので、あえてポリゴン2対面で一回シャドーボールを打ってゴーストタイプになることで全ての行動を最低限ケア出来て、択を先延ばしにすることが出来ます。たまにやる行動ですが、この行動が正解となった場面は何度もありました。
配分は一考の余地がありますが、正直この型めっちゃ強かったので来期以降ちょっとだけ流行るんじゃないかなと勝手に思ってます。もし流行ったらバカな僕が考えたエースバーンということで「バカ豪炎寺」とでも言ってやってください。
ポリゴン2@輝石 トレース
191(244)-x-145(172)-126(4)-126(84)-81(4)
放電/冷ビ/守る/自己再生
・ドラパルトの補正あり252振り珠ダイドラグーン(ドラゴンアローが媒体)が43.4~51.8%
・ドラパルトの補正なし252振り珠ダイドラグーン(流星群が媒体)が43.4~51.8%
・ギャラドスの補正なし252振り珠ダイジェットが40.8~49.2%
エースバーンを選出する際に厄介なドラパルトへの引き先、エースバーン以外のポケモンとギャラドスが対面してしまった時のギャラドスへの引き先として採用しました。
ギャラドスへの引き先として採用してるので、HBベースですが補正あり252振りの珠ダイドラグーン(流星群が媒体)だとかなり悪い乱数で落ちてしまうのでHDベースの個体も一考の余地があると思います。
守るはダイマックスターン枯らしやTODをする際に上手く機能しました。また、構築全体で格闘タイプが一貫してるので、相手のエースバーンの安定行動になるとび膝蹴りを透かして勝った試合も2試合ほどありました。
ジバコイル@弱点保険 頑丈
177(252)-x-135-191(188)-110-89(68)
10万/ラスカノ/ボディプレ/鉄壁
・無振りアーマーガア抜き抜き(無振りアーマーガア抜きまで振ったラプラス意識です)
・ダイマエースバーンに+2ダイサンダーが95.1~112.2%(珠ダメ込みでかなりいい乱数)
・補正なし252振りエースバーンの珠キョダイカキュウがダイマックスジバコイルに82.2~97.7%
インテレオンが出しにくいラプラス入り、構築全体で少し重いトゲキッスやニンフィアへの圧力、その他の構築への誤魔化し要因として採用しました。シンプルに対面性能が高くて強かったです。
[主な選出パターン]
基本選出。ダイマックスをどのポケモンに切るかの選択が非常に難しいです。
②エースバーン+ポリゴン2+誰か
エースバーンを通したい時にする選出。あと一匹はインテレオンかカバルドンが多かったです。
③ジバコイル+誰か2匹
ジバコイルが通っていそうな時にする選出。初手のジバコイルで数的有利を取っていきます。
[結果]
TN スポンジ 最終レート2115最終62位
TN Diva 最終レート2032最終213位
Divaの方で、最終30位以内を目指して特攻してレート2115から2勝したので、恐らくレート2140近くまでは行ったんですが、ここで勝ったら保存って試合で負けてしまい、そこから全敗して世界が終わりました。
[最後に]
単体で見たらかなり強いポケモンを考えることが出来ましたが、構築全体の完成度は全然自分が満足出来るレベルのモノではなく、リベロエースバーンが来てからの2シーズンは自分の満足出来る構築が組めませんでした。本当に悔しいです。
新世代カバナット+水[S7最終37位]
[はじめに]
S7お疲れさまでした。TNスポンジとTNグリーンで潜ってました。今期は、終盤になって突然対戦に集中出来なくなって全く勝てなくなり、シーズン3の最終4桁の悪夢再来かと思っていましたが、過去の反省を生かしてなんとか立て直すことが出来ました。
今回は自分が最後に使おうと思っていた構築を、隠すために練習用として組んだ構築がまさかの原案を超えて最終37位という結果を残せたので、合計8匹のポケモン紹介になります。少々見づらい部分もあるかと思いますが、なるべく分かりやすく書くのでよろしくお願いします。
ドラパルト→シルヴァディ
[構築経緯]
