吸収BIG7【ポケモンSV S12最終1位】

【はじめに】

スポンジです。

今回は念願の最終1位を取ることが出来ましたので、そちらの使用構築を紹介していきます。

S13終了まではレンタルを公開していると思うので、良かったら使ってみてください!

 

 

 

【構築経緯】

S6で最終5位を取って以降、9世代での勝ち方が完全に分からなくなって、ずっと迷走する日々を送っていました。S12は同じルールでの2シーズン目ということで、まずはS11で結果を残された方々の構築を自分なりに研究しようと思い、レンタルをお借りして11月15日までに250戦ほど潜っていました。

とにかくちょっとでも興味を持ったレンタルは全て回しましたが、そこで「使用率が高いポケモンで固めたスタンダードな構築を使った際の勝率が高い・また使用感が良い。」ということに気付きました。これはもちろん、珍しいポケモンが入っているレンタルは構築バレがしやすいから勝率が下がっていたという理由もあったかと思います。

しかし、9世代で僕より調子が良さそうな知り合い何人かからも「スポンジさんが組む構築は全体的にパワーが弱い・汎用性が低い・逆張りすぎ」というアドバイスをよく受けていたので、それならもう自分の9世代への取り組み方が間違っていたことを一旦認めて「使用ポケモンに縛りを設けるレベルのスタン構築を1回握った方がいいのでは?」と思ったので、1シーズンはその直感に賭けてみることにしました。

 

よって、使用率上位から使用感が悪くなかったポケモンを次々に採用しました。カイリュー、ハバタクカミ、炎オーガポン、水ウーラオスまでの4体は最強レベルに感じていたので、一旦ミラーを気にせずに構築の軸としての採用を決定。暁ガチグマは相手にしていたら強いですが、自分で使うとどうにも使用感が良いと思える型と出会えなかったので不採用。サーフゴーとパオジアンは補完でなら採用出来るレベルだなと思ったので採用。

先に使用するポケモンを決めて、そこから各々の型・構築内の強いシナジーを入れていくという今までにやったことがなかった構築の組み方をして、改良を重ねることで構築が完成しました。

 

 

 

【構築コンセプト】

・最低限の行動保証と、パワーが高いポケモンを多く採用した対面構築

・「対応<通す」。自分のポケモンが最強だと信じる。

・最強ポケモン達に、しっかり各々の役割を持たせる。

 

 

【単体紹介】

※採用順に紹介します。

 

ハバタクカミ@みずテラスタル

135(36)-x-101(204)-157(12)-156(4)-205(252)

特性:こだいかっせい

持ち物:ブーストエナジー

技構成:シャドーボール/ムーンフォース/あまえる/いたみわけ

・C特化ガチグマの「ブラッドムーン+しんくうは」を確定耐え

・補正なしA252振り(性格ようきを想定)でAが1段階下がった状態のカイリューの「鋼テラスアイアンヘッド」を確定耐え

(意地A特化の龍舞カイリュー以外は「後出しからの起点回避+削り」までが成立する)

・相手の後発ブーストカミがきついので、ミラー意識で最速

 

本構築の最強ポケモン。対面構築における詰めのポケモンとして採用しました。

9世代最強ポケモンであるカイリューに強く、対スタン構築にもフェアリー技の一貫があることが多いので、個人的には9世代で1番強いポケモンだと思っています。ちなみに僕の構築も、後発からのブーストカミが普通にきついです。

「あまえる+いたみわけ」は、相手のテラスタイプを気にせずに「対面性能の確保・崩し・削り」の全てを行える可能性を秘めているバグコンビです。あまえるという技自体は起点作成をする動きも強力なので、展開的な思考を利用した動きを取り込めれば、もっと強くなれるポケモンだと思います。(アイテムの過剰メタとしてクリアチャームが流行ったら、最強時代は完全に終了しますが…) 僕は展開的な思考がかなり苦手なので、今回は上手く組み込めませんでした;;

これに加えて、最強の攻撃技であるムーンフォースを上から撃てる点も含めると、このポケモンは本当に強すぎると思います。シャドーボールはサーフゴーへの打点、またミラー意識で採用しています。

 

 

水ウーラオス@みずテラスタル

191(124)-187(156)-120-x-80-146(228)

特性:ふかしのこぶし

持ち物:こだわりスカーフ

技構成:すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/とんぼがえり

・最速カイリュー抜きの素早さライン

・Aを11n、HPを16n-1の数値にしていい感じの攻撃と耐久ラインを確保

(ここまで耐久に振れば、A特化ノーマルTカイリューしんそくを余裕で2耐え出来る)

 

こちらも基本、後発で出すことを想定。カミとの攻めの補完の良さも評価して採用しました。

自分が水ウーラオスを採用する理由として対パオジアンがかなり大きかったので、上から殴れるこだわりスカーフ型での採用です。後発から投げたいということもあり、スイーパーとしての役割と考えたらスカーフ型は噛み合っています。

 

また、S12の自分なりの環境考察として

・カバツキの増加が始まったことにより、パオジアンが増えつつある。

・シーズン中盤に、鉢巻ウーラオスや眼鏡イーユイ、ブーストカミの増加を確認。全体的に崩しに寄せた構築が増えている。→上から高火力で殴れる眼鏡カミを軸とした構築が最後に増えるのでは?

という予想を立てていたことから、環境に刺さるだろうという判断をしました。また僕視点で環境考察が本当に上手いと思っているクリフとさんが放送内で「スカーフ水ラオスが今期は強そう」って言っていたのも大きな自信になりました。結果的に、シーズン終盤もかなり刺さりが良く感じたので、環境考察は間違っていなかったと思います。

 

アクアジェットは、相手のパオジアンやウーラオスの先制技を気にせずに殴れる打点、またブーストカミを上から攻撃出来るという点で重宝しました。もちろん氷技が欲しいシーンもありましたが、この技が無ければ最終日は勝ち切れなかったと思うレベルで何度も助けられました。こうなると、ワンチャンとんぼがえりを切っても良さそうですが、中間択としてかなりの頻度で打ったのでうーむって感じです。

今回はあまりサイクルをする構築ではなかったので、耐久に振るのがベストだったかは諸説です。これでもS8で使っていた個体からはかなり耐久を削ったのですが、もっと火力の欲しい場面が多かった気がするので、もはやASレベルでも良かったかもしれません。

 

 

炎オーガポン@ほのおテラスタル

187(252)-155(4)-112(60)-x-120(28)-151(164)

特性:かたやぶり

持ち物:かまどのめん

技構成:ツタこんぼう/ウッドホーン/がんせきふうじ/でんこうせっか

・意地A特化の水ウーラオスのすいりゅうれんだを確定耐え

・控え目C特化の眼鏡ハバタクカミのパワージェムを確定耐え

・控え目C特化ガチグマの「ブラッドムーン+しんくうは」をかなりいい乱数で耐える(最大ダメージが192)

・素早さは準速ウーラオス+2のライン

・最低限の火力は欲しかったので、性格はいじっぱり。

 

ここまでの2体が後発から出す想定で組んでいるので、次は初手置きで強いポケモンとして炎オーガポンを採用しました。使用率TOP7+ディンルーに対して、極端な出し負けが少なく、行動保証もそれなりにあり、テラスタルによってパワーの最大値を出せるので、対面突破、最低限の削り・仕事を行える点が強いです。

ちなみにこのポケモンは「フェアリー技の一貫を切った対面駒」という役割で裏から投げても全然強いと思います。今回、その動きをあまり強く組み込めなかったことが心残りです。(一応、初手カイリューを投げる際に裏に置くことはたまにあったけど)

僕はS11最終58位の方のレンタルを使って、このポケモンの強さに目覚めました。

 

調整はとにかくいろいろ試して最終日前まで試行錯誤を重ねましたが、最終的には上記の調整になりました。

・この構築は最低限のサイクルを回すこともあって、最後にオーガポンが残る展開もあるので、準速ウーラオス抜きまで素早さに振っておきたい。

・お互いがテラスタルを切らない展開である時に、出落ちはしないような最低限の耐久は欲しい。 (テラスタルを切られてワンパンされた場合は「テラスタルを切らせた」と前向きに捉える。ぶっちゃけ嫌な展開ではあるけど。)

・構築全体で「パワーの確保」がテーマなので、火力もなるべく落としたくない。

以上の3点欲張りハッピーセットを叶える調整になれたと思います。ただ、悪く言うとめっちゃ中途半端な調整でもあります。

 

技構成は最強技「ツタこんぼう」、水ウーラオスを削るための「ウッドホーン」(パワーウィップは命中不安だから、構築の軸として採用するなら無し寄り)、1体倒した後の龍舞カイリューの起点回避・また削りを入れるための「がんせきふうじ」、先制技により更なる対面性能を確保できる「でんこうせっか」の4つです。どれも必須級に感じました。

 

 

カイリュー@はがねテラスタル

175(68)-154-115-167(252)-108-124(188)

特性:マルチスケイル

持ち物:ラムのみ

技構成:エアスラッシュ/れいとうビーム/じしん/しんそく

・準速キノガッサ+2の素早さライン

・ASウーラオスエアスラッシュ確定1発

 

最強の補完枠。炎オーガポン視点で選出画面にいたら困るイーユイ、霊獣ランドロス、キラフロル、ガブリアスカバルドンキノガッサ辺りの「使用率がTOP7に入らないけど厳しいポケモン達」に強い第2の初手要員として採用しました。

これらのポケモンは構築内で同時採用されているケースが多かったので、初手に出して一気に場を荒らすことで、Easy WINを量産することが出来ました。

 

持ち物のラムのみは、カバルドンキノガッサ、キラフロル入りによくいたあくびガチグマ、受け気味の構築などに対して刺さるので、補完枠の役割として完璧なアイテムでした。おまけに環境で飛び交っているでんじは1回なら無効に出来る点も非常に強力です。

技構成は、霊獣ランドロスガブリアス、なんならミラーに刺さるれいとうビーム、対面ウーラオスを1発で倒せるタイプ一致技エアスラッシュ、キラフロルやイーユイ、ヒードラン、サーフゴーへの打点としてじしん、最強先制技しんそくの4つとしました。

鋼テラスタルの理由は、守りのタイプとしてシンプルに強いからで、対ハバタクカミやカイリューなどに無理やりテラスタルを切って削りを入れて、裏で詰めれる展開も多くありました。こうなると、ハバタクカミに打てる「アイアンヘッド」も欲しいところですが、他に抜く技がなかったのと、最悪対面したらテラスタルを切って2or3発で無理やり倒せばいいやの精神で解決したので、不採用としました。

 

 

パオジアン@こおりテラスタル

155-189(252)-101(4)-x-85-187(252)

特性:わざわいのつるぎ

持ち物:きあいのタスキ

技構成:つららおとし/うっぷんばらし/サイコファング/こおりのつぶて

・とにかく火力が欲しいので意地A特化

・耐久に振るメリットをそこまで感じなかったので、ミラー意識でAS

 

後発で出す詰めの補完枠。水ウーラオスの代わりに投げるイメージです。

主な役割対象の構築は、水ウーラオスを選出するのが厳しめだと感じたトドロクツキ、イダイトウ、ゴリランダー入りの構築などです。汎用性のあるタスキ枠として、しっかり補完枠の役割を遂行してくれたと思います。

技構成は、地面への打点として怯みもある最強の非接触技「つららおとし」、イダイトウやサーフゴーへの打点であり甘えるハバタクカミをケアできる悪技「うっぷんばらし」、水ウーラオスへの打点でありここまでで若干重い壁構築への対抗策「サイコファング」、削りはしたけど舞われたトドロクツキを上から縛れる「こおりのつぶて」の4つです。この構築は全体的に展開or受け構築がきついので、ぜったいれいどの採用も一瞬視野に入りましたが、そうなると抜くのはサイコファングだったので、水ウーラオスに零度を押す化け物にはなりたくないなと思って不採用としました。

でんじは対策として最初はテラスタイプをでんきで使っていましたが、活きる場面がそこまでなく襷ポケモンは無効タイプを作るか火力を上げた方が強いという結論になったので今回は「こおり」としました。実際、トドロクツキに対して有効に働く場面が数多くあったので、この選択は正解だったと思います。トドロクツキを過剰に意識しないのであれば、個人的には「エスパー」も崩しと耐性強化としてかなり面白いテラスタイプだと思います。

