Showerなネクロサンダー【S24最終34&56位】

【はじめに】

S24にて使用していた構築を紹介します。

まだ、この構築は未完成だと思っていますが、何かの参考になれば幸いです。

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【構築経緯】

S24は潜れる時間があまりなかったので、考える伝説を絞ることにしました。序盤から中盤にかけて、自分の中で開拓不足と感じたザシアン、日食ネクロズマ、白バドレックスを中心に構築を考えていきました。

日食ネクロズマを練習する際に、ほぼ0からのスタートだったので、何か取り組むきっかけと土台が欲しくて悩んでいたところ、たまたま通話で一緒の場にいたレイラさんが「S15で自分が使っていた日食ネクロズマ軸が、かなり使用感が良かった」とおっしゃっていたので、レンタルを発行してもらい試しに使ってみることにしました。

使ってみた結果、非常に完成度が高いと感じました。なので、その構築をベースに構築を組んでいき、自分なりに微調整を加えていきました。

レイラさんの構築記事はこちら↓

rei-poke0728new.hatenablog.com

 

 

 

【個体紹介】

日食ネクロズマ@ラムのみ

配分:203(244)-198(20)-148(4)-x-130(4)-127(236)

特性:プリズムアーマー

技構成:メテオドライブ/サイコファング/りゅうのまい/つきのひかり

・1加速で最速エースバーン抜きのすばやさ実数値126+1

・Aは11n、余りは耐久

 

構築の軸です。

・ザシアンに雰囲気強い伝説であること

・龍舞による積みエース、ダイスチルと回復技による詰ませの両方が可能であること

・ダイジェットを半減に出来る鋼タイプであること

が強みだと思っています。

配分は、龍舞後の制圧力を期待してHSベースにしました。エースバーン以外にもいじっぱりザシアンを抜いていることもあり、S振りのメリットはかなり大きかったです。

ラムのみは、あくびで流してくるカバルドンラグラージに対してイージーを拾えたり、追加効果による運負けを減らす効果があったりと、かなり有用なアイテムだと感じました。

サイコファングの枠はシャドークローと悩みましたが、メテオドライブが効かないみずタイプやほのおタイプに対してタイプ一致でダメージを与えられる点から使用感が良かったので、今回はサイコファングを採用しました。ついでに増えていた壁構築に強く出れるのも良かったです。

 

 

サンダー@いのちのたま

配分:165-x-106(4)-177(252)-110-167(252)

特性:せいでんき

技構成:ボルトチェンジ/ぼうふう/ねっぷう/はねやすめ

・最速悪ウーラオスなどを意識して最速

 

日食ネクロズマの相方です。

・日食ネクロズマが苦手な悪ウーラオスや霊獣ランドロスに雰囲気強い特殊アタッカーであること

・日食ネクロズマから打点がないはがねタイプに対して打点を持っていること

・すばやさ種族値100

を評価して採用しました。

ボルトチェンジは呼ぶラッキーやバンギラスに対して負荷をかけながら裏の高火力物理ポケモンを着地する動きが強く、ねっぷうははがねタイプに打点が欲しかったので採用しました。受け構築にTODをする際や、ナットレイ入りのサイクルにHP管理が重要なシーンが多くあったので、ダイウォール媒体ははねやすめです。

 

 

ウオノラゴン@こだわりスカーフ

配分:197(252)-111(4)-124(28)-x-108(60)-127(164)

特性:がんじょうあご

技構成:エラがみ/げきりん/けたぐり/ねごと

・いじっぱりウーラオスのハチマキあんこくきょうだを確定耐え

いじっぱりエースバーンのとびひざげり+ふいうちをいい乱数で耐える(2つの攻撃を合わせてマックス100.9%)

・臆病サンダーの珠ダイジェットが乱数6.2%

・日食ネクロズマと同じSライン

 

ネクロサンダーと相性の良いポケモンとして採用しました。具体的には

・日食ネクロズマが苦手なほのおタイプ、じめんタイプを速攻で倒す力があり、天気を雨にするダイストリームにも耐性がある(ほのおが1/4なのも評価点)

・2匹で重いダイマックス珠エースバーンをワンパンできる

・サンダーと合わせてカイオーガ軸に強く出れたり、そもそもサンダーと相性が良い

などがあげられます。

ASではなく、耐久振りにしている理由はAに振るメリットがそこまでないと感じたからです。倒してほしいダイマックスエースバーンはAに振らなくてもワンパンできますし、それならカウンターがないエースバーンやウーラオスなどに対して相手視点からは見えない行動保障があった方がいいんじゃないの?という理由で耐久に振りました。