S1~S6までで僕が一番強いと勝手に思っていた、初手ダイマ適性のあるポケモン+珠ミミッキュ+クッションの並びがリベロエースバーンの解禁により崩壊してしまったので、似た動きが出来る新しい並びを作れないかと考えていました。いろいろ考えた結果、「アッキの実持ち3ウエポン怠けるカバルドン」がエースバーンのストッパーになれつつミミッキュと似たポジションになれると感じ、構築の軸にしていきました。
また、あいまる(@Aimaru4218)がこのカバルドンを使ってくれて最終17位という素晴らしい結果を残してくれました。こちらの記事も是非ご覧ください。(一応、記事の掲載許可済みです。)
[個体紹介]
カバルドン@アッキの実
215(252)-132-187(252)-x-92-68(4)
地震/ヘビーボンバー/ボディプレス/怠ける
構築の軸。エースバーンメタとして採用しました。基本、後発から出していくポケモンになりますが、ダイマックスが残っていた場合はほとんどこのポケモンにダイマックスを切ってました。
ダイマックスした場合、ダイアースによる特防上昇、ダイスチルによる防御上昇、ダイナックルによる攻撃上昇とカバルドンが欲しい全ての能力上昇を戦況に応じて選択できるのが非常に強力でした。また、ボディプレスとアッキの実の相性が良く、相手視点で予想外であろう大ダメージを与えることもよくありました。
ヘビーボンバー、ボディプレスがとにかく読まれないので、交換読みは積極的に決めていきました。唯一弱いところは急所により全てが崩壊することなので、HP管理の怠けるはなるべく必要な時、急所を引かれても大丈夫な時、のみ使うことを意識してました。
ナットレイ@オッカの実
181(252)-114-201(252)-x-137-22
ジャイロボール/はたきおとす/やどりき/守る
水受け、ゴリランダーへの誤魔化しとして採用しました。カバナットで辛い鬼火ドラパルトの食べ残しをはたくために叩き落とすを採用しています。
ラプラス@弱点保険
205-105-132(252)-150(252)-116(4)-72
アリア/フリドラ/10万/氷の礫
最終日にサブロムの構築を隠すためにアシレーヌに代わって採用したポケモンです。ダイマを切らない場合にも、最低限の対面性能を確保するために氷の礫を採用しました。アシレーヌに勝っている点は
・環境に増えたスピンロトムに強かったこと
・ダイマックス時の追加効果が強すぎること
逆に劣っている点としては
・火力がとにかく足りないこと
・エースバーンのとび膝蹴りが抜群で入り、ダイナックルを打たれやすくなるためカバルドンの受けが成立しなくなること
・ミトムに対して弱点保険が発動してもワンパン出来る技がないこと
この辺りでしょうか。ただ、環境的にはアシレーヌより追い風のポケモンだったのかもしれません。
一応、原案のアシレーヌも紹介します。
アシレーヌ@弱点保険
187(252)-94-115(164)-173(92)-136-68
熱湯/ムンホ/守る/アクジェ
S5の時と全く同じアシレーヌです。この調整はエースバーンのリベロ珠ダイジェットまで耐えることが出来るので、配分技構成ともにこれが結論だと思っています。ただ、ロトムの減少により、以前に比べたら弱点保険の発動機会が少ないのが向かい風でした。
エースバーン@命の珠
157(12)-184(252)-96(4)-x-96(4)-169(236)
火炎ボール/とび膝蹴り/飛び跳ねる/思念の頭突き
最速100族抜き抜き
こちらの水枠が出しにくいナットレイ、ドヒドイデ入りに対して選出しました。配分は普通のエースバーンの後攻を取りつつ、最速100族抜き調整のスカーフエースバーンを1加速で抜きたいという意図のもと、実数値169まで振っています。
軸の水枠と違ってこのポケモンは初手ダイマを切らざるを得ない状況がほとんどですが、あくまでこのポケモンは軸ではないので窮屈なプレイングになってもそこまで気にしないようにしてました。
とにかく火力が化け物で、ぶっ壊れポケモンだと思います。
ジュラルドン@チョッキ