 

 

サーフゴー@フェアリーテラスタル

191(228)-x-116(4)-202(244)-112(4)-108(28)

特性:おうごんのからだ

持ち物:おんみつマント

技構成:シャドーボール/きあいだま/わるだくみ/じこさいせい

・H4振りイーユイがきあいだまで確定1発

・無振りロトム+2の素早さライン。HBサーフゴーを抜けたら嬉しいな程度のミラー意識。

・余りは耐久。一応、HPは16n-1の数値。耐久もなるべく欲しい。

 

ここまでの5匹では「キョジオーン、ヘイラッシャ、チオンジェン、ドヒドイデ辺りが入った受けサイクル構築」「ママンボウ+鉢巻パオジアンの新たな攻めサイクル」「ノーマルテラスガチグマ+トリルクレセリア」「サケブシッポのステロ電磁波展開」の4種類の構築が苦しいなと思ったので、そこへの対抗策として採用しました。

受けサイクルは受けポケモンを起点にサーフゴーで崩していくイメージです。ママンパオ構築はサーフゴーでフェアリーテラスを切って悪テラスパオジアンに向かってきあいだまを打ちます。ぶっちゃけかなり不利構築です。ガチクレセ構築は「初手水ウーラオス+サーフゴー+パオジアン」の選出で行きます。最終的にはガチグマとテラスじゃんけんをすることが多いです。サケブシッポを見たら、初手サーフゴーを投げて一気に崩しに行きます。

といった感じで数はそこまで多くないけれど、対策しないとボコボコに負ける構築の相手をしてもらっていました。ただ、キョジオーンのトレンドが水テラス地割れの型に変化していたり、ガチグマがサーフゴーに向かってブラッドムーンを押すことが当たり前だったり、そもそもきあいだまが運ゲすぎたりと、間違いなくこの構築で1番の諸説枠でした。ただ、今回は「パワーの確保」がテーマだったので、中途半端な崩し枠を採用するよりは「最強特性のおうごんのからだを持った汎用性のある崩し枠」を使うのが大事だと思ったので、最後まで採用し続けました。

 

技構成は、一貫が出来やすい汎用ゴースト打点の「シャドーボール」、受けサイクルのサーフゴー対策としてよく採用されているイーユイへの打点、またゴーストと相性が良い打点として「きあいだま」、崩しの「わるだくみ」、TODも狙える最強HP管理技「じこさいせい」の4つとしました。格闘テラバーストは、テラスタルを強制される場面が多く、切った後のハバタクカミが厳しいことから、個人的には無しだなと思い「補完枠としてのきあいだま運ゲ」に逃げました。

テラスタイプは「フェアリー」です。悪テラスパオジアン、受け構築によく入っている悪ウーラオスを意識、また弱点が少ない優秀なタイプとしての採用です。

 

 

 

【構築の強み・要点】

①最強の対面詰めデュエット「カミラオス

この構築の最強コンビは間違いなく「ブーストカミ+スカーフ水ラオス」です。この2匹はとんでもないパワーを秘めていて素早さも高いので、まさに「破壊の神」と言えるような2匹でした。また、

・カミで鋼テラス等を切らせる→スカーフ水ラオスの一貫が出来る

・スカーフ水ラオスで目の前を削る→ブーストカミでスイープ出来る圏内に入る

・水ラオスからカミバック等をして、いたみわけ等で削る→スカーフ水ラオスのスイープが出来る圏内に入る

といった感じの上からの強いシナジーが面白いように決まりました。

 

②最強ポケモン達にもしっかり各々の役割を与える

当たり前ですが、強いポケモンをたくさん入れているだけでは、勝負には勝てません。強いポケモンの能力を最大限活かせるような型を決めて、各々の役割をしっかり遂行してもらうように構築を組みました。選出する際の初手・後発の考えを例にすると

ハバタクカミ→構築の軸。完全に後発。最強のスイーパー。

水ウーラオス→構築の軸。基本は後発で、カミと並ぶスイーパー。一応、初手置きの偵察も可能。

炎オーガポン→初手置きの要。基本は初手が1番強いが、一応、後発も可能。

カイリュー→炎オーガポンの代わりである初手置き。完全に初手置き以外しない。1部の構築へのEasy最強枠。

パオジアン→構築の補完。完全に後発。水ウーラオスの代わりに投げて、1部の構築への役割を確実に遂行してもらう。

サーフゴー→構築の補完。基本は後発。イレギュラー・苦手な構築への崩し。

といった感じで、構築を組んだ段階でしっかり各々の強さを活かせるような役割を持たせました。これによって、選出時の迷いを少しでも減らすことが出来たと思います。

 

③パワーを通す

9世代の攻め寄りの構築は対応から考えてしまうと、どうしても相手のマジレスパワーに屈しがちなので、こちらの構築もしっかり対抗できるパワーを確保している必要があると感じました。そのため、今回の構築は使用率が高いパワーポケモンで固めています。ただ今回はやりすぎな感じもしたので、もし次回以降があったらもう少し自分流にして、もっと完成度が高いと思える構築を組み直してみたいです。

S12の選出時や試合中は「相手の全てに対応する」っていう考えよりも「こちらの最強パワーをなるべく安全に通す」といった考えにシフトしていました。もちろん、対応を完全に捨ててたらただの博打なのである程度のケアはしますが、「ケアは通すことを成立させるためにするもの」と考え、通すことを第一優先にした結果、良い成果が得られたのではないかなと思います。

ただ、これに関しては今回僕がたまたま上手くいっただけかもしれないので、これが9世代の自分の答えだとは思わず、慢心をせずに思考を続けていくことが重要だと考えます。

 

 

 

【結果と感想】

TN バイオレット 最終1位

 

初めての最終1位、本当に嬉しいです。

まさか自分が最終1位を取れる人間だとは思っていなかったので、今でもまだ夢を見てるのではないかなと考えてしまいます。

 

自分なりに考えるS12の勝因は

・自分の過ち・敗北を一旦認めて、勝者から良い部分を吸収することで、新しい視点からポケモンを考えられたこと

・勝てる試合をしっかり全部拾いに行ったこと

・最終1位への夢をシーズン終了まで諦めなかったこと。全てが良い方向に働いた。

の3つが挙げられると思います。

最後の2連戦は本当に緊張して、プレミもいくつかしてしまいましたが、勇気を出して潜ることが出来て本当に良かったです。

 

今後の具体的な目標はまだ何にも決まっていないですが、また新たな夢が出来たらそれに向かって歩みを進めていきたいと思います。

けど、自分はまだまだポケモンが下手だという自覚はしっかりあるんで、自己満足でいいからもっと上手くなりたいですね。

 

あと、Youtubeで最終日のリアルタイム実況動画を5本上げたんで、まだ見てない方は良ければご覧ください!

最終日のリアルが伝わる面白いものになっていると思います。

Youtubeのリンク→スポンジ - YouTube

 

それではこの辺で構築記事を締めようと思います。

ここまで記事を見てくださった方、またポケモン関連で自分と関わってくれた全ての方々、本当にありがとうございました。

スポンジとして、皆さんから良い要素をたくさん吸収できました。

 

Fakeディンラッシャ【ポケモンSV S10最終70位】

【はじめに】

スポンジです。

簡単にではありますが、S10に使用していた構築を紹介します。

新しいルールになるので、レンタルはすぐ消えると思います。

【構築経緯】

シーズン中盤に「でんじは」を絡めた構築が明らかに数を増やしていると感じました。その中でも筆頭だったのは「初手に投げてくるHBブーストカミ」で、そこに勝つところから構築を組まないと話にならないなと思い、思考を始めました。また、「でんじは」の増加に伴い、対策として地面タイプ(特に気になったのはガブリアス霊獣ランドロス)とキョジオーンが増えているなとも感じました。

それらを踏まえ、初手置きをするポケモンを考えたところ、「ヘビーボンバーを採用したA特化ディンルー」がかなり良さげだなと感じたので、初手置きの軸として採用しました。体感ですが、S10はディンルーを採用している人が最終日前までは少なかったので、不毛なミラーを減らせそうだなと思ったのも決め手になりました。

この型のディンルーは「数的有利を取る(自身がテラスタルするパターンも含む)」か「ステルスロックを撒く」のどちらかの仕事をかなりの対面でこなすことが出来ます。よって次は「ディンルーで場を荒らした後の詰めを行えるポケモン」が欲しいなと感じました。ここは、ディンルーとの相性補完や使い慣れているのもあって「HB残飯ヘイラッシャ」が適任だと感じたので、裏から出す詰めの軸として採用しました。

別の構築でヘイラッシャを使っていた時に「メガネハバタクカミ」を合わせた選出の使用感が良かったので、こちらも同時に採用しました。高速高火力エースとして、ステロと合わせたスイープ性能を期待しました。

ハバタクカミはタイプ受けのサイクルに弱くなりがちなので、ディンルーラッシャと合わせて選出ができる崩し枠が欲しいなと感じました。最初は「剣舞を持ったタスキ悪ウーラオス」を採用してましたが、シーズン終盤でフェアリーテラスタルのキョジオーンの増加を確認したので、「アイアンヘッド」で打点を持てる「おんみつマント持ちのドドゲザン」に変更しました。ヘイラッシャが苦手なサーフゴーやテツノツツミに雰囲気強く出れるのも良いポイントだと感じた点も決め手となりました。

ここまでの4枠が構築の軸となります。あとの2体は「個体解説」の部分で解説します。

 

 

【個体解説】

ディンルー@どくテラスタル

特性:わざわいのうつわ

配分:H196 A252 S60

性格:いじっぱり

持ち物:オボンのみ

技構成:じしん/カタストロフィ/ヘビーボンバー/ステルスロック

 

構築の組み始めです。ミラーが少なく環境に刺さっていると思い採用しました。

A特化にすることで、多くのアタッカーを確定2発で持っていける点が優秀でした。相手にA特化であることをばらさないために「カタス→じしん」で倒すようなムーブもよくしました。

どくテラスタルは、オーガポンの「ウッドホーン」やハバタクカミの「ムーンフォース」を半減に出来て弱点も少ないので、守りのタイプとして無難に強かったです。

マジレス性能は高くかなり強いポケモンでしたが、やはり硬いウーラオスやオーガポン等の対処は面倒で、レギュDで数を減らしている理由も納得しました。

 

 

ヘイラッシャ@フェアリーテラスタル

特性:てんねん

配分:H252 B236 S20

性格:わんぱく

持ち物:たべのこし

技構成:ウェーブタックル/ゆきなだれ/あくび/まもる

・キョジオーンに上から攻撃したい場面が多かったので、少しS振り

 

個人的に9世代で最も信頼できる最強の詰めポケモンです。

「ゆきなだれ」はディンルーで対処が難しいカイリューへの打点として重宝しました。最後の最後まで打点がないフリをして、マルスケを潰した後に決定打として叩き込むムーブをよくしていました。ガブリアスも増えていたので、かなり環境に刺さっていたと思います。

しかし、このポケモンもレギュDではウーラオス絡みへの対応が厳しく、レギュCほどの強さはないなと感じました。しかも、DLCで天敵オーガポンと大量の「はたきおとす」が解禁、S10に関してはキョジオーンの増加で「みがわり」持ちがかなり増えたため、とんでもなく逆風でした。性能めっちゃ好きなポケモンなのに悲しい。

それでも、この構築で1番勝利に貢献してくれたポケモンでした。意味が分からん。

 

 

ハバタクカミ@フェアリーテラスタル

特性:こだいかっせい

配分:H4 B124 C124 D4 S252

性格:おくびょう

持ち物:こだわりメガネ

技構成:シャドーボール/ムーンフォース/パワージェム/ほろびのうた

・A特化パオジアンの「ふいうち」を確定耐え

・ミラーや準速龍舞カイリューを意識して最速

 

