異端セグドラパロンゲサーフゴー【ポケモンSV S1最終47位】
【はじめに】
こんばんは、スポンジです。久しぶりの記事更新となります。
今回はポケモンSVシーズン1の構築記事となります。シーズン最終日に使用した構築の紹介です。
全体的に運が良かったですが、最終2桁に残れて素直に嬉しいです。
レンタルは今月中まで残しておきます。
軸はそこそこ強いと思うので、興味を持った方はぜひ使ってみてください!
【構築経緯】
別構築でチョッキセグレイブを使っていた時に、セグレイブは相手にテラスタルを切らせる能力が高いことに気づいたので、そこに対してテラスタルを切らずに大きな削りを入れられる「きあいのタスキ持ちのセグレイブ」から構築を組み始めました。
相手にテラスタルを切らせた後、またセグレイブで数的有利を取った後に上から相手を縛れる火力の高いエースとして「いのちのたま持ちの特殊ドラパルト」を採用しました。
セグレイブは特性「てんねん」のポケモンで止まってしまい、容易に後出しを許してしまうので、そこに対して後出しして負荷をかけていける「こだわりメガネ持ちのサーフゴー」を採用しました。ドラゴン2匹がフェアリーテラスタルを切らせやすいので、そこに鋼の打点があることが高評価点です。
セグレイブは鋼テラスタルのサザンドラにめっぽう弱く、サザンドラ入りには別のポケモンを投げたかったので、サザンドラ入りに対して強く出れると感じた「とつげきチョッキ持ちのオーロンゲ」を採用しました。オーロンゲは壁貼り型がメジャーであることから、初手の選出誘導能力が非常に高く、セグレイブにとってはもろもろ非常に都合が良い点を評価しました。メガネサーフゴーやドラパルトともタイプの補完が良いです。
ここまでの4体が軸となります。あとは全体で重いポケモンをふんわり見れる2匹を採用しました。
ここまででマリルリとウルガモス、その他もろもろの積み物理アタッカーが重かったので、それらを誤魔化せる「たべのこし持ちのヘイラッシャ」を採用しました。ヘイラッシャはみがわりの起点にされることが多いですが、そこに対しては特性「すりぬけ」のドラパルトが刺さるので問題ないと判断しました。
サーフゴーは、ドドゲザン入りと鋼テラスタルのキョジオーン入りのサイクルを崩すのが難しいので、それらが入っている構築に出す代わりの崩し枠として「おんみつマント持ちの格闘テラスタルカットロトム」を採用しました。相手視点はカットロトムがヘイラッシャ対策に見えるので、こちらのサーフゴーを相手のヘイラッシャに後投げする際になるべく「じわれ」を打たせにくくする効果があることも期待しました。
以上の6匹で構築が完成しました。
【個体紹介】
セグレイブ@じめんテラスタル
191(4)-216(252)-112-x-106-139(252)
持ち物:きあいのタスキ
特性:ねつこうかん
技構成:つららばり/きょけんとつげき/じしん/こおりのつぶて
・火力を意識してA特化 (耐久無振りガブリアスがつぶてで乱数75%で落ちるようになる)
構築の組み始めです。ドラゴンタイプが最強の環境において、こおり打点がある点が非常に強力で、シーズン中盤から注目していました。ただ、シーズン終盤はこのポケモンを明らかに強く意識した構築が散見されたので、動かし辛さは感じました。
「きあいのタスキ」の発動機会はそこまでなかったですが、このアイテムがあることで安心してバンバン投げられるので、持たせる価値はあったと思います。
テラスタルは「じしん」の火力を上げるために「じめん」としましたが、ぶっちゃけなんでもいいと思います。単体だけで見たら、ドラゴンタイプの技を透かせる「フェアリー」も強そうです。
剣盾のS1で組み始めとして使っていたジュラルドンに見た目がかなり似ていて、旅で初めて見た時はそこそこガチ恋しました。何かの縁なのでしょうか。いずれにせよ、今回もこのポケモンを組み始めとした構築で対戦出来てとても楽しかったです。
ドラパルト@あくテラスタル
163-140-85-152(252)-96(4)-213(252)
持ち物:いのちのたま
特性:すりぬけ
技構成:ドラゴンアロー/シャドーボール/かえんほうしゃ/みがわり
・ミラー意識の最速
・CSサーフゴーが「シャドーボール」で確定1発
・CSゲンガーが「ドラゴンアロー」で乱数81.2%