145-x-136(4)-172(252)-70-150(252)
ラスカノ/竜の波動/10万ボルト/破壊光線
ここまでで重いギャラドス入りやビクシー入りに対して強いポケモンとして採用しました。破壊光線によるダイアタックはエースバーン対面で生きることが多かったです。
ドラパルト@風船
163-x-96(4)-152(252)-95-213(252)
シャドーボール/流星群/火炎放射/電磁波
最終日にサブロムの構築を隠すためにシルヴァディの代わりに採用した世界一適当なポケモン。この枠の役割はジュラルドンを選出する際に相手から見えないドリュウズへの引き先となって対面から勝てるポケモンで、エースバーンと一緒に選出する際にエースバーンが倒し逃したナットレイを焼いてくれるポケモンであればいいので、その条件を満たせばだれでもいいです。一応、ドラパルトのメリットは格闘の一環を切れることです。
一応、原案のシルヴァディも紹介します。
シルヴァディ@フライングメモリ
177(52)-x-115-147(252)-115-155(204)
エアスラッシュ/火炎放射/10万ボルト/草の誓い
最速ドリュウズ抜き
ドリュウズのアイへ(がんぷう)確定3発
相手視点から見えない地面の一貫切りが出来て、選出画面だけでゴーストの一貫を切ってて火が吹けるポケモンとして採用しました。相手視点から見えないタイプ一致ダイジェット使いとしてゴリランダーやナットレイ、ギャラドス絡みに非常に強く出れました。
個人的に凄く気に入っていて、同じ通話窓のペクチンさんからアイデアをもらったポケモンだったので、このポケモンで結果を残したかったけど風船ドラパルトに負けた敗北者でした;;
[結果]
TN スポンジ 最終レート2076 最終37位
TN グリーン 推定最高レート2070くらい?(スポンジROMがグリーンROMをギリギリ抜かしたくらいだったのであくまで目安ですが) 最終427位
[まとめ]
終盤に入った直後くらいは、2ロムとも2桁前半にいてかなり調子が良かったのですが、そこから潜りすぎた結果、最終日まであまり集中出来ないまま対戦を続けてしまいました。今回は、構築と運の強さに助けられた感じでした。
潜り過ぎると、集中力が続かなくなって溶かす、潜らないとどんどん下手になっていくという感じでこのゲームはプレイングスキルとメンタルバランスを保つのが本当に難しいですね。
今後、どの時期までこのゲームをガチでやれるかは未だに不透明ですが、僕は現状ポケモンでの繋がりがないと生きていけない人間なので、やると決めたシーズンは自分に期待しないでチャレンジャーとして最終順位2桁目指せればいいかなと思います。
最後に いつも支えてくれる通話窓、サークルのみんな
いつも何かしらの反応をくださって絡んでくれるフォロワーの皆さん
切断バグを直してくれた関係者の皆さん
この記事を最後まで見てくださったあなた
ありがとうございました!!
「攻メ」バンギアーマー[S6最終4位]
[初めに]
S6お疲れさまでした。自分自身、過去最高の結果を残せたので、その使用構築を紹介します。
[構築経緯]
①特殊バンギラスの環境メタ、対面性能に惹かれたので、そこから構築がスタートしました。
②バンギラスが苦手なドリュウズやミミッキュを誤魔化せて相性補完に優れているHBアーマーガアも自然に採用しました。
③バンギラスがじゃくほドラパと対面した際の切り返しや万能詰めストッパーとして僕が使い慣れている珠ミミッキュを採用しました。
この3匹を基本選出としました。
この基本選出で重かったポケモンが、ギャラドス、ウオノラゴン、ヒヒダルマ辺りでした。いろいろ試したのですが、それらのポケモンに強くて汎用性がある並び、ポケモンが思いつかなかったので、自分が使い慣れていてそれらのポケモンにそこそこ強かった過去の自分の並びを組み込むことにしました。
④ヒヒダルマ入りに初手ダイマックスで数的有利を取れて汎用性があるポケモンとしてインテレオンを採用しました。(実際、取り巻きの関係でヒヒダルマ入りに出せた試合は半分くらいでしたが...)