「でんじは」と「あまえる」を覚えることを除けば、最高のポケモンです。

配分に関しては、Hにがっつり振った配分と使い分けていたので、一考の余地ありです。

ディンルーラッシャのハバタクカミはブーストエナジー型が採用されがちですが、瞬間火力が出るこだわりメガネ型も全然ありなのではないかなと個人的には思いました。「あくび→めいそう」みたいなシナジーが若干薄いところは難しいですが。

「パワージェム」は炎オーガポンへの打点、「ほろびのうた」は数的有利を取った後の詰め筋として重宝しました。「ハイパーボイス」は認知度が広まってしまい、今ではツツミにゴーストテラスを切られてしまうので、不採用です。

 

 

ドドゲザン@どくテラスタル

特性:まけんき

配分:H252 A196 D60

性格:いじっぱり

持ち物:おんみつマント

技構成:ドゲザン/アイアンヘッド/ふいうち/ハサミギロチン

 

今期の敗因。最終日の環境に飲まれた悲しきポケモンです。

隠密持ちなのに、特性が「まけんき」である理由は、霊獣ランドロスが多すぎたからです。どくテラスタルは、かくとうとフェアリー半減が優秀です。

元々の想定では、キョジオーンに対して後投げをしてテンポを取っていけるポケモンのはずでした。「ハサミギロチン」は不安定要素ですが、ヘイラッシャと合わせることで余裕で何回も打てますし、キョジオーンと一緒にいるカイリューはエアスラでんじは型ばかりだし、そもそも素の火力が高いのでステロと合わせて殴っているだけでわりと崩し枠になれる合法寄りのポケモンでした。

しかし、最終日に謎の「ボディプレス」キョジオーン軍団に大量に破壊されて、僕のレートが100近く消えていきました。あれ、最終日にみんなが使い始めたポケモンだったのか、それとも僕が上位の環境を把握できていなかったのかは今でも不明です。

 

 

霊獣ボルトロス@みずテラスタル

特性:ちくでん

配分:CS252 あまりH

性格:おくびょう

持ち物:こだわりスカーフ

技構成:ボルトチェンジ/テラバースト/10まんボルト/とんぼがえり

・最速スカーフ霊獣ランドロス、ウーラオス、イーユイを意識してこちらも最速

 

自分の対戦録画を見返していた時に、相手の霊獣ランドロスとウーラオスにテンポを取られていることが多かったので、ディンルーに代わる初手要員として採用しました。これらのポケモンを見たら絶対に投げるのではなく、あくまでEasy WINを取れそうな時に投げるイメージです。

「水テラバースト」がかなり強く、想定通り一部の構築にはEasy WINを量産出来ました。

「高速対面操作+ヘイラッシャ(チョッキ枠)」は、視聴者から案として教えてもらって、かなりピンときたアイデアだったので使用感も良く、もっといい結果を残したかったです。

 

 

ヌメルゴン@ひこうテラスタル

特性:シェルアーマーorそうしょく

配分:H252 A4 B4 C236 D12

性格:ひかえめ

技構成:ヘビーボンバー/りゅうせいぐん/れいとうビーム/かえんほうしゃ

・最終日の朝4時にボックスにいた個体をそのまま連れてきたので、調整意図は不明

 

霊獣ボルトロスを投げる際に、特殊受けの引き先が欲しかったので、採用しました。

朝4時まではヒードランでしたが、霊獣ボルトロスがテラスタルを切ってしまうと、ヒードランカイリューへの打点として「テラバースト」を打てない点が気になったので、変更しました。そもそもなんで最終日の朝4時にこんな基礎的なことに気づいてんねんって話ですが。

ヘイラッシャとの相性も良いはずなので、この枠をもっと煮詰めれたらまだ救えたかもしれません。とりあえず練度不足。

 

 

【この構築で厳しめなポケモン・並び】

・「ボディプレス」持ちのキョジオーン

・「ぜったいれいど」持ちのパオジアン

・両刀or「ほのおのうず」持ちカイリュー

・後攻対面操作+メガネハバタクカミ

・ディンルーラッシャミラー

・全てのウーラオス

・「はたきおとす」持ち全般

・受け構築全般

 

 

【結果とあとがたり】

TN スポンジ 最終70位

 

めっちゃ悔しいです。

構築はそこそこ自信がありましたが、最終日前に上位帯で対戦している数が明らかに少なく、S10環境に全く合っていない構築を握ってしまいました。構築の練度もかなり低く、もはや最終日は別ルールの環境を見ながら対戦している気分でした。

今後ガチで潜るシーズンは、構築バレをそこまで気にせずに済む匿名ロムでやることを徹底して、しっかり上位帯で環境把握と練度向上が出来るように努めていきたいと思います。

 

スペシャルサンクス 

「Fake」という素晴らしい言葉を生み出してくれたりーさん

我流ボルトラオス【ポケモンSV S8最終24位】

【はじめに】

こんばんは。スポンジです。

今回はS8に使用していた構築の紹介となります。

 

今回の構築はお世辞にも強いとは言えませんが、自分の好きな要素をたくさん詰め込んだかなりお気に入りの構築です。

使用難易度は高いですが使っていて楽しい構築なので、攻め寄りのサイクルが好きな人はぜひレンタルを使って遊んでみてください!

 

レンタルは8月中までは公開しておきます。

 

 

【構築経緯】

9世代環境において、上から運で全てを解決してくるパオジアンというポケモンが個人的にあまりにも嫌いなので、レギュDの新解禁のポケモンで、そこに軸として雰囲気強く出れそうなポケモンを探していた。

 

レギュDの考察を重ねるうちに、水ウーラオスがこの環境において相当希望のポケモンになれると感じたので、新ルール1シーズン目は水ウーラオスを軸に添えた構築を作ることにした。1番使いたかった型がパオジアンを基本上から殴れるスカーフ型だったので、今回はスカーフ型で採用。ちなみに本構築とは別でもうひとつ構築を作っていたが、そちらも構築の組み始めは水ウーラオスである。そちらはスカーフではなく別の型ですが。

次に水ウーラオスの相方を考える。スカーフ水ウーラオスは先発で出すよりも後発から出した方が強いなと個人的には感じていたので、先発に投げやすい相性の良いポケモンを探した。スカーフ水ウーラオスを固定しながらいろいろ取り巻きを模索していたところ、最初に試していた霊獣ボルトロスの使用感が段違いで良かったので、相方は霊獣ボルトロスにすることにした。このポケモンの強かった部分は「個体紹介」の欄で簡単に解説する。

この2体では相手のカイリューが厳しめなので、ゴーストフェアリータイプが欲しいなと感じた。ボルトラオスとサイクルをしつつ最後に詰めまで行える性能を求めていたのでそれに該当するポケモンを考えたところ、Sブーストハバタクカミが適任だと感じたので採用。

この3体をよくいるスタンパに対する基本選出と想定して残り3体の補完を考えた。

 

霊獣ボルトロスは「くさむすび」を等倍で受けてくるランドロスガブリアスが地面タイプ枠である構築、モロバレルなどの状態異常を絡めてくるポケモンがいると選出が難しくなる。霊獣ボルトロスと同じように初手投げが出来てそこら辺に強いポケモンを考えたところ、特殊技持ちのラムのみカイリューが最適であろうと考えたので採用。

この4体では、たまにいる受け気味の構築と、お膳立てをして1匹のエースを展開してくるような展開構築が厳しかったので、そこを超火力で破壊できるガチグマを採用。霊獣ボルトロスが出せない時に困るディンルーに強かったり、このポケモン自身も状態異常耐性があるので、補完枠として適任だと感じた。

ここまでの5体で、最低限自分が構築に欲しいなと思う部分はだいたい満たせていた。ちなみにこの5体の取り巻きを完成させたのは、7月4日のことである。我ながら、ここまで早い段階で5体を固定出来たのはなかなか凄いなと感じます。

 

さて、ラスト1匹。ここの枠は7月25日付近まで正解に気づかなかった。構築に欲しい要素は5体でだいたい足りているので、最後の1匹は構築にいることで勝率を少しでも上げることが可能なポケモンを探した。こちらが初手霊獣ボルトロスを投げる展開は、初手にハバタクカミやパオジアンを出せれる展開を嫌い、逆にウーラオスやディンルーを初手に投げられる展開を好むので、相手視点でこちらが初手投げをするように見える選出誘導力が高いポケモンを探した。20日まではずっとバサギリを使っていたが、本当に選出誘導しか仕事をせず、ちょっと別のポケモンを使いたいなと考えていた。そこでひらめいたのがデカヌチャンである。デカヌチャンは初手にステロ電磁波をするイメージが強く、パオカミにも雰囲気強いポケモンなので、選出誘導としては合格。更に裏から投げて強い型を思いついたことで、選出誘導以外の仕事もこなせるなと感じたので、最後のピースとして完璧にハマった。

以上の6匹で、構築の完成とした。

 

 

【構築コンセプト】

数的有利を正義とした攻め寄りのサイクル+対面構築

・どの3匹を選出しても最低限のパワーを確保できる

・パオジアンが強い環境は不快に感じる対戦があまりにも多いので、こちらからの上振れ要素をなるべく相手に押し付けず、ストレスが少なくなるような対戦を展開する。

・自分がプレイしていて楽しいと思えるようなポケモン対戦をする。

 

 

 

【個体紹介】

水ウーラオス@みずテラスタル

207(252)-176(76)-120-x-80-140(180)

持ち物:こだわりスカーフ

技構成:すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/とんぼがえり

・A特化パオジアンの「抜群テラバースト」が乱数43.7%

・補正なしC252振りテツノツツミの「フリーズドライ」を確定耐え

・すばやさは準速+1セグレイブ抜きのライン。(ちょっと過剰かも) あまりは攻撃。(一応、11nの数値になる)

 

最高のポケモン

パオジアンに雰囲気強いポケモンとして構築の組み始めに採用しました。

 

基本は後発から投げ、ふんわりとした引き先にもなりながら、上から殴ってスイープをしてもらったり、圧力をかけながら「とんぼがえり」をすることでサイクルを回してもらいます。

そのための耐久振り調整です。引き先となることが多い分、細かい調整が活きることはあんまりないと感じたので、難しいことは考えずにHにぶっぱしました。ただ、耐久があることで拾えた試合はかなり多かったです。

 

アクアジェット」の採用理由は、最後のスイープをする際に大きく削れたブーストハバタクカミやパオジアンを上から倒せるからです。この技があることで、楽に詰め切れる試合もしっかりありました。

最初は耐性が優秀な「毒テラスタル」で採用してましたが、タイプ一致のリーチを伸ばした方が強い場面が明らかに多かったので「水テラスタル」としました。

 

剣盾では、せいでんきサンダーが環境TOPだったこともあり、自分で使うと技選択が狂いそうだなと思いほとんど使ってこなかったポケモンでしたが、パルデアではあまりストレスがなくこのポケモンを使うことが出来ました。

オール命中100と確定急所が、上振れ要素と下振れ要素を極限まで排除していて、自分の構築とプレイングで勝ち負けが決まるので、性能が段違いで好きなポケモンとなりました。

 

 

霊獣ボルトロス@はがねテラスタル

174(156)-x-91(4)-198(116)-101(4)-150(228)

持ち物:オボンのみ

特性:ちくでん

技構成:10まんボルト/くさむすび/ラスターカノン/ボルトチェンジ

・A特化水T水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」をいい乱数で耐える。(ダメージが113.7~134.4%。オボンの回復込みでこちらの方に分がいい確率で耐えます。)

・C特化眼鏡サーフゴーの「シャドーボール」を確定耐え

・すばやさは準速ウーラオス、最速サーフゴー抜き。あまり特攻。

 

水ウーラオスの相方です。タイプ補完がシンプルに良いだけでなく、水ウーラオスを止めるために切らされがちな水テラスタルに打点を持てるのが高評価点です。

基本は初手投げをして試合のテンポを取ってもらいます。

 

このポケモンはテラスタルをしなくてもディンルーや水ウーラオスに強く、鋼テラスタルをすることでハバタクカミやパオジアンなど本来苦手な相手にも耐性を変えながら大きなダメージを与えることが出来るので、環境TOPのポケモン達にかなり強いなと感じました。