高速アタッカーです。物理耐久が厚い特性「てんねん」のポケモンをそこまで気にせずに済み、シンプルに通りが良い特殊型で採用しました。
「ドラゴンアロー」の採用理由は、受けループやゲンガーに強く出れるようにするためと、単純に場持ちを良くするためです。「みがわり」は後述するヘイラッシャのあくびと相性が良かったり、相手のテラスタルの様子見にも使えるので採用しました。
あくテラスタルが想像以上に強く、スカーフサーフゴーの一貫を切ってワンパンしたり、ドドゲザンに対面勝つ選択肢を得れたりと、生きる場面がかなりあったので、もっと評価されていいテラスタルだと感じました。
サーフゴー@ひこうテラスタル
193(244)-x-115-200(228)-111-109(36)
持ち物:こだわりメガネ
特性:おうごんのからだ
技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/トリック/じこさいせい
・耐久はなるべく欲しいのでほぼぶっぱ、Cは11nになりつつなるべく高いように調整
・ロトム等を抜けたらいいな程度に少しS振り
この構築のMVPです。シーズン終盤に進むにつれて、環境に多く存在する構築が補助技を絡めたサイクル寄りになっていったので、かなり信頼して投げていました。
特性「おうごんのからだ」が本当に強く、他のポケモンでは替えが利きません。受け駒に対して適当にぶん投げて、裏にも一貫する技を打つだけで相手のサイクルが簡単に崩壊していきました。
受け構築にも積極的に投げていくので、トリックで崩した後にTODが出来る選択肢を残せるように「じこさいせい」を採用しました。ただ、正直あまり打つ場面はなかったので、構築によっては技範囲を広げる選択肢も全然良いと思います。
テラスタルもじめんを透かせて無難に強い「ひこう」にしましたが、1点読みの行動をされる場面がかなりあったので、別のテラスタルでも全然良いと思います。
上手く構築を組めれば間違いなく最強格に近いポケモンだと思うので、ぜひいろんな人に触ってみてほしいポケモンです。
オーロンゲ@ほのおテラスタル
191(164)-176(156)-89(28)-x-114(148)-82(12)
持ち物:とつげきチョッキ
特性:おみとおし
技構成:かみくだく/ソウルクラッシュ/ふいうち/ドレインパンチ
・C特化サーフゴーの「ゴールドラッシュ」が乱数6.2%
・こだわりメガネ持ちの鋼テラスタルサザンドラの「ラスターカノン」を確定耐え
・「かみくだく」で耐久無振りドラパルトに103.0%から入る
革命。この構築の準MVPです。このポケモンのイメージとしては「でんきテラスタルのメタをかいくぐった、選出段階で読まれない、火力がひかえめなチョッキマリルリ」です。こう聞くとそこそこ強そうに見えますね。
セグレイブの代わりとしてサザンドラ入りに対して初手に投げて圧をかけていくのが主な仕事ですが、軸の3匹とタイプの補完が非常に良く、ドラゴンタイプに対して雑に後投げをして特性の「おみとおし」で相手の持ち物を確認することで、安定した立ち回りで一気に対戦のペースを握ることが出来ます。特にこだわりアイテム持ちだと思われるポケモン(サザンドラやドラパルト、サーフゴー)に対して後投げして、こだわりアイテムを確認してから裏に負荷がかかる技選択を出来る点が大きな魅力でした。
ほのおテラスタルの理由は、おにび持ちへの耐性をつけるため、弱点であるはがねタイプを半減にして殴れるためなどです。対ドラパルト、サーフゴー、ドドゲザンなどに対して有効に働くシーンが多くありました。
今、メジャーな壁貼り型やこだわりトリック型はサーフゴーの後出しで簡単にサイクル不利になってしまうという致命的な弱点がありますが、この型であればむしろサーフゴーを誘って倒すことが出来ます。今後、環境に数を増やすのではないかと思えるくらい自信のある型なので、相性補完が最高な前述のこだわりメガネ持ちのサーフゴーと合わせてぜひ使ってみてほしいポケモンです。
ヘイラッシャ@フェアリーテラスタル
257(252)-120-183(252)-x-86(4)-55
持ち物:たべのこし
特性:てんねん
技構成:アクアブレイク/ゆきなだれ/じわれ/あくび
・たべのこしの回復最大効率16n+1になりつつ、物理耐久が最大になるようにHB特化
諸説枠①。この構築1番の戦犯でした。