⑤インテレオンと相性が良い襷型破りドリュウズを採用しました。一応これでバンドリとインテドリミミの並びも形成できてます。
⑥ここまでで少し重かったアーマーガア、ドヒドイデ入りに強く、インテレオンを展開する上で非常に厄介な初手のギャラドスを出させないように牽制するための電気タイプのポケモンとしてミトムを採用しました。(上手いギャラドス使いの方には初手ギャラドスを出されていたので、効果はあまりなかったかもしれません)
[個体紹介]
バンギラス@弱点保険 砂起こし
207(252)-134(4)-130-161(252)-120-72
エッジ/悪の波動/大文字/挑発
悪の波動が無振りドラパルトに対して93.2~111.6%
大文字がH振りナットレイに対して110.4~130.3%
構築の軸。選出する際は、基本的に初手に投げていきます。アーマーガアとセットで選出することで環境にいるポケモンの大半に有利を取ることが出来ます。
アーマーガアが呼ぶ鬼火ドラパルトやインテレオンが呼ぶナットレイを大文字で誘殺することができ、構築ともマッチしていたし非常に環境に刺さっているポケモンでした。ただ、今期のナットレイはオッカを持っていることが多かったので、ミトムナットサイクルみたいなナットレイの持ち物が残飯である可能性が高そうな並び以外には一回アーマーガアに引くという立ち回りをよくしていました。
水タイプのポケモンなど、タイプ相性上不利なポケモンと対面した場合は、初手からダイマックスをさせて弱点保険を発動させていました。ただ、ミトム対面は相手の行動が人によってバラバラだったので、基本的にダイマせず悪の波動で突っ込んでいました。ドヒドイデなどのポケモンに対しても挑発から入り、弱点保険を熱湯で発動させることで、やけどを気にせずに悪の波動やダイアークで負荷をかけるというムーブも可能です。
ダイマックスを切るタイミングが非常に難しいポケモンですが、環境メタとしてはアシレーヌに匹敵するくらい強力なポケモンだと感じました。
アーマーガア@ゴツメ ミラーアーマー
205(252)-87-172(252)-x-105-88(4)
アイへ/蜻蛉返り/挑発/羽休め
使用感としては蜻蛉帰りが考慮されないメガハッサムという感覚で、有利対面蜻蛉返りを押すことで、択にもならず盤面を簡単に操作出来た印象です。また、今期のミミッキュはゴーストダイブを切ったアッキの実持ちが多かったので、このポケモンも非常に環境に刺さっていたポケモンだと思います。
ミミッキュ@命の珠 化けの皮
131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
構築の軸。万能ストッパーとして未だに最強のポケモンです。
バンギアーマーが、相手のダイマックスを枯らす際に、相手にダイジェットを打たせにくい点とゴーストダイブの相性が非常によく、またアッキミミッキュに対してもバンギの砂ダメやアーマーガアのゴツメで珠ゴダイブ耐えの調整を崩すことが出来ました。ミラーではいつもより上を取れることが多く感じたので、一周回って珠ミミッキュは強かったように感じます。
インテレオン@神秘の雫 激流
173(220)-x-85-168(180)-85-169(108)
熱湯/エアスラ/カノン/身代わり
C補正なし252振りトゲキッスのダイジェットがダイマックスインテレオンに対して42.9~50.5%
最速100族抜き抜き
バンギラスが初手に出せない構築に対して初手に投げたり、アーマーガアの対面操作と相性が良いポケモンとして採用しました。
配分は最速100族抜き調整のじゃくほドラパ意識でS2で使っていたモノからS実数値を1だけ伸ばしました。
僕が8世代で一番好きなポケモンで、今回は仲間大会で優勝した際に頂いた色個体を使っていたので、使っていて非常にテンションが上がっていました。ほとんど、カノンを外さなかった神ポケモンです。
ドリュウズ@襷 型破り
185-187(252)-81(4)-x-85-154(252)
地震/アイへ/がんぷう/ドリル
インテレオンと相性が良い襷枠として採用しました。この構築ではステロが必要だと感じなかったので、ワンチャンスを拾えたりキツい並びを無理やり崩しに行くドリルを採用しました。
ミトム@ラム 浮遊
157(252)-x-127-159(156)-127-119(100)
10万ボルト/ハイポン/悪の波動/悪だくみ
HDドヒドイデに対して、悪だくみ1積み10万ボルト96.8~115.9%
構築内で、水タイプに有利なポケモンが一匹は欲しく、バンギラスで崩しにくい並びを崩すために採用しました。選出率は最下位でしたが、構築にこのポケモンがいるだけで、選出が読みやすくなりこの構築には必須のポケモンでした。
[選出パターン]
対面×サイクルの基本選出です。ダイマックスはバンギラスかミミッキュに切ることが多かったです。
①のパターンの選出が難しいと感じた時の対面選出です。ほとんど、インテレオンで初手ダイマしてました。
この2つの選出が多かったです。選出の幅は狭いですが、選出のパワーが2つとも高いので無理やりごり押しできることが多かったです。
[結果]
TN スポンジ 最終レート2191最終4位
[感想]
構築の完成度自体はあまり高くなかったかもしれないですが、環境メタとしては最高に近い構築を作れたと思います。また、今期はかなり気楽な気持ちでやっていたので、メンタルケアも最低限のレベルでは出来ていたのかなと思います。今期の経験でポケモンはメンタルケアが大事だと改めて強く感じました。
今後も自分に期待しすぎず、面白い構築を思いついたら気楽に楽しみつつ、またまったり頑張れればいいかなと思います。
最後に、
いつも支えてくれる通話窓、サークルのみんな
特に僕のライバルとして最後まで戦い切ってくれたゼオンさん
切断バグを使わずに正々堂々と対戦してくださった対戦相手の方々
この記事を最後まで見てくださった方
ありがとうございました!