すばやさがある程度速く、上からテンポを取っていきやすいのも大きな魅力です。

 

最初は最速CSで使っていましたが、初手水ウーラオスと対面した時にスカーフ水テラスをされて出落ちしたくなかったので、ちょっとだけ耐久に振りました。最速ウーラオスが環境的に少ないとも感じていたので、Sラインは落としても良いという判断です。

実際問題、水ウーラオスに水テラスタルを切られる場面はほとんどなかったので、確定耐えまでは降らずにこちらに分がいいラインで甘えています。ただ、全体的に耐久数値がカツカツなので、耐久に振って良かったなと思う場面はかなりありました。

 

持ち物は「オボンのみ」です。水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」や、ディンルーの「カタストロフィ」を受けた際に機能します。

先制技で縛られにくくなるなど普通に対面性能を上げる効果もあり、個人的には霊獣ボルトロスを使うなら1番強いアイテムだと思います。こだわり前提の動きをされることもかなり多かったので、この型は間違いなく刺さっていました。

 

 

ハバタクカミ@みずテラスタル

131(4)-x-101(204)-161(44)-156(4)-205(252)

持ち物:ブーストエナジー

特性:こだいかっせい

技構成:シャドーボール/ムーンフォース/あまえる/いたみわけ

・ミラーを意識して最速

・CSイーユイが「ムーンフォース」で乱数2発(90.2%)で落ちる。(サーフゴーの流行により終盤はイーユイが増えると予想していたので、意識しています。)

・あまりはB振り

 

性能と見た目を総合したら、9世代で1番好きなポケモン

カイリューに強いフェアリー枠として採用しました。

 

カイリューに後出しから強く出れる型は「エナジーあまえる型」か「速いこだわりメガネ持ち」のどちらかだと個人的には思っているので、今回は詰めを行える前者の型で採用しました。

 

この枠は「隠密マント持ち3Wミミッキュ」と入れ替えながら使っていましたが、構築全体が物理に寄っていることもあって、最終的には特殊のハバタクカミとなりました。

 

カイリュー、ハバタクカミ、パオジアン、水ウーラオスのTOP4にしっかり抗えそうな顔をしてるのがあまりにも強すぎる。

 

 

カイリュー@はがねテラスタル

175(68)-154-103-167(252)-120-124(188)

持ち物:ラムのみ

特性:マルチスケイル

技構成:エアスラッシュ/れいとうビーム/じしん/しんそく

・ASウーラオスを「エアスラッシュ」で確定1発

・準速キノガッサ+2のSライン、あまりH

 

贅沢な補完枠。また、この構築唯一の上振れを狙えるポケモンです。

霊獣ボルトロスと似た動きが出来つつ、基本選出では厳しい相手に強く出れる型で採用しました。

 

霊獣ランドロスガブリアス、なんならミラーに刺さる「れいとうビーム」、対面ウーラオスを1発で倒せるタイプ一致技「エアスラッシュ」、特殊技を見て出てくるヒードランやイーユイをカモるための「じしん」、最強先制技「しんそく」の4つとしました。

鋼テラスタルの理由は、守りのタイプとしてシンプルに強いからで、対ハバタクカミなどに無理やりテラスタルを切って削りを入れて、裏で詰めれるシーンが多かったからです。

 

レギュDにおける対面寄りのカイリューがテラスタルを切らずにウーラオスに対面有利を取るためには、「れいとうパンチ」まで考慮したら特殊技が必須だと思って採用しましたが、実際に使用感としてはシーズン中盤までは良かったです。

ただ、シーズン終盤に、速い霊獣ランドロスやハチマキガブリアス、ひこうテラスタルカイリューが流行ったことにより、この型が刺さらなくなっていたので、環境的には逆風でした。追い風要素は後出ししてきた電磁波カイリューをカモれたくらい?

 

 

ガチグマ@どくテラスタル

223(140)-202(188)-126(4)-x-101(4)-92(172)

持ち物:かえんだま

特性:こんじょう

技構成:からげんき/じしん/ドレインパンチ/かみくだく

・Hはやけどダメージが最小となるように16n-1

・S無振りチオンジェン、ジュナイパー+2のSライン。あまりA

 

崩し+破壊枠として採用しました。

主に受け気味の構築や展開構築に選出します。

 

基本は単体性能を評価して採用していますが、ガチグマを活かす上での強い動きも、この構築であれば一応組み合わせられます。

ガチグマを使う上で難しい点が「どうやってかえんだまを素早く発動させるか?」です。対面的な動きだと、出した1ターン目にかえんだまが発動してなくて、相手のポケモンを倒しきれない盤面が多発してしまいます。

その問題を少しでも解決出来る方法が、①対面操作を使って着地させること ②火力がない受け気味のクッションを呼ぶことで安全に着地させることの2つだと僕は考えました。

①に関しては水ウーラオスや霊獣ボルトロスを軸に添えることで、②に関してはそもそも選出する構築を絞ることで、条件を満たすことが出来ました。特に水ウーラオスとは相性が良く、パオジアンの電気テラスタルをケアするための「とんぼがえり→ガチグマ引き」が決まるシーンは多くあったので、その2匹の並びは使用感が良かったです。

 

型としてはいたってシンプルな型ですが、「かみくだく」採用が少し珍しいと思います。これは、受けループにガチグマ受けとして入っていたジュナイパーやフワライドを削る打点として、また特性ふゆう+ゴーストテラスタルや風船サーフゴーでガチグマを見てくる相手に刺さるので採用しました。実際に対受けループにはほとんど負けませんでした。

ドレインパンチ」の採用理由は、殴りながらHP回復をすることで単純に場持ちを良くするためです。

 

毒テラスタルの理由は、ハバタクカミに強い守りのタイプだからで、弱点が少なくてシンプルに強いです。水テラスタルとどちらにするかは悩みどころですが。

 

ただ、このポケモンもシーズン終盤に行くにつれて、選出時の勝率が悪くなっていくのを感じたので、もしかしたら違うポケモンを模索するべきだったのかもしれません。

それでも、唯一無二の性能であることは間違いないので、気合でよく頑張ってくれました。

 

 

デカヌチャン@みずテラスタル

169(68)-139(252)-98(4)-x-126(4)-137(180)

持ち物:とつげきチョッキ

特性:かたやぶり

技構成:デカハンマー/じゃれつく/アイスハンマー/じならし

・A種族値75という驚きの低さ(ドオーやエモンガ、レヒレなどと同じ数値です)なので、当然A特化。

・すばやさは準速サーフゴー抜きのライン

 

最後に入ってきたアイドル枠。

といっても、想定以上に活躍しました。

 

構築経緯で解説した選出誘導が1番の役割ですが、チョッキ型は構築のきつい部分をかなり埋めてくれました。具体的には

・ハバタクカミで詰める上で面倒なミミッキュに強く、ハバタクカミの代わりにフェアリー枠として選出することも出来る。(終盤にミミッキュが増えていたので、選出機会が増えた)

・相手視点からは見えないハバタクカミへの引き先となる。引いた後は、裏へ大きな負荷をかけることが出来る。(特に相手のカイリューに対しては、特性「かたやぶり」で受けが成立しなくなり、そこから更に上から殴れるのが面白い。)

といった感じで、舐めている相手にはちゃんと勝てるパワーがありました。

 

アイスハンマー」はHB以外のカイリューをだいたいワンパン出来るのが魅力ですが、ミミッキュと一緒によく組まれていたイダイトウに打点がない点は気になったので、「はたきおとす」を採用しても良いかもしれません。

「じならし」はヒードランやイーユイ、ブースト勢に刺さるので、個人的には必須枠です。「じゃれつく」はウーラオスへの打点として重宝しました。

 

 

【選出】

「初手要員(霊獣ボルトロスorカイリュー)+裏2匹」が基本的な考え方です。

スタンパには「霊獣ボルトロス+水ウーラオス+ハバタクカミ」が基本。

パオジアンがいたら、ほぼ水ウーラオスを選出します。

カイリューがいたら、なるべくハバタクカミを選出したい。(全部は無理ですが)

ガチグマは、受けを崩せないなと思ったり、積んでくるポケモン(特にウルガモス)を潰したいなと思ったときに選出します。

デカヌチャンはミミッキュ入りや、相手の特殊に対して引いてから裏ごと貫いてEasy WINを取れそうな時に選出を検討します。

 

 

【きついポケモン

構築のパワーを最低限しか確保してないので、きつくないポケモンが存在しません。

全て気合で頑張りましょう。

 

特に不利だなと思っていたのは、ドオー、ハッサム、イダイトウ、ウルガモス、チオンジェンのどれかが入っている構築です。

 

 

 

【結果】

TN スカーレット レート2131.415 最終24位

 

 

 

【あとがたり】

とりあえず、最低限の結果は残せてよかったです。ただ、嬉しさ5割、悔しさ5割という感触です。自分の最大目標は最終1位ということになっているので。

 

前回の記事で「次は最終1位を目指します。」と言った後の2か月間は本当にポケモンが楽しくなかったです。

最終1位を目指すための構築を考える過程で「こんな弱い構築で勝てるわけがない。没!」をひたすら繰り返したわけですから。弱いって思う原因の5割が上から怯ませてくるパオジアン、2割が数値バカのディンルーに勝てないからなんですけど。

 

今回の構築はパオジアンへのメタを無視したSOS構築です。なので、スカーフ水ラオスを軸にはしていますが、普通にパオジアン自体は重いです。

強い構築を作るのではなく、プレイしていて楽しい構築を作りました。実際、最終日の対戦は、やりたい動きが何回も決まってそこそこ楽しかったです。勝ちきれませんでしたが。

 

レギュDになり、レギュCよりもパオジアンが弱いという感覚はあるので、レギュCよりは楽しめそうな環境ではありますが、パオジアンが構築を組む上で1番邪魔な強いポケモンであることであることには変わりないので、あと2か月間最後までやるかはわからないですね。

おもんないと思ったら、おとなしく別のことに逃げようと思います。

 

 

原極ツツミガブカミラッシャ【ポケモンSV S6最終5位】

【はじめに】

こんばんは。スポンジです。

今回はポケモンSVシーズン6の構築記事となります。S6で最後に使用していた構築を紹介します。

 

今期は約2年振りの最終1桁順位を取ることが出来ました。

ただ、S6の構築の完成度としては、そこまでは満足しておらず、本構築も最終日は最後の1時間半のみ使用した(最終日以外はかなり使っていましたが)ものなので、参考程度に見てもらえたら嬉しいです。

むしろ構築以外の9世代についての考え方の部分が1番参考になるかも。9世代も半年やってきて、自分なりにちょっとずつ分かってきたので。構築部分はなるべく簡潔にまとめて、最後の方にそこら辺をいつもより詳しく記述するようにします。

 

レンタルは今月中まで残しておくので、良かったらどうぞ。

 

【構築経緯】

記事には残してませんが、S5で使っていたセグカミラッシャ構築が、自分の中でかなり完成度が高いと思っていたので、その構築を型バレの被害を最低限に抑えつつ、S6の環境になるべく適応出来るように、考えていきました。

S5で使っていた構築はこちら↓ (一応、最終66位です。こちらのレンタルはもうありませんが)

S6の大きな傾向として「イーユイの数が明らかに増えている」ことが挙げられたので、チョッキ枠をガブリアス変更することで、イーユイに対して全体的に強い構築にまとめあげることを大きなテーマとしました。

 

 

【個体紹介】

ガブリアス@はがねテラスタル

183-182(252)-115-x-106(4)-169(252)

持ち物:とつげきチョッキ

特性:さめはだ

技構成:じしん/げきりん/アイアンヘッド/ドラゴンテール

 

今期のチョッキ枠です。

・素でイーユイやミミッキュの上を取れている点

・ヘイラッシャが最も苦手なサーフゴーに強く、「でんじは」の一貫を切れるじめんタイプ

の2点を評価して採用しました。

 

技構成ですが「ドラゴンテール」を採用することで、カイリューサーフゴーにかなり強く出ることが出来ます。具体的には

・サーフゴー対面で、テラスタルカイリュー引きの2つの行動に対して対応が出来る。また、強気な居座りに対しても、択を先延ばしにして裏を見れるという明確なメリットがある。