また、このポケモンを初手に出した際によくされる不意の初手ダイマックスに対して、1発耐えることもよくあり、ダイマックスターンを2ターン使わせる対面も数多くありました。「なぜスカーフウオノラゴンの耐久振りが竜王戦ルールではそこまで開拓されていないのか?」と謎に思えるほど使用感は良かったです。

技構成はエラがみとドラゴン技は確定で、あと2個は自由だと思います。ただ、ダイウォール媒体は絶対あった方が良いです。

ちなみにここの枠は最終日前日まで、タスキインテレオンのパターンとコロコロ入れ替えながら潜っていましたが、最終日には気づいたらエラがみを打っていました。もはや相棒レベル。

 

 

悪ウーラオス@きあいのタスキ

配分:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)

特性:ふかしのこぶし

技構成:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/カウンター

・火力を意識して準速のA特化

 

日食ネクロズマミラーを解決出来たり、マイナー伝説に強い枠として採用しました。

また、カウンターがあることでザシアン軸にも噛み合い運ゲをする選択肢も取れます。

基本的にサイクルが厳しい場合の対面駒として選出が多かったです。

 

 

ニンフィア@とつげきチョッキ

配分:201(244)-76-85-178(252)-150-82(12)

特性:フェアリースキン

技構成:ハイパーボイス/マジカルフレイム/シャドーボール/でんこうせっか

・耐久無振り黒バドレックスに対してシャドーボールが102.8~123.4%

・臆病イベルタルの珠ダイアーク+ダイジェットを確定耐え

・Sは無振り61族(テッカグヤバンギラス)抜き

 

日食ネクロズマ軸でどうしようもない黒バドレックスやイベルタルに強い対面駒として採用しました。黒バドレックス軸の裏によくいるサンダーやウーラオスに対面で強く、日食ネクロズマが呼ぶはがねタイプに打点があるところが評価点です。

黒バドレックスは僕の構築内でゴーストの一貫を切っていないことからよく初手に来るので、対面することを祈って初手に投げてました。対面したらシャドーボールを打うと、S24では黒バドレックス側がほぼ居座ってきたので、初手の対面さえ噛み合えばめっちゃイージーを取れました。黒バドレックスが耐久振りやタスキでもでんこうせっかで縛ることが出来ています。

イベルタルは初手サンダーを出してボルトチェンジニンフィアの動きで頑張ります。ただ、裏によくいるラッキーに2匹が不利を取る点や、そもそもイベルタルが物理やじゃくてんほけんの場合に破綻することを考えると、間違いなく不安定なルートでした。

また、S24で流行っていたイベルタルウツロイドナットレイの並びにはひっくり返っても勝てません。なので、サイコショックの採用も検討に入れるべきでした。

 

 

トリトドン@オボンのみ

配分:218(252)-103-89(4)-112-147(252)-53

特性:よびみず

技構成:ねっとう/じしん/あくび/じこさいせい

・珠カイオーガやサンダーを意識してHD特化

 

ここまでで地面タイプがおらず、カイオーガへの処理ルートをもうひとつ増やしたかったので、このポケモンを採用しました。サンダーと合わせてカイオーガ軸に対して強く出ることが出来ます。

また、ウーラオスがいないザシアン軸に対しては、初手にネクロズマを投げることが多く、サンダーやウオノラゴンと対面してしまった場合にトリトドンを裏に控えておく選出をすると、初手ダイマックスのケアやエラがみの一貫を切ることが出来るため、選出の幅が広がりました。

今回は舞ネクロと相性が良いあくび型で採用しました。じしんはカイオーガに対して特殊技より物理技の方が入るからという理由での採用です。

ただ、S24の終盤はカイオーガ自体の数がそこまで多くなかった点と、いたとしても対面的なカイオーガが増えていたため、このポケモンは動きにくい印象でした。なので、別の地面タイプを採用することを検討するべきだったかもしれません。

 

 

【結果】

TN Shower 最終34位

TN アポトーシス 最終56位

 

 

【最後に】

竜王戦ルールで初めて勝てる感覚を掴んだシーズンでした。それだけに、構築を100%まで完成させられなかったのが悔しいです。

まだ、あと2シーズンあるので、地道にこの構築の完成形を目指したいと思います。

最後に、僕の質問に対して丁寧に対応してくださり、記事のリンクの掲載を快く承諾してくださいましたレイラさん、本当にありがとうございました。

 

サムネ用

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