マリルリの裏にはだいたいサーフゴーがいて有利にならないし、ウルガモス入りはマスカーニャのどくびし始動展開が流行っていたので、役割対象に全然勝てませんでした。特に最終日付近はかなりメタられていたのを感じました。
技構成に「じわれ」が入っていて、本当にこのポケモンを使いたくなかったのですが、受けミラーで暇な時のストレスがあまりにも大きかったので、最終的に入ってきてしまいました。ただ、最終日は僕の記憶では1回も当てなかったので、ギリギリセーフです。(その分、他の部分の運が爆発してた気がするけど)
思考停止で入れてしまった感があるので、ここの枠はもっと考察するべきでした。大反省。
155(236)-x-127-172(252)-127-109(20)
持ち物:おんみつマント
特性:ふゆう
技構成:10万ボルト/リーフストーム/テラバースト/わるだくみ
・ほぼHCベース、同族意識で少しS振り (自分のサーフゴーと同じSライン)
諸説枠②。ただこのポケモンは、相手視点だとヘイラッシャ対策に見えるので、見た目の「じわれ」の一貫を切るという意味でサーフゴーを強く動かす上では必須のポケモンだった気がします。
ウォッシュロトムではなくカットロトムな理由は全体のタイプ補完を考えてと命中90です。ヘイラッシャが水タイプなので、ウォッシュロトムを採用するとなんか気持ち悪いです。
サーフゴーが通しにくい鋼テラスタルのキョジオーン入りサイクルとドドゲザンを意識して、かくとうテラスタルのわるだくみ3ウェポン型にしました。型の選択自体は間違っていなかったと思いますが、扱いがかなり難しかったです。
【基本選出】
①セグレイブ+ドラパルト+サーフゴー(カットロトム)
構築を作る段階で考えていた基本選出です。困ったらとりあえずこれを投げとけばいいと思います。
②オーロンゲ+ドラパルト+サーフゴー(カットロトム)
主にサザンドラ入りに出す選出です。ただ、サーフゴーを1番強く活かせる選出はこっちなので、最終日付近はかなりこの選出を信用して投げていました。
③セグレイブ+ドラパルト+オーロンゲ
崩し枠が必要ないゴリゴリの対面構築に投げます。オーロンゲを引き先として上手く使って、セグレイブを残しておく立ち回りも頭の中に入れておくと、プレイングの幅が広がります。
④サーフゴー+オーロンゲ+誰か
初手サーフゴーで大きなアドバンテージが取れそうなときにする選出です。最悪、出し負けをしてもオーロンゲ引きが成立しそうな時は、この選出をすると良いかもしれません。
⑤セグレイブ+ヘイラッシャ+特殊の崩し枠
ヘイラッシャを投げたい時によくしていた選出です。構築を使い始めた初期段階ではかなりこの選出パターンを使っていましたが、最終日につれて信用が減っていきました。
【特に厳しいポケモン・構築】
最終日付近で何回も当たって、相手していてかなり厳しく感じました。この構築に勝てるように、ヘイラッシャの枠を変えるべきでした。
・キョジオーン+ドラゴンタイプ
基本的にはカットロトムで全てを貫けるほど甘くはないので、普通に厳しく感じました。だいたい強気な立ち回りを強いられましたが、なぜか勝率はそこまで悪くなかったです。
・「みがわり」持ちのブラッキー
・全てのウルガモス
【結果】
TN スポンジ 最終47位
【最後に】
とりあえず、全く新しい対戦環境でも最終2桁順位を取ることが出来てホッとしました。テラスタルにある程度慣れるまでは、ずっと3桁後半~4桁順位を彷徨っていたので、なかなか大変でした。
テラスタルの対戦システムについて、最初は「大丈夫か??」ってかなり疑問視をしていましたが、慣れてきたらいろんな構築を組む選択肢が頭に浮かんできたので、今のところはとても楽しいです。ただ、今のところ数値こそが正義って感じがするので、600族が強すぎるのはちょっと気になりますね。
個人的には、ダイマックスの方が得意な感じはしていますが、上手い人が勝つのがテラスタルかなっていう感触も今のところあるので、少しでも上位プレイヤーに食らいつけるように精進していきたいです。
9世代の目標は、Youtube活動を通しながらポケモン対戦の様々な魅力を伝えることなので、また上位で戦えるように動画や生放送をしながら日々修行していきたいと思います!
最終日動画やシーズンを戦う過程、また初心者~中級者向けの動画なども映していく予定なので、Youtubeの方も良かったらよろしくお願いします。
それではここまで閲覧ありがとうございました。