・型が割れたカイリュー対面で、後攻ドラゴンテールを打つことで「マルチスケイル」を剥がしながら、裏を見ることが出来る。「マルチスケイル」を剥がすと、後続の高速アタッカー(ハバタクカミやテツノツツミ)で縛るルートを作りやすい。

みたいなイメージです。

 

「鋼テラス+アイアンヘッド」はハバタクカミやパオジアン、ミミッキュに対して強く出れるケースが多かったです。

 

チョッキ以外の型でも、S6はガブリアスがかなり強い環境で、個人的には今期も勝ち馬ポケモンの1匹だった気がします。S5もガブリアスで結果を残されている方が多かったので、今後も評価が上がり続けるポケモンだと勝手に思っています。

 

 

ヘイラッシャ@フェアリーテラスタル

257(252)-120-183(252)-x-85-56(4)

持ち物:たべのこし

特性:てんねん

技構成:ウェーブタックル/じわれ/あくび/まもる

 

最強の物理耐久+特性を誇るクッション枠です。このルールではパオジアンにかなり後出しが安定する点を評価しています。(電気や草テラスタルをケアするには、明確でどうしようもない不利対面をなるべく作らないような構築作りが重要です。)

 

調整は、対パオジアンを意識してHB特化にしています。Sの4振りは35族ミラーで上を取れたら嬉しいな程度に適当に振っています。

 

技構成は、タイプ一致の大きな削りとなる「ウェーブタックル」、相手を流せる「あくび」、HP管理や「トリック」のケアが出来る「まもる」までは個人的に確定で、あと1個は暇な対面や、受けミラー、どうしようもない負け盤面と、1番打てる場面が多い「じわれ」としています。

ただ、今期の構築は全体でカイリューが少し重めだったので「ゆきなだれ」とかにしても良かった気がします。ピンポイントすぎて、個人的にあまり好きではないですが。

 

余談にはなりますが、9世代は「どんなタイプ、相手にも一貫する技」は、かなり重要な要素だと思っているので、8世代に比べて一撃技を個人的にはかなり評価しています。

ただ、打ちまくる構築は弱いと思うので、あくまで暇な時に打ってたまに勝てるEasy WIN要素や、不利な構築・試合展開に打つ最終手段という感じの程度に留めておくのが1番強い使い方です。

なので、いろんなポケモンに頻繁に入ってくる技ではないはずです。自分もヘイラッシャ以外ではまだ入れてる未来が見えないです。

 

テラスタイプは、S5ではサーフゴーの「シャドーボール」の一貫を切れる「ノーマル」としていましたが、S6ではイーユイの「あくのはどう」や鉢巻パオジアンの「かみくだく」等を意識した「フェアリー」としました。

 

 

 

ハバタクカミ@フェアリーテラスタル

159(228)-x-75-175(156)-155-188(124)

持ち物:こだわりメガネ

特性:こだいかっせい

技構成:シャドーボール/ムーンフォース/パワージェム/ハイパーボイス

・おくびょうC252振りテツノツツミの「フリーズドライハイドロポンプ」が139~166ダメージ。(命中率等も考えると1回は後出しがかなり安定する)

・Sは準速パオジアン抜き、あまりC

 

最強の特殊アタッカーです。ヘイラッシャと組み合わせることで神になれます。

基本は後発から投げて最後にスイープしたり、火力がないクッションに投げて超火力を押し付けてサイクルを破壊していくイメージです。

 

技構成は「パワージェム」が選択枠で、「ほろびのうた」とか「サイコショック」でも全然良いと思います。

ヘイラッシャと組み合わせるなら、「ハイパーボイス」は個人的に必須枠です。ヘイラッシャの前で「みがわり」を置いてくるポケモン(特にエナジーツツミ)に対して、型バレをしていなければ、簡単に勝つことが出来ます。S5でもこの型を使っていましたが、S6も多くのエナジーツツミを破壊しました。

 

 

テツノブジン@ゴーストテラスタル

157(60)-175(196)-110-140-72-184(252)

持ち物:きあいのタスキ

特性:クオークチャージ

技構成:インファイト/ムーンフォース/はたきおとす/かげうち

・A無振りディンルーの「じしん」を乱数2発 (6.2%)

・遅いパオジアンを抜けたら嬉しいので最速、あまりA

 

今期のタスキ枠です。S5ではイダイナキバでした。

ここの枠は初手ディンルー展開に強く、適度に汎用性があるポケモンが良いのですが、S6は「ディンルー+ヘイラッシャ」の並びが流行していたので、「はたきおとす」を使えて両刀で採用できるテツノブジンとなりました。

 

最初は耐久を下げない「けたぐり」で採用していましたが、イーユイの増加を受けて「インファイト」にしました。ディンルーにも「はたきおとす→ムーンフォース」の動きで十分間に合っていたので。

 

テラスタイプは、構築全体で重めなカイリューの「しんそく」を透かせることで貴重な「ゴースト」です。

タスキ型がメジャーであるという点では、イダイナキバに比べて型の匿名性を活かせない弱いポケモンではありましたが、環境への刺さりがそこそこ良く、よく頑張ってくれました。

 

 

テツノツツミ@はがねテラスタル

131-x-135(4)-176(252)-80-206(252)

持ち物:ブーストエナジー

特性:クオークチャージ

技構成:フリーズドライ/ハイドロポンプ/テラバースト/みがわり

・最速ブーストハバタクカミを意識して最速

 

今期のMVPです。S6に使ったポケモンの中で間違いなく1番強いポケモンでした。

崩し枠としての採用なので、S5は「いのちのたま」、S6は途中まで「たつじんのおび」で採用していましたが、スカーフイーユイが明らかに増えていたので、素早さを上げて80%でワンパン出来るブーストエナジー型にしました。

 

ブーストエナジー型はアイテム発動が見えて、「アンコール」を含んだ4つの技がほぼ固定されているという風潮があるので、そこに対して読まれない「鋼テラバースト」が刺さりまくりました。具体的には、パオジアン、ハバタクカミ、キョジオーン、ミミッキュ、フェアリーテラスタル軍団などです。

守りのタイプとしてもはがねタイプは本当に優秀で、「鋼テラバースト」でワンパン出来ないハバタクカミにも「ムーンフォース」を耐えて対面勝てたり、キョジオーンの「しおづけ」やチオンジェンの「ギガドレイン」に対して「みがわり」を残せたり、カイリューの「しんそく」を半減にして活きるシーンがあったり…とここでは書ききれないほど何度も勝利へ導いてくれました。

 

従来のブーストエナジー型に比べて、ハイドロポンプ」を打つ回数が比較的少ない型だと思うので、命中不安が嫌いでテツノツツミを使うことに抵抗があるという方にはぜひ使ってみてほしい型です。もちろん、この子もテツノツツミなので、「ハイドロポンプ」で勝負が決まる試合はたくさんありますが…

単体で見ると、「ステルスロック」を入れた展開構築や、先制技を多用する対面構築とはかなり相性が良いと思います。若干足りない火力を周りで補強できるので。

 

 

ドドゲザン@みずテラスタル

206(244)-204(244)-140-x-105-73(20)

持ち物:オボンのみ

特性:そうだいしょう

技構成:ドゲザン/アイアンヘッド/ふいうち/つるぎのまい

・「オボンのみ」を発動しやすくするようにHPは偶数

・崩しと縛りを意識したA特化、50族付近を意識して申し訳程度のS20振り

 

テツノツツミの相方として選定した崩し枠です。具体的には

・このポケモンが選出画面にいるだけで、ハバタクカミ側が「ムーンフォース」を打ちたくなるため、テツノツツミのはがねテラスタルがほぼ決まるようになる。

・テツノツツミでスイープする上で苦手なサーフゴーに比較的強い。(S6は終盤に「きあいだま」持ちが少し増えていて怪しかったですが)

・「イカサマ」が半減なため、非テラスで「みがわり」がないチオンジェンを崩せる。

・テツノツツミで若干火力が足りなかった部分を「ふいうち」で縛れる。

・ドドゲザンの悪技を半減にして倒しに来る「フェアリーテラスタル」にツツミの「鋼テラバースト」が刺さる。逆に、初手ツツミディンルー対面が出来て、ツツミで倒しにくいフェアリーテラスタルを切ってきた際には「ドドゲザンのつるぎのまいアイアンヘッド」の動きが刺さる。

などのシナジーが挙げられます。

 

「オボンのみ」である理由は、単純に場持ちを良くして「つるぎのまい」を積みやすくするためです。

単体としてもかなり使用感が良く、ハバタクカミとテツノツツミには雰囲気強く出れて、テラスタルが余っていればパオジアンにもかなり強く出ることが出来たので、汎用性がある崩し枠として重宝しました。

 

テラスタイプが「みず」である理由は、イーユイ等のほのお技の弱点を半減に出来るタイプの中で、1番強いタイプだからです。じめんタイプの技が等倍になる点、テラスタル後も「つららおとし」が半減である点、テツノツツミの「ハイドロポンプ」が半減である点も高評価点です。

 

 

 

【選出・構築の核・考え方について】

今回の構築は、自分にしては珍しく、選出をあまり固定していません。なので、なるべく広く相手の6匹に対応できて、選出して勝てそうな3匹を選出します。

というのも9世代は、構築作成段階で動きをある程度固定するよりも「構築にいる6匹をいろんなベクトルで結べるように構築を組んでやって、6匹全員(最低でも4匹)を強く動かすこと」が、現状では1番強いと思っているからです。(ここら辺はまだ上手く言語化が出来ていないので、伝わりにくい表現で申し訳ありません。)

 

今回で言えば、主なベクトルとして

・物理耐久は脆いが、魅力的な火力が出るメガネカミを安全に何回も動かしたい→物理耐久が厚いヘイラッシャがクッションになってくれて、「あくび」による対面操作で、ハバタクカミの行動回数を増やせる。

・逆にヘイラッシャは「みがわり」等を絡めた崩しに弱い→メガネカミの超火力や「ハイパーボイス」が崩しを拒否できる。

・メガネカミやツツミに対して、フェアリー、こおり、はがねを半減にするテラスタルを切らされる→ガブリアスの「じしん」やテツノブジンの「インファイト」などの一貫が出来る。

・ヘイラッシャが最も苦手なサーフゴーに対してはチョッキ枠のガブリアスやドドゲザンが強い。また、ヘイラッシャを崩してくる電気テラスタルにはガブリアスの「じしん」が刺さる。

・テツノブジンは受けが効きにくいポケモンなため、初手に投げて有利対面が出来た際に無理やりテラスタルを切らせやすい→削ったポケモンを高火力&高い素早さで縛りやすいメガネカミを裏に置く動きが自然と強くなる。

・ドドゲザンの単体紹介の枠で触れた「テツノツツミ+ドドゲザン」のシナジー

 

ざっとはこんな感じでしょうか。これらの強力なベクトルを構築内にいくつも用意しておくことで、選出した3匹や試合展開を見ながら相手に刺さるベクトルを選んで、押し付けていくといったイメージです。

 

ラスタルは基本的に攻めが強いシステムだと僕は思っているので、攻めの強力なベクトルを最初に考えて、それらの強力なベクトルを高い確率でどうやって安定して動かせるかが、9世代対戦の重要な部分かなと僕は思っています。もちろん、守り(詰め)のポケモンから構築を組んでやって、それらを突破してくる主な手段を裏の攻め駒や受け回しで潰す…みたいなやり方も全然強いと思いますが、余程上手い人でないと厳しそうだなというのが、現状の僕の見解です。

 

いずれにしても、まず構築の本質部分と言える「強いベクトル」を見つけて、それを何個も構築に入れてやることが大事かなと。

正直、ここら辺はまだ自分もふんわりしているところなので、もっとしっかりした言語化が出来るようになって、強い構築が作れるようにこれからも精進していきます。

 

 

 

【結果】

TN スカーレット 最終5位

もう1個のロムも朝4時時点で6位だったのですが、集中力が切れてしまい、ほぼ全敗で3桁まで落ちてしまいました。

 

 

