スピンカバナットサイクル×対面[S9最終29位]

[はじめに]

S9お疲れさまでした。エースバーン環境最後ということでしたが、S9は3シーズンの中で一番完成度が高い構築を作れた気がしたので満足です。(最終日にやっと形になった構築ですが...)それでは、使用構築を紹介していきます。

トレーナーカード

イベルタルは悪ウーラオス

 

[構築経緯]

①「襷の悪ウーラオス」の対面性能に惹かれてここから構築を組み始めました。

②ウーラオスが出しにくいカバルドン展開に対して初手に出す対面性能が高いポケモンとして「アシレーヌ」を採用しました。

カバルドン+ゴリランダーの並び、受け構築、その他もろもろの厳しい構築に対して無理やり初手ダイマックスで制圧していくポケモンとして「両刀エースバーン」を採用しました。

④数的有利を取った後、相手のエースバーンに上からダイナックルを積まれる展開が厳しいと感じたので、「アッキの実カバルドン」を採用しました。

カバルドンと相性の良いクッションとして「HDポリゴン2」を採用しました。

⑥ここまでで重いギャラドスに対して強く、カバポリと相性の良いポケモンとして「スカーフスピンロトム」を採用しました。

ポリゴン2がクッションとしての役割が果たせないと感じたので、「HDナットレイ」に変更しました。

 

 

[単体紹介]

悪ウーラオス@襷 不可視の拳 キョダイ個体

175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)

暗黒強打/インファイト/アイアンヘッド/不意打ち

無振りエースバーンに等倍威力120技が92.9~109.0%

 

構築の組み始め。カバルドン展開以外の多くのポケモンに対面から勝てる点を評価しました。ただ、実際はなかなか数的有利を取るのが難しく、思い通りにいかないポケモンでもありました。

 

アイアンヘッドトゲキッスニンフィア等のフェアリータイプに最低限の打点を持つための採用です。

 

S6に自分が使っていた弱保バンギとかなり使用感が近かったのが「スキ」ポイント。

 

 

アシレーヌ@弱点保険 激流

187(252)-84-121(212)-160-136-86(44)

熱湯/ムンホ/瞑想/アクアジェット

意地ウーラオスのダイサンダーが86.6~102.6%

S8のくろこさんのポリゴン2の素早さ+2

 

襷を持たずに、ウーラオスが苦手なカバルドン展開に出していける対面性能の高いポケモンとして採用しました。8世代のアシレーヌで一番強い型だと思っています。ゴリランダー入りには出さないようにだけ気を付けてました。

 

配分を以前のやつとは少し変更し、ウーラオスの攻撃をなるべく耐えるように耐久に振り、なるべく多くのポリゴン2の上から瞑想を積めるようにしました。

 

世界で一番可愛いポケモンなところが「スキ」ポイント。

 

 

 

エースバーン@珠 リベロ

155-145(68)-85-127(244)-95-164(196)

エレキボール/シャドーボール/とび膝蹴り/飛び跳ねる

B<D

最速ウーラオス抜き

Hぶっぱドヒドイデにダイサンダーが96.1%~114.0%

ダイジェット+ダイホロウでHBカバルドンに95.2~112.9%

 

宇宙最強のバカポケモン。珠エースバーンでは一番強い型だと思っています。困ったら、初手に出してダイマさせてました。受け構築には相変わらず強かったです。

 

このポケモンを使う上で大事なことは、3ターンの間にどこまで荒らせればいいかを考えて必要な分だけ強気な選択をすることです。

 

くろこさんのキャスを見てた時に、この型のエースバーンがくろこさんのボックスにいたのが「スキ」ポイント。

 

 

カバルドン@アッキ 砂起こし

215(252)-132-182(220)-x-97(36)-67

地震/ヘビーボンバー/ボディプレス/怠ける

C252振り+1ポリゴン2の冷凍ビームが83.7~99.5%

補正なし珠エースバーンの物理連続キョダイカキュウ確定耐え

 

前期、構築記事を見ていた時に多くの人がこのカバルドンで結果を残してたみたいで嬉しかったです。S9では以前に比べたら刺さりは悪くなりましたが、強さはまだまだ健在でした。

 

間違いなく一番面白い発想が出来たポケモンであるのが「スキ」ポイント。

 

 

スピンロトム@スカーフ 浮遊

125-x-127-157(252)-128(4)-151(252)

ボルトチェンジ/エアスラッシュ/10万ボルト/トリック

B<D

ボルトチェンジが無振り水ウーラオスに89.1~106.2%

 

最後の方に入ってきたポケモンですが、この構築のMVP。環境に多くいるポケモン全般にかなり強く出れて環境メタとしては最高に近いポケモンでした。

 

読まれないスカーフ枠として、ボルトチェンジからクッションに引くという動きが非常に強かったです。また、先行ダイマックスをした後の掃除役としても優秀でした。

 

7世代のメガライボルトと非常に似た動きが出来たのが「スキ」ポイント。

 

 

ナットレイ@オッカ 鉄の棘

181(252)-114-153(12)-x-183(244)-22

パワーウィップ/ジャイロボール/ボディプレス/やどりきの種

 

最後に入ってきたポケモン。ミトムやアシレーヌ等の水ポケモンの受けとしてしっかり機能してくれました。途中まで残飯で使っていたので、調整はその時に考えた調整のものをそのまま使いました。オッカでは意味はありません。

 

カバナットで重かった水ウーラオスに対して、スピンロトムの上からのボルトチェンジからナットレイに繋ぐことで非常にスムーズに処理できる場面が多くありました。

 

ナットレイの可愛さを通話内で思い出させてくれたしゃけさんには感謝しています。なんだかんだ構築から外せないのが「スキ」ポイント。

 

 

 

[選出パターン]

スピンロトムカバルドンナットレイ

困ったときによくした選出です。7世代のライボカグヤガブ感が出てて好き(老害)

 

②初手悪ウーラオスとあと2匹

相手の構築にカバルドンがいない時に最初に考える選出です。悪ウーラオスで数的有利を取る動きが理想となります。

 

③初手アシレーヌとあと2匹

相手の構築にカバルドンがいるときにアシレーヌを初手におけないか考えます。裏の2匹はわりとどのポケモンも出していた気がします。相手の構築にゴリランダーがいる場合はこの選出は出来ません。

 

④エースバーンの初手ダイマックス

②と③で厳しいカバルドン+ゴリランダーの並びや受け構築に対してする選出です。受け構築はエースバーンで数的有利を取ってカバナットでTODを狙う動きです。

 

 

 

[結果とまとめ]

TN スポンジ 最終277位

TN Yuzuru 最終29位(レート2111)

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やっと満足する構築が組めた気がします。タイプ補完もそこそこ良いモノになって、好きな要素をたくさん詰め込めたので、個人的にかなり好きな構築になりました。

 

ただ、最終日は満足できる内容の試合は少なく、集中力が保てなかったのが悔しかったので、体力を頑張ってつけたいです…