S5使用構築②可愛いダイマックスアシレーヌを見たかっただけ![S5最終11位&18位]
S[初めに]
S5で使っていたもう一つの構築の紹介になります。一発芸の構築ではありますが、中身はそこそこ面白いものになったと思います。
[構築経緯]
S4からアシレーヌが解禁され、アシレーヌを軸とした構築を何個も作ってはいましたが、アシレーヌ自身のポテンシャルを最大限に生かした構築が作れず悩み続ける日々を送っていました。S4の構築記事を漁っていたところ、TLに流れてきたサトシさんが使っていた弱点保険アシレーヌに興味を持ちさっそくS5の序盤に使用してみました。すると、感触が物凄く良かったので「一発芸ではあるが、1シーズンはこれを研究してみよう」となりそこから構築がスタートしました。他の個体の採用理由については個体紹介の欄で簡単に書きます。サトシさんの構築リンクはこちらです。(掲載許可は頂きました!ありがとうございます!)
【剣盾S4構築】弱保ダイマックスアシレーヌ!【最終810位】 - サトシの剣盾構築記録
[個体紹介]
アシレーヌ@弱点保険 激流
187(252)-94-115(164)-173(92)-136-68
熱湯/ムンホ/守る/アクジェ
A特化ドラパルトの珠ダイホロウが83.9%~100.0%
C補正なし252振りの珠キッスのダイソウゲンをダイマックスアシレーヌがグラスフィールドの回復込みでほぼ2耐え
同族に対して後攻を取りたいためS個体値23の冷静個体を採用(S無振りカバルドン+1)
最高に可愛いポケモン。剣盾で更に可愛いグラフィックとなって帰ってきました。対面有利なドラパルトに何も削りを入れずワンパンされるのは許せなかったので、耐久ラインはここまで引き上げてます。火力が足りないと感じる場面も多く、Hを削って特殊方向を柔らかくしてCにもう少し振る調整も試してみましたが、この型に関しては特殊の電気技を受ける機会があまりにも多かったので、Hにぶっぱしました。
守るは相手のヒヒダルマの技確認をして立ち回りを安定させたり、相手のダイマターンを枯らしたりと非常に便利な技でした。以前、別の型を使っていた時のアシレーヌにも守るを入れてたくらいには気に入っているので、襷以外で対面のアシレーヌを使いたい方は是非一度試してみてください。
基本的に初手に投げてダイマしてアドバンテージを取れそうなら、初手からダイマします。構築の並び上、ミトムを物凄く誘うように組んでいるので初手のミトムの電気技で弱点保険をめっちゃ発動させてました。
ミミッキュ@命の珠 化けの皮
131(4)-152(252)-100-x-95-162(252)
ゴダイブ/ドレパン/影打ち/剣の舞
先行ダイマの対面構築において必須のポケモンだと思います。アシレーヌをダイマックスさせなかった場合はこのポケモンにダイマックスを切ることが多かったので、ドレパンとじゃれつくはどちらがいいか迷いました。結果的には、相変わらずカビゴン環境になると予想していたので、命中安定のドレパンにしました。
ナットレイ@オッカの実 鉄の棘
181(252)-114-201(252)-x-137(4)-27
ジャイロ/ボディプレ/やどりき/鉄壁
アシレーヌ、ミミッキュと同時選出するポケモンの第一候補として採用しました。このポケモンにした理由は
・アシレーヌ対面、ボルチェンで逃げたミトムを後でも倒せるようにするため
・数的有利を取った際に残った相手のミミッキュを倒せるようにするため
・呪いカビゴンに詰まされる展開をなくすため
・相手視点から対面構築ではなくサイクル構築に見えるようにするため
この辺りでしょうか。HAの襷型も候補に挙がりましたが、呪いカビゴンに負ける気がしたので今回は鉄壁型で採用しました。
ヒトム@拘り眼鏡 浮遊
157(252)-x-127-172(252)-127-107(4)
放電/オバヒ/悪波/トリック
放電麻痺後、最速ドラパルト抜き
アシレーヌ、ミミッキュと同時選出するポケモンの第2候補として採用しました。26日まではこの枠をはミトムを採用していたのですが、あまりにもナットレイが多すぎたため変更しました。型破りドリュウズ、ミトムがいなかったら刺さるポケモンなので、相手の構築にドリュウズ、ミトムがいなかったら積極的に選出していました。
カバルドン@オボン 砂起こし
212(228)-132-170(132)-x-111(148)-67
地震/ステロ/欠伸/吹き飛ばし