【最後に】

2年振りの最終1桁順位、本当に嬉しいです。テラスタルにもやっと最低限は適応出来たのかなといった感じですね。

S4辺りからちょっとずつ勝てる感覚を掴んできて、3シーズン目にて花開く形となりました。なんか剣盾とかなり似ている流れかなと思いますね。

 

S6は構築に自信がなかったのですが、19日から最後まで、最低でも1ロムは2桁前半以内をキープして、1桁順位でたくさん戦う意識を持ってたので、常に上のランク帯でたくさん戦っていたのはかなり大きかったのかなと思います。

上で戦い続けることは、「弱い構築と自分」という現実を突きつけられる感じがして、メンタル的にかなり厳しい毎日でしたが、最終結果にしっかり繋がる可能性があることは今回よく分かったので、これからの真剣に取り組むシーズンも、自分に厳しく頑張りたいかなと思います。

 

さて。次なる目標ですが、9世代のゲーム性を考えると、僕はこのゲームで1回最終1位を取ってみたいという思いが今は強いです。なので、9世代中のこれからは、強い構築が作れたと感じた際は、保存をせずに積極的に最終1位を狙っていきたいと思います。もちろん、構築がカスだったら、一定のラインで保存しますけどね。

最終1位は、自分にとってはなかなか手に届かない世界・夢でしょうし、目指すのであれば、長い年月がかかる厳しい道のりになると予想されます。

1桁順位の奪還にさえ2年という時間がかかった今の自分の実力では、そんなことを言うのは生意気だと笑われるかもしれませんが、いつか夢が現実となって達成出来るように、これからも日々精進していこうと思います。

 

これからもYoutubeチャンネルで、それらの過程を映していこうと思っているので、気になった方はぜひ遊びに来てください。一応、S6の最終日動画も4本上がっています。

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最後に、感謝の意を述べて記事を締めさせていただこうと思います。

・今回使わせていただいた、テツノツツミとテツノブジンを提供してくださった仁奈子さん、ハバタクカミを提供してくださったくうさん、ドドゲザンを提供してくださったくわたばさん

・S6で最終日に瞬間1位を取って、またS5で最終6位を取って、また5月最後に12連敗をして、僕の闘争心に火をつけてくれた、かもねぎなべさんとZeonさんと東京ヤクルトスワローズ

・本質ポケモン交換会という謎の通話にいつも付き合ってくれるビャクヤさん

・God発言連発で笑わせてくれたりーさんと、ミスチル桜井さんのクソコラ動画

・僕が萎えている時にいつも励ましてくれる視聴者の方、通話に付き合ってくれた方 (一括にしてしまい申し訳ありません。)

 

ありがとうございました。

 

異端セグドラパロンゲサーフゴー【ポケモンSV S1最終47位】

【はじめに】

こんばんは、スポンジです。久しぶりの記事更新となります。

今回はポケモンSVシーズン1の構築記事となります。シーズン最終日に使用した構築の紹介です。

全体的に運が良かったですが、最終2桁に残れて素直に嬉しいです。

 

レンタルは今月中まで残しておきます。

軸はそこそこ強いと思うので、興味を持った方はぜひ使ってみてください!

 

 

 

【構築経緯】

別構築でチョッキセグレイブを使っていた時に、セグレイブは相手にテラスタルを切らせる能力が高いことに気づいたので、そこに対してテラスタルを切らずに大きな削りを入れられるきあいのタスキ持ちのセグレイブ」から構築を組み始めました。

 

相手にテラスタルを切らせた後、またセグレイブで数的有利を取った後に上から相手を縛れる火力の高いエースとして「いのちのたま持ちの特殊ドラパルト」を採用しました。

 

セグレイブは特性「てんねん」のポケモンで止まってしまい、容易に後出しを許してしまうので、そこに対して後出しして負荷をかけていける「こだわりメガネ持ちのサーフゴー」を採用しました。ドラゴン2匹がフェアリーテラスタルを切らせやすいので、そこに鋼の打点があることが高評価点です。

 

セグレイブは鋼テラスタルサザンドラにめっぽう弱く、サザンドラ入りには別のポケモンを投げたかったので、サザンドラ入りに対して強く出れると感じた「とつげきチョッキ持ちのオーロンゲ」を採用しました。オーロンゲは壁貼り型がメジャーであることから、初手の選出誘導能力が非常に高く、セグレイブにとってはもろもろ非常に都合が良い点を評価しました。メガネサーフゴーやドラパルトともタイプの補完が良いです。

 

ここまでの4体が軸となります。あとは全体で重いポケモンをふんわり見れる2匹を採用しました。

 

ここまででマリルリウルガモス、その他もろもろの積み物理アタッカーが重かったので、それらを誤魔化せる「たべのこし持ちのヘイラッシャ」を採用しました。ヘイラッシャはみがわりの起点にされることが多いですが、そこに対しては特性「すりぬけ」のドラパルトが刺さるので問題ないと判断しました。

 

サーフゴーは、ドドゲザン入りと鋼テラスタルのキョジオーン入りのサイクルを崩すのが難しいので、それらが入っている構築に出す代わりの崩し枠として「おんみつマント持ちの格闘テラスタルカットロトムを採用しました。相手視点はカットロトムがヘイラッシャ対策に見えるので、こちらのサーフゴーを相手のヘイラッシャに後投げする際になるべく「じわれ」を打たせにくくする効果があることも期待しました。

 

以上の6匹で構築が完成しました。

 

 

 

【個体紹介】

セグレイブ@じめんテラスタル

191(4)-216(252)-112-x-106-139(252)

持ち物:きあいのタスキ

特性:ねつこうかん

技構成:つららばり/きょけんとつげき/じしん/こおりのつぶて

・火力を意識してA特化 (耐久無振りガブリアスがつぶてで乱数75%で落ちるようになる)

 

構築の組み始めです。ドラゴンタイプが最強の環境において、こおり打点がある点が非常に強力で、シーズン中盤から注目していました。ただ、シーズン終盤はこのポケモンを明らかに強く意識した構築が散見されたので、動かし辛さは感じました。

きあいのタスキ」の発動機会はそこまでなかったですが、このアイテムがあることで安心してバンバン投げられるので、持たせる価値はあったと思います。

ラスタルは「じしん」の火力を上げるために「じめん」としましたが、ぶっちゃけなんでもいいと思います。単体だけで見たら、ドラゴンタイプの技を透かせる「フェアリー」も強そうです。

 

剣盾のS1で組み始めとして使っていたジュラルドンに見た目がかなり似ていて、旅で初めて見た時はそこそこガチ恋しました。何かの縁なのでしょうか。いずれにせよ、今回もこのポケモンを組み始めとした構築で対戦出来てとても楽しかったです。

 

 

 

ドラパルト@あくテラスタル

163-140-85-152(252)-96(4)-213(252)

持ち物:いのちのたま

特性:すりぬけ

技構成:ドラゴンアロー/シャドーボール/かえんほうしゃ/みがわり

・ミラー意識の最速

・CSサーフゴーが「シャドーボール」で確定1発

・CSゲンガーが「ドラゴンアロー」で乱数81.2%

 

高速アタッカーです。物理耐久が厚い特性「てんねん」のポケモンをそこまで気にせずに済み、シンプルに通りが良い特殊型で採用しました。

「ドラゴンアロー」の採用理由は、受けループやゲンガーに強く出れるようにするためと、単純に場持ちを良くするためです。「みがわり」は後述するヘイラッシャのあくびと相性が良かったり、相手のテラスタルの様子見にも使えるので採用しました。

あくテラスタルが想像以上に強く、スカーフサーフゴーの一貫を切ってワンパンしたり、ドドゲザンに対面勝つ選択肢を得れたりと、生きる場面がかなりあったので、もっと評価されていいテラスタルだと感じました。

 

 

 

サーフゴー@ひこうテラスタル

193(244)-x-115-200(228)-111-109(36)

持ち物:こだわりメガネ

特性:おうごんのからだ

技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/トリック/じこさいせい

・耐久はなるべく欲しいのでほぼぶっぱ、Cは11nになりつつなるべく高いように調整

ロトム等を抜けたらいいな程度に少しS振り

 

この構築のMVPです。シーズン終盤に進むにつれて、環境に多く存在する構築が補助技を絡めたサイクル寄りになっていったので、かなり信頼して投げていました。

特性「おうごんのからだ」が本当に強く、他のポケモンでは替えが利きません。受け駒に対して適当にぶん投げて、裏にも一貫する技を打つだけで相手のサイクルが簡単に崩壊していきました。

受け構築にも積極的に投げていくので、トリックで崩した後にTODが出来る選択肢を残せるように「じこさいせい」を採用しました。ただ、正直あまり打つ場面はなかったので、構築によっては技範囲を広げる選択肢も全然良いと思います。

ラスタルもじめんを透かせて無難に強い「ひこう」にしましたが、1点読みの行動をされる場面がかなりあったので、別のテラスタルでも全然良いと思います。

 

上手く構築を組めれば間違いなく最強格に近いポケモンだと思うので、ぜひいろんな人に触ってみてほしいポケモンです。

 

 

 

オーロンゲ@ほのおテラスタル

191(164)-176(156)-89(28)-x-114(148)-82(12)

持ち物:とつげきチョッキ

特性:おみとおし

技構成:かみくだく/ソウルクラッシュ/ふいうち/ドレインパンチ

・C特化サーフゴーの「ゴールドラッシュ」が乱数6.2%

・こだわりメガネ持ちの鋼テラスタルサザンドラの「ラスターカノン」を確定耐え

・「かみくだく」で耐久無振りドラパルトに103.0%から入る

 

革命。この構築の準MVPです。このポケモンのイメージとしては「でんきテラスタルのメタをかいくぐった、選出段階で読まれない、火力がひかえめなチョッキマリルリです。こう聞くとそこそこ強そうに見えますね。

セグレイブの代わりとしてサザンドラ入りに対して初手に投げて圧をかけていくのが主な仕事ですが、軸の3匹とタイプの補完が非常に良く、ドラゴンタイプに対して雑に後投げをして特性の「おみとおし」で相手の持ち物を確認することで、安定した立ち回りで一気に対戦のペースを握ることが出来ます。特にこだわりアイテム持ちだと思われるポケモン(サザンドラやドラパルト、サーフゴー)に対して後投げして、こだわりアイテムを確認してから裏に負荷がかかる技選択を出来る点が大きな魅力でした。

ほのおテラスタルの理由は、おにび持ちへの耐性をつけるため、弱点であるはがねタイプを半減にして殴れるためなどです。対ドラパルト、サーフゴー、ドドゲザンなどに対して有効に働くシーンが多くありました。

今、メジャーな壁貼り型やこだわりトリック型はサーフゴーの後出しで簡単にサイクル不利になってしまうという致命的な弱点がありますが、この型であればむしろサーフゴーを誘って倒すことが出来ます。今後、環境に数を増やすのではないかと思えるくらい自信のある型なので、相性補完が最高な前述のこだわりメガネ持ちのサーフゴーと合わせてぜひ使ってみてほしいポケモンです。

 

 

 

ヘイラッシャ@フェアリーテラスタル

257(252)-120-183(252)-x-86(4)-55

持ち物:たべのこし

特性:てんねん

技構成:アクアブレイク/ゆきなだれ/じわれ/あくび

・たべのこしの回復最大効率16n+1になりつつ、物理耐久が最大になるようにHB特化

 

諸説枠①。この構築1番の戦犯でした。

マリルリの裏にはだいたいサーフゴーがいて有利にならないし、ウルガモス入りはマスカーニャのどくびし始動展開が流行っていたので、役割対象に全然勝てませんでした。特に最終日付近はかなりメタられていたのを感じました。

技構成に「じわれ」が入っていて、本当にこのポケモンを使いたくなかったのですが、受けミラーで暇な時のストレスがあまりにも大きかったので、最終的に入ってきてしまいました。ただ、最終日は僕の記憶では1回も当てなかったので、ギリギリセーフです。(その分、他の部分の運が爆発してた気がするけど)

思考停止で入れてしまった感があるので、ここの枠はもっと考察するべきでした。大反省。

 

 

 

カットロトム@かくとうテラスタル

155(236)-x-127-172(252)-127-109(20)