補正なしC252振り眼鏡サザンドラの流星群確定耐え
補正なしC252振り眼鏡ドラパルトの流星群連続2発をオボン込みで確定耐え
パッチラゴン入りや、展開選出をしたい時に選出しました。このポケモンを採用したことにより、パッチラゴン入りにもアシレーヌを選出できるようになりました。
ウォーグル@ラム 負けん気
175-192(252)-96(4)-x-95-132(252)
ブレバ/インファ/ギガインパクト/ビルドアップ
カバルドン展開のエースとしてアシレーヌが選出出来ない時に選出しました。もともと、この枠にはトゲキッスが入っていたのですが、ヒトムが入ってきた都合上、飛行枠までドリュウズに弱めだとまずいと感じたのでヒトムと同時期に投入しました。配分や技構成に関しては一考の余地ありです。
使用感としてはとにかく数値とタイプ、特性が優秀というイメージで明確に相手のこのポケモンには強いという感じのポケモンではなかったです。今後、このポケモンが軸となる構築が増えるのではないかなと感じました。
このポケモンを使おうと最初に言ってくれたゼオンさんと強さを通話で教えてくれたるきあさんには感謝です。
[選出について]
①先行ダイマックス対面選出
アシレーヌ+ミミッキュ+ナットレイorヒトムの選出です。アシレーヌを初手に出してアドバンテージを取れそうならダイマックスを切って数的有利を取っていきます。
②展開選出
ナットレイorヒトム+カバルドン+ウォーグルの選出です。アシレーヌが通しにくいサイクル系の構築にはこちらの選出をしていました。
代表的な選出はこの2つです。パッチラゴン入りにはアシレーヌ+カバルドン+何かみたいな選出をすることもありました。
[結果]
TN スポンジ 最終日3時半からこの構築を使用。最終18位
TN Alight 最終11位
[感想]
今までのポケモン人生で一番の結果を、僕が一番好きなポケモンであるアシレーヌと一緒に出すことが出来て本当に良かったです。ただ、ここまで来たら最終1桁を取りたかったです。ラスト1時間で切断バグを2回されて、その二人を本当に許せなくなりました。切断バグが直る世界か、みんながしない世界になることを密かに祈ってます。
最後に、いつも支えてくれる通話窓、サークルのみなさん
切断バグを使わずに正々堂々と対戦してくださった対戦相手の方々
最終日ちょっとだけ応援してくれた家族
7割以上の試合で大活躍してくれたアシレーヌ
本当にありがとうございました!!
S5使用構築①チョッキミトム軸サイクル×展開
「はじめに」
今回はS5で使用した構築の一つを紹介します。ランクバトル以外の仲間大会などの場でもいい結果を出すことが出来て、かなり手ごたえのある構築でした。
[構築経緯]
S4で最終17位という結果を残されたヴァーパッドさんの構築をベースに組み始めました。そこから自分が使いやすいように改良を重ねていきました。(リンクの掲載許可をヴァーパッドさんからいただけました。改めてありがとうございます!)
【剣盾シーズン4シングル最終17位】カバドリBurnout - 瓦礫の園
[個体紹介]
ドリュウズ@弱点保険 砂かき
185-205(252)-97(132)-x-85-124(124)
地震/アイへ/岩雪崩/剣の舞
砂下でスカーフサザンドラ抜き
構築の始点。このポケモンをエースとした構築を使いたいと思って思考を始めました。特に決まった役割対象というものはないですが、相手の構築に刺さっていると思ったときには積極的に選出していきました。ラプラス対面でダイアースを打ち、返しの水技をしっかり受けて弱点保険を発動させるムーブが強力でした。
トゲキッス@ラム てんのめぐみ
161(4)-x-115-172(252)-135-145(252)
エアスラ/マジシャ/放射/悪だくみ
ドリュウズが通せない場合の裏エース。アーマーガア、ナットレイ入りにはこのポケモンを通すことが多かったです。技構成に関してはマジシャと原子の力が選択だと思っています。炎技は素で打つことが多かったので放射推奨。
カバルドン@オボン 砂おこし
212(228)-132-170(132)-x-111(148)-67
地震/ステロ/欠伸/吹き飛ばし
補正なしC252振りサザンドラの眼鏡流星群を確定耐え
補正なしC252振りドラパルトの眼鏡流星群連続2発をオボン込みで確定耐え
ドリュウズやトゲキッスと相性がいい展開要因。ステロが欲しい構築やパッチラゴン入りには積極的に選出していきました。物理特殊方面、両方とも絶妙な耐久をしていてかなり使いやすかったです。
ナットレイ@食べ残し 鉄の棘
181(252)-114-201(252)-x-137(4)-22
ジャイロ/ボディプレ/やどりき/守る
ギャラドスやウオノラゴンを見たら積極的に選出してました。ただ、今期は炎技持ちギャラドスへのマッチングが多く、かなりしんどかったです。
ミトム@チョッキ 浮遊
157(252)-x-127-165(196)-127-114(60)
放電/ハイポン/ボルチェン/悪の波動
準速バンギラス抜き
この構築のMVP。選出率は圧倒的な1位だったと思います。エースのドリュウズやトゲキッスが相手のミトムを苦手としているので、こちらのS振りミトムで相手のミトムを削る動きが最強でした。また、エースポケモン(ドリュウズorトゲキッス)を通すより、このポケモンをダイマックスして簡単に詰めれる試合も非常に多く、第2のエースとしても活躍してくれました。
ガオガエン@フィラの実
202(252)-135-156(252)-x-111(4)-71
フレドラ/DDラリアット/蜻蛉帰り/鬼火
ミラー意識でS個体値29の呑気個体を採用
陽気A252振りハチマキヒヒダルマの馬鹿力を威嚇込みで確定耐え(特化は90.0~106.9%)
ヒヒダルマを見たら積極的に選出していました。特化ヒヒダルマに何回も飛ばされて対策にあまりなっていなかったので、毎回ひたすらお祈りしてました。蜻蛉帰りもたくさん打たれました。この枠にはエースバーンが入っていることが多いですが、ガオガエンのメリットとしては
・威嚇+鬼火でエースのサポートが出来る
・クッション性能が高くサイクルを回しやすい
・ゴースト技半減
この辺りでしょうか。通したいエースが多いこの構築に、サポートが出来るガオガエンを入れるのは全然ありだと感じました。
[選出について]
①エースを通す展開選出
ダイマしても強いクッション(ミトムorガオガエン)+完全なるサポート(カバルドンorナットレイ)+エース(ドリュウズorトゲキッス)の選出が一番組みやすい選出です。選出画面では、どちらのエースをどうやって通すかを第一に考えていました。
②相手に合わせたサイクル選出
ミトム+サポート(カバルドンorナットレイorガオガエン)から2匹の選出です。ダイマックスはミトムに切ることが多いです。エースが通せなさそうな場合はこちらの選出をしていました。
この①と②の選出を使い分けられるのがこの構築の非常に強力な部分でした。選出とプレイングの幅をかなり広げることが出来たので、使っていて非常に楽しい構築でした。
[結果]
5月1日2時半頃までTNスポンジでこの構築を使用。画像は22時半時点での順位なのであくまで目安です。
最終日3時半頃から使用したもうひとつの構築も書き終わり次第、このブログにまとめます。S5の感想等ももう一つの記事の方で書く予定です。
精霊杯優勝構築 インテレオン&アシレーヌ
[はじめに]
今回はDuskさんが主催の仲間大会「精霊杯」で使用した構築を紹介します。ランクマで使用するような長期間練った構築ではないので、簡単な紹介になるのはご了承ください。
[構築経緯]
今まで使ってきて好きになったインテレオンとジュラルドン、そして今期から使えるアシレーヌは使いたいなと思ったので、この3匹から組みました。インテレオンとアシレーヌの2匹は電気の一貫とミミッキュがヤバいので、相性補完も良い蓄電パッチラゴンとアーマーガアを採用。ラスト1匹は1番使い慣れているミミッキュを採用しました。
[簡単な構築コンセプト]
・インテレオンとアシレーヌの2匹の水タイプはしっかり役割対象を分ける
・アーマーガアのとんぼ返りの対面操作からインテレオン、スカーフジュラルドンの高速エース展開
・「タイプ受けのある程度のサイクル」と「ミミッキュを絡めた対面2匹+クッション」の2つの戦術を用意
[個体紹介]
インテレオン@神秘の滴 激流
157(92)-x-85-187(196)-85-168(220) 控え目
熱湯/エアスラ/カノン/身代わり
ダイジェット+ダイストリームで無振りサザンドラがほぼ確定で落ちる
最速リザ抜き
8世代新登場で、1番好きなポケモン。カッコよすぎる。シーズン2の耐久振りインテレオンをかなりCS寄りにしてサザンドラに対して立ち回りをしやすくしました。キョダイラプラスの登場により、シングルでこのポケモンはかなり厳しい環境になってしまったなという印象です。