持ち物:おんみつマント

特性:ふゆう

技構成:10万ボルト/リーフストーム/テラバースト/わるだくみ

・ほぼHCベース、同族意識で少しS振り (自分のサーフゴーと同じSライン)

 

諸説枠②。ただこのポケモンは、相手視点だとヘイラッシャ対策に見えるので、見た目の「じわれ」の一貫を切るという意味でサーフゴーを強く動かす上では必須のポケモンだった気がします。

ウォッシュロトムではなくカットロトムな理由は全体のタイプ補完を考えてと命中90です。ヘイラッシャが水タイプなので、ウォッシュロトムを採用するとなんか気持ち悪いです。

サーフゴーが通しにくい鋼テラスタルのキョジオーン入りサイクルとドドゲザンを意識して、かくとうテラスタルのわるだくみ3ウェポン型にしました。型の選択自体は間違っていなかったと思いますが、扱いがかなり難しかったです。

 

 

【基本選出】

①セグレイブ+ドラパルト+サーフゴー(カットロトム)

構築を作る段階で考えていた基本選出です。困ったらとりあえずこれを投げとけばいいと思います。

 

②オーロンゲ+ドラパルト+サーフゴー(カットロトム)

主にサザンドラ入りに出す選出です。ただ、サーフゴーを1番強く活かせる選出はこっちなので、最終日付近はかなりこの選出を信用して投げていました。

 

③セグレイブ+ドラパルト+オーロンゲ

崩し枠が必要ないゴリゴリの対面構築に投げます。オーロンゲを引き先として上手く使って、セグレイブを残しておく立ち回りも頭の中に入れておくと、プレイングの幅が広がります。

 

④サーフゴー+オーロンゲ+誰か

初手サーフゴーで大きなアドバンテージが取れそうなときにする選出です。最悪、出し負けをしてもオーロンゲ引きが成立しそうな時は、この選出をすると良いかもしれません。

 

⑤セグレイブ+ヘイラッシャ+特殊の崩し枠

ヘイラッシャを投げたい時によくしていた選出です。構築を使い始めた初期段階ではかなりこの選出パターンを使っていましたが、最終日につれて信用が減っていきました。

 

 

 

【特に厳しいポケモン・構築】

・どくびしマスカーニャ+たたりめラウドボーンorウルガモス

最終日付近で何回も当たって、相手していてかなり厳しく感じました。この構築に勝てるように、ヘイラッシャの枠を変えるべきでした。

 

・キョジオーン+ドラゴンタイプ

基本的にはカットロトムで全てを貫けるほど甘くはないので、普通に厳しく感じました。だいたい強気な立ち回りを強いられましたが、なぜか勝率はそこまで悪くなかったです。

 

・「みがわり」持ちのブラッキー

・全てのウルガモス

 

 

 

【結果】

TN スポンジ 最終47位

 

 

 

 

【最後に】

とりあえず、全く新しい対戦環境でも最終2桁順位を取ることが出来てホッとしました。テラスタルにある程度慣れるまでは、ずっと3桁後半~4桁順位を彷徨っていたので、なかなか大変でした。

 

ラスタルの対戦システムについて、最初は「大丈夫か??」ってかなり疑問視をしていましたが、慣れてきたらいろんな構築を組む選択肢が頭に浮かんできたので、今のところはとても楽しいです。ただ、今のところ数値こそが正義って感じがするので、600族が強すぎるのはちょっと気になりますね。

 

個人的には、ダイマックスの方が得意な感じはしていますが、上手い人が勝つのがテラスタルかなっていう感触も今のところあるので、少しでも上位プレイヤーに食らいつけるように精進していきたいです。

 

 

9世代の目標は、Youtube活動を通しながらポケモン対戦の様々な魅力を伝えることなので、また上位で戦えるように動画や生放送をしながら日々修行していきたいと思います!

最終日動画やシーズンを戦う過程、また初心者~中級者向けの動画なども映していく予定なので、Youtubeの方も良かったらよろしくお願いします。

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それではここまで閲覧ありがとうございました。

Yellowなネクロサンダー【S25最終16位&30位】

【はじめに】

S25で使用していた構築を紹介します。

最終日以外はかなり勝てたので、そこそこは強い構築だと思います。

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【構築経緯】

S24で使用していた日食ネクロズマ構築を改良するところから思考を始めました。

spokemon929.hatenablog.com

S24使用構築の問題点として

①襷カウンター悪ウーラオスへの立ち回りが窮屈

②対面的なカイオーガ構築が多いのでトリトドンの選出機会がない

③対イベルタル構築への勝率が低い

④強力な選出の不足(選出を雰囲気でやっていて上手く言語化出来ていない)

の4つが上がりました。

その中で①と②が特に致命的だと感じたので、そこから取り掛かることに。いろいろ考えた結果、「トリトドンステロあくび要員の地面タイプのポケモン」にするというシンプルな解答で①と②、さらには④まである程度解決できることに気付いたので、地面タイプのみを変更し、あとの5匹は努力値配分を微調整して構築完成としました。

 

なお、③の「対イベルタル構築への勝率が低い」という課題は、僕の力ではどう頑張っても無理と判断して諦めることにしました。ただ、トリトドンの時に比べてステロあくびという最強の誤魔化しが出来るようになったので、勝率は少しだけ上がったと思います。

 

 

【構築コンセプト】

・展開選出と対面選出の2つを使い分ける。

・日食ネクロズマかサンダーを通す。

・構築全体のパワーを高めにし、キツい構築はプレイングとパワーで誤魔化す。

 

 

 

S24との変更点のみを中心に書きます。

【個体紹介】

日食ネクロズマ@ラムのみ

203(244)-186(68)-147-x-129-134(196)

特性:プリズムアーマー

技構成:メテオドライブ/サイコファング/りゅうのまい/つきのひかり

・1加速で最速130族抜き

・Hはなんとなく奇数、あまりA(A実数値181さえあればステロ込みの1舞ダイスチルで悪ウーラオスを落とせる)

 

環境の穴をついた性格ようきの日食ネクロズマです。

竜王戦ルールでは、全体的にパワーを求めたことによる準速の個体が多く、そこを1舞で抜けるようにしました。特に顕著だったのがバシャーモとドラパルトで、それらのポケモンで日食ネクロズマに対抗してこようとしたザシアン軸は、ほとんどぶっ飛ばすことが出来ました。

 

 

 

カバルドン@オボンのみ

212(228)-132-169(124)-x-112(156)-56(S個体値22)

特性:すなのちから

技構成:じしん/ステルスロック/あくび/ふきとばし

・最遅ラグラージ-2(たまたま生まれた個体)

・ようきAぶっぱザシアンの+1きょじゅうざんをオボン込みで2耐え

・ようきウーラオスのハチマキあんこくきょうだをオボン込みで2耐え

・残りをなるべくDに厚く

 

日食ネクロズマのサポートが出来るステロあくび要員として採用しました。

カバルドンのケアが薄い構築には積極的に初手から展開していきたいので、幅広い攻撃を1発は耐えるようにぼうぎょは最低限にして残りをとくぼうに回しました。

いじっぱりザシアンの+1きょじゅうざん×2は乱数で落とされてしまいますが、逆にその情報を得たことは「日食ネクロズマで1舞すればザシアンを確実に抜けること」を意味するので、後の立ち回りでそこまで不安を持たずに対戦をすることが出来ました。

 

シーズン中盤まではラグラージを使用していましたが、あまりにも相手のみがわり持ちにストレスが溜まったため、「ふきとばし」が出来るカバルドンに変更しました。

日食ネクロズマと組む以上、回復を阻害してほしくない場面が数多くあったので、シーズン終盤に特性を「すなおこし」からほぼ死に特性の「すなのちから」に変更しました。

砂によるタスキ潰しが欲しい場面もありましたが、ダイマ枯らしなどでサイクルをする際に、天候が砂に書き換わると嫌な場面が数多くあったので、こちらの特性で正解だったと思います。

 

 

 

サンダー@いのちのたま

165-x-106(4)-177(252)-110-167(252)

特性:プレッシャー

技構成:ボルトチェンジ/ぼうふう/ねっぷう/はねやすめ

 

カイオーガ軸に対して初手に出す選択肢が欲しかったため、特性順でスカーフ判定が出来る「プレッシャー」に変更しました。

 

 

 

ウオノラゴン@こだわりスカーフ

197(252)-111(4)-124(28)-x-105(36)-130(188)

特性:がんじょうあご

技構成:エラがみ/げきりん/けたぐり/ねむる

 

S24の配分が準速ウオノラゴンと同速であるというアホなことにシーズンが終わってから気付いたので、配分を見直しました。とくぼうを少し削って準速ネクロズマ抜きまでSラインを引き上げたことで、相手のウオノラゴンや速い(と思われる)ネクロズマに対して拾えた試合がいくつかありました。

また、「ねごと」を全く打たないことに気付いたので、ダイウォール媒体をテッカグヤ絡みや受け構築にTODが出来る「ねむる」に変更しました。この変更は間違いなく正解でした。

 

 

 

ニンフィア@とつげきチョッキ

201(244)-76-87(12)-176(236)-151(4)-82(12)

特性:フェアリースキン

技構成:ハイパーボイス/マジカルフレイム/シャドーボール/でんこうせっか

・おくびょう黒バドレックスのメガネサイコショックを確定耐え

 

配分を少し見直しただけで、基本的な変更点は無しです。

ここの枠はずっと変えたいと思い、1か月間悩み続けましたが「ガブリアス入りのカイオーガ軸」「なんか謎にめっちゃ当たる黒バドレックス軸」「ドヒドイデがいないジガルデ軸」の3つに勝率が上がる点が魅力だと感じ、最後まで使い続けました。

シーズンが終わっても、僕が使いこなすことのできる替えのポケモンは思いつかないので、間違ってはいないのだと思います。

 

 

 

悪ウーラオス@きあいのタスキ

175-182(252)-120-x-81(4)-163(252)

特性:ふかしのこぶし

技構成:あんこくきょうだ/インファイト/カウンター(かみなりパンチ)/ふいうち

 

ミミッキュ入りが増えたと感じたため、性格をようきに変更しました。

カウンターの枠は、ダイマを絡めてレヒレやホウオウ絡みのサイクルをワンチャン破壊出来る「かみなりパンチ」にしていた時期もありましたが、カウンターで運ゲする方が勝てるシーンが明らかに多かったので、最終的には偉ぶるのをやめておとなしくカウンターにしておきました。

この枠もぶっちゃけ替えのポケモンはいないかと1か月間結構考えましたが「あんこくきょうだ」という技が強すぎるので僕の頭の中にはいませんでした。

 

 

 

【選出】

①初手カバルドン+日食ネクロズマ+誰か

展開の基本選出です。カバルドンが動きやすいザシアン軸やムゲンダイナ軸、その他の行けそうな伝説の構築に対して選出します。どんなキツい構築でも、この選出なら一部の伝説以外は誤魔化せます。

ザシアン軸→カバルドン+日食ネクロズマ+サンダーorウオノラゴンor悪ウーラオス

ムゲンダイナ軸→カバルドン+日食ネクロズマ+サンダー

ジガルデ軸→カバルドン+サンダー+日食ネクロズマorニンフィア

 

②初手サンダーのパターン

サンダーに初手ダイマを雑に切って数的有利を取るか、ボルトチェンジで展開します。カイオーガ軸、日食ネクロズマ軸、イベルタル軸、ホウオウ軸にはこの選出をしていました。

カイオーガ軸→サンダー+ウオノラゴン+悪ウーラオス

日食ネクロズマ軸→サンダー+悪ウーラオス+ウオノラゴンor日食ネクロズマ

イベルタル軸→サンダー+悪ウーラオス以外から2匹

ホウオウ軸→サンダー+ウオノラゴン+カバルドンor日食ネクロズマ

 

③初手ニンフィア+(サンダーウオノラゴンorウオノラゴン悪ウーラオス)

前者はサイクルチックなカイオーガ軸(オーガサンダーナットやガブリアス入り)に対しての選出で、後者は黒バドレックス軸への選出です。最低限引けるだけの対面選出です。

カイオーガ軸→ニンフィア+サンダー+ウオノラゴン

黒バドレックス軸→ニンフィア+ウオノラゴン+悪ウーラオス

 