アシレーヌ@カゴの実 激流
187(252)-x-94-195(252)-136-81(4) 控え目
サイキネ/ムンホ/瞑想/眠る
僕が1番好きなポケモン。最高にかわいい。インテレオンと役割を分けるために、水技を切って受けに強い構成にしてみました。
技構成は主催が使うと予想していたドヒドに刺さるサイキネ、ドラパサザンに刺さりタイプ一致技のムーンフォース、積み技の瞑想、HP管理や状態異常対策の眠るです。 瞑想型はこの大会で始めて使ってみたのですが、低速相手に対してかなり刺さり、アシレーヌの瞑想習得は自分の想像以上に大きな強化な気がしました。
配分や技構成はまだまだ改良の余地があり、ダイフェアリーと眠るの相性の悪さは対戦中何回も気になる場面がありました。あと、この技構成だとアーマーガアに何も出来ないのは注意が必要です。
ジュラルドン@スカーフ ライトメタル
145-x-136(4)-172(252)-70-150(252) 臆病
ラスカノ/流星群/10万/ステロ
シーズン1と8世代の旅パで使っていて思い入れがあるポケモン。手がかわいい。アーマーガアと組ませる上で高速アタッカーが欲しかったので、スカーフ型で採用しました。ドラパを上から1発で縛れる点+鋼ドラゴンの耐性は優秀だと感じました。
ミミッキュ@命の珠 化けの皮
131(4)-142(252)-100-x-125-162(252) 陽気
ゴダイブ/ドレパン/影打ち/剣の舞
いつもの。8世代ではこのポケモンがいないと構築組めない病気にかかってしまいました。ゴーストダイブはS3から使い始めているのですが、シャドークローとどちらがいいのかは未だに分かりません。ドレインパンチとじゃれつくもどちらがいいのか分かりません。いずれの技にもメリットデメリットがあり、このポケモンに1番ポイントアップを使ってます。
パッチラゴン@弱点保険 蓄電
197(252)-144(84)-115(36)-90-91(4)-112(132) 意地っ張り
S1段階上昇後最速100族抜き
インテレオンとアシレーヌがいる以上、電気の一貫をなんとしても止めないといけないので、蓄電パッチラゴンを採用しました。調整はS2最終2位のゆかいさんの配分をパクりました。(ゆかいさんのパッチラゴンははりきりです)この構築では、弱点保険が発動する機会が一回もなかったので、サイクルを回しやすいチョッキとかにすれば良かったなあって思いました。あと、かえんほうしゃは炎の牙でいいです。
アーマーガア@ゴツメ ミラーアーマー
205(252)-107-172(252)-x-105-88(4) 腕白
アイへ/蜻蛉/挑発/羽休め
この構築のMVP。実はS3、結果が出ず記事には残しませんでしたがこのポケモンが軸の構築を組んでいました。対面操作ができ、挑発+羽休め+ゴツメでカビゴンに強く出れる点が評価高めです。パッチラゴンとの相性が物凄く良かったです。
[大会結果とおまけ]
10勝0敗で優勝することが出来ました。好きなポケモン詰め込んだ構築でここまで勝てるとは思ってなかったのでめっちゃ嬉しかったです。 仲間大会は数字を気にせず(今回は5連勝した時から意識しちゃってたけど笑)、自分のやりたいことを自由に再現した構築で遊べたり、ランクマに使おうと思っている構築の試運転が出来たり、知り合いとのマッチング率が高いところが魅力だなあって思ってます。今後も多くの仲間大会が開かれると思うので、皆さんも是非参加してみたらいかがでしょうか。
今回は試しで普段のレートやランクマとは違う仲間大会での使用構築の記事を書いてみました。S3ボロクソな成績だった影響で、ぶっちゃけポケモンの自信を完全に失ってしまったので、今後はランクマみたいな場で結果を残した記事を書くのは難しそうだなって思っています。なので、記事を書くとしたら今後はこのような記事か単体考察、思考の整理を簡単に書く形が増えるかもしれません。
一応、今アシレーヌ入りの構築でこれとは全く別の構築が1個、ちょっとだけ手応えがあるので(シーズン開始4日で1位を取った構築もこれがベースです)、それをベースに考えてみてシーズン4以降はまったり頑張ろうと思います。
改めて主催のDuskさん、対戦してくださった方々ありがとうございました。楽しかったです。そして、この記事をここまで見てくださった方もありがとうございました。