④初手悪ウーラオス+誰か2匹

主にカバルドンが動きにくいザシアン軸(ミトム入りなど)や黒バドレックス軸、その他マジで勝てない伝説(ディアルガ軸とか)に対しての選出です。初手悪ウーラオスで雑に荒らしていきます。

ザシアン軸→悪ウーラオス+日食ネクロズマカバルドンorウオノラゴン

黒バドレックス軸→悪ウーラオス+ウオノラゴン+ニンフィア

 

⑤初手日食ネクロズマ+誰か2匹

主にゼルネアス軸やザシアン軸に対しての選出です。ゼルネアス軸はほぼテッカグヤがいるので、初手ゼルネアスだけ警戒しておいて、後に出てくるテッカグヤに対してサンダーやウオノラゴンで崩しを狙います。

ゼルネアス軸→日食ネクロズマ+サンダー+ウオノラゴン

ザシアン軸→日食ネクロズマカバルドン+ウオノラゴン

 

⑥初手ウオノラゴン+誰か2匹

エースバーン入りのカイオーガ軸、カバルドンが初手に投げにくいザシアン軸、ホウオウ軸に対しての選出です。受けるのが厳しい炎タイプがいる場合は、この選出をよくしていました。

カイオーガ軸→ウオノラゴン+サンダー+悪ウーラオス

ザシアン軸→ウオノラゴン+日食ネクロズマカバルドン

ホウオウ軸→ウオノラゴン+サンダー+日食ネクロズマorカバルドン

 

 

このように6匹の初手パターンを事前に言語化してS25の対戦に挑んでました。上記の選出はよくした代表的な選出です。

各伝説ごとになるべく多くの選出ルートを取れるようにしました。特にザシアン軸には、ニンフィア以外の5体が全員いい感じに出せるようになっています。

展開選出と対面選出の割合は、ほぼ同じくらいだったと思います。

竜王戦ルールではサイクルをしっかり回すのが自分の技量では無理だったので、いつもより対面選出の色を強くしました。

 

 

 

【結果】

TN Glass lid 最終16位

TN Shared Half 最終30位

 

 

 

 

 

【最後に】

久しぶりに1桁を狙えるくらい調子が良かっただけに、本当に悔しいです。伝説ポケモンが解禁されてから、間違いなく一番勝てたシーズンでした。

最終日前日には2ロム20位以内、しっかり1ページ目も見ていたので、S25は本気で勝てると思っていました。しかし、最終日の強者達には敵いませんでした。

 

①自分が普段扱わないタイプの構築であったことによる経験の弱さ

②僕自身のメンタル、プレイングの弱さ

③S25は日食ネクロズマが環境的に逆風だった

辺りの原因が絡んでいるのかなと思います。特にカバルドンの使い方に関しては、最終日の対戦まで自分でも引くレベルで本当にヘタクソで、しょーもないプレミを連発して負けて病んでました。

 

ただ、竜王戦ルールの中では自分の結論に近いと言えるような一番良い構築を組めたと思うので、そこは良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

と思っていたんですけど、日食ネクロズマ軸の結論はS26の最終1位構築でしたね。

 

僕はいつまで経っても弱いままで悲しいです。

 

 

 

 

 

 

Showerなネクロサンダー【S24最終34&56位】

【はじめに】

S24にて使用していた構築を紹介します。

まだ、この構築は未完成だと思っていますが、何かの参考になれば幸いです。

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【構築経緯】

S24は潜れる時間があまりなかったので、考える伝説を絞ることにしました。序盤から中盤にかけて、自分の中で開拓不足と感じたザシアン、日食ネクロズマ、白バドレックスを中心に構築を考えていきました。

日食ネクロズマを練習する際に、ほぼ0からのスタートだったので、何か取り組むきっかけと土台が欲しくて悩んでいたところ、たまたま通話で一緒の場にいたレイラさんが「S15で自分が使っていた日食ネクロズマ軸が、かなり使用感が良かった」とおっしゃっていたので、レンタルを発行してもらい試しに使ってみることにしました。

使ってみた結果、非常に完成度が高いと感じました。なので、その構築をベースに構築を組んでいき、自分なりに微調整を加えていきました。

レイラさんの構築記事はこちら↓

rei-poke0728new.hatenablog.com

 

 

 

【個体紹介】

日食ネクロズマ@ラムのみ

配分:203(244)-198(20)-148(4)-x-130(4)-127(236)

特性:プリズムアーマー

技構成:メテオドライブ/サイコファング/りゅうのまい/つきのひかり

・1加速で最速エースバーン抜きのすばやさ実数値126+1

・Aは11n、余りは耐久

 

構築の軸です。

・ザシアンに雰囲気強い伝説であること

・龍舞による積みエース、ダイスチルと回復技による詰ませの両方が可能であること

・ダイジェットを半減に出来る鋼タイプであること

が強みだと思っています。

配分は、龍舞後の制圧力を期待してHSベースにしました。エースバーン以外にもいじっぱりザシアンを抜いていることもあり、S振りのメリットはかなり大きかったです。

ラムのみは、あくびで流してくるカバルドンラグラージに対してイージーを拾えたり、追加効果による運負けを減らす効果があったりと、かなり有用なアイテムだと感じました。

サイコファングの枠はシャドークローと悩みましたが、メテオドライブが効かないみずタイプやほのおタイプに対してタイプ一致でダメージを与えられる点から使用感が良かったので、今回はサイコファングを採用しました。ついでに増えていた壁構築に強く出れるのも良かったです。

 

 

サンダー@いのちのたま

配分:165-x-106(4)-177(252)-110-167(252)

特性:せいでんき

技構成:ボルトチェンジ/ぼうふう/ねっぷう/はねやすめ

・最速悪ウーラオスなどを意識して最速

 

日食ネクロズマの相方です。

・日食ネクロズマが苦手な悪ウーラオスや霊獣ランドロスに雰囲気強い特殊アタッカーであること

・日食ネクロズマから打点がないはがねタイプに対して打点を持っていること

・すばやさ種族値100

を評価して採用しました。

ボルトチェンジは呼ぶラッキーやバンギラスに対して負荷をかけながら裏の高火力物理ポケモンを着地する動きが強く、ねっぷうははがねタイプに打点が欲しかったので採用しました。受け構築にTODをする際や、ナットレイ入りのサイクルにHP管理が重要なシーンが多くあったので、ダイウォール媒体ははねやすめです。

 

 

ウオノラゴン@こだわりスカーフ

配分:197(252)-111(4)-124(28)-x-108(60)-127(164)

特性:がんじょうあご

技構成:エラがみ/げきりん/けたぐり/ねごと

・いじっぱりウーラオスのハチマキあんこくきょうだを確定耐え

いじっぱりエースバーンのとびひざげり+ふいうちをいい乱数で耐える(2つの攻撃を合わせてマックス100.9%)

・臆病サンダーの珠ダイジェットが乱数6.2%

・日食ネクロズマと同じSライン

 

ネクロサンダーと相性の良いポケモンとして採用しました。具体的には

・日食ネクロズマが苦手なほのおタイプ、じめんタイプを速攻で倒す力があり、天気を雨にするダイストリームにも耐性がある(ほのおが1/4なのも評価点)

・2匹で重いダイマックス珠エースバーンをワンパンできる

・サンダーと合わせてカイオーガ軸に強く出れたり、そもそもサンダーと相性が良い

などがあげられます。

ASではなく、耐久振りにしている理由はAに振るメリットがそこまでないと感じたからです。倒してほしいダイマックスエースバーンはAに振らなくてもワンパンできますし、それならカウンターがないエースバーンやウーラオスなどに対して相手視点からは見えない行動保障があった方がいいんじゃないの?という理由で耐久に振りました。

また、このポケモンを初手に出した際によくされる不意の初手ダイマックスに対して、1発耐えることもよくあり、ダイマックスターンを2ターン使わせる対面も数多くありました。「なぜスカーフウオノラゴンの耐久振りが竜王戦ルールではそこまで開拓されていないのか?」と謎に思えるほど使用感は良かったです。

技構成はエラがみとドラゴン技は確定で、あと2個は自由だと思います。ただ、ダイウォール媒体は絶対あった方が良いです。

ちなみにここの枠は最終日前日まで、タスキインテレオンのパターンとコロコロ入れ替えながら潜っていましたが、最終日には気づいたらエラがみを打っていました。もはや相棒レベル。

 

 

悪ウーラオス@きあいのタスキ

配分:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)

特性:ふかしのこぶし

技構成:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/カウンター

・火力を意識して準速のA特化

 

日食ネクロズマミラーを解決出来たり、マイナー伝説に強い枠として採用しました。

また、カウンターがあることでザシアン軸にも噛み合い運ゲをする選択肢も取れます。

基本的にサイクルが厳しい場合の対面駒として選出が多かったです。

 

 

ニンフィア@とつげきチョッキ

配分:201(244)-76-85-178(252)-150-82(12)

特性:フェアリースキン

技構成:ハイパーボイス/マジカルフレイム/シャドーボール/でんこうせっか

・耐久無振り黒バドレックスに対してシャドーボールが102.8~123.4%

・臆病イベルタルの珠ダイアーク+ダイジェットを確定耐え

・Sは無振り61族(テッカグヤバンギラス)抜き

 

日食ネクロズマ軸でどうしようもない黒バドレックスやイベルタルに強い対面駒として採用しました。黒バドレックス軸の裏によくいるサンダーやウーラオスに対面で強く、日食ネクロズマが呼ぶはがねタイプに打点があるところが評価点です。

黒バドレックスは僕の構築内でゴーストの一貫を切っていないことからよく初手に来るので、対面することを祈って初手に投げてました。対面したらシャドーボールを打うと、S24では黒バドレックス側がほぼ居座ってきたので、初手の対面さえ噛み合えばめっちゃイージーを取れました。黒バドレックスが耐久振りやタスキでもでんこうせっかで縛ることが出来ています。

イベルタルは初手サンダーを出してボルトチェンジニンフィアの動きで頑張ります。ただ、裏によくいるラッキーに2匹が不利を取る点や、そもそもイベルタルが物理やじゃくてんほけんの場合に破綻することを考えると、間違いなく不安定なルートでした。

また、S24で流行っていたイベルタルウツロイドナットレイの並びにはひっくり返っても勝てません。なので、サイコショックの採用も検討に入れるべきでした。

 

 

トリトドン@オボンのみ

配分:218(252)-103-89(4)-112-147(252)-53

特性:よびみず

技構成:ねっとう/じしん/あくび/じこさいせい

・珠カイオーガやサンダーを意識してHD特化

 

ここまでで地面タイプがおらず、カイオーガへの処理ルートをもうひとつ増やしたかったので、このポケモンを採用しました。サンダーと合わせてカイオーガ軸に対して強く出ることが出来ます。

また、ウーラオスがいないザシアン軸に対しては、初手にネクロズマを投げることが多く、サンダーやウオノラゴンと対面してしまった場合にトリトドンを裏に控えておく選出をすると、初手ダイマックスのケアやエラがみの一貫を切ることが出来るため、選出の幅が広がりました。

今回は舞ネクロと相性が良いあくび型で採用しました。じしんはカイオーガに対して特殊技より物理技の方が入るからという理由での採用です。

ただ、S24の終盤はカイオーガ自体の数がそこまで多くなかった点と、いたとしても対面的なカイオーガが増えていたため、このポケモンは動きにくい印象でした。なので、別の地面タイプを採用することを検討するべきだったかもしれません。

 

 

【結果】

TN Shower 最終34位

TN アポトーシス 最終56位

 

 

【最後に】

竜王戦ルールで初めて勝てる感覚を掴んだシーズンでした。それだけに、構築を100%まで完成させられなかったのが悔しいです。

まだ、あと2シーズンあるので、地道にこの構築の完成形を目指したいと思います。

最後に、僕の質問に対して丁寧に対応してくださり、記事のリンクの掲載を快く承諾してくださいましたレイラさん、本当にありがとうございました。

 

サムネ用

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