悪魔的ザシアンボルトマンムー【S22最終33位】
【はじめに】
S22お疲れ様でした。今月は自分が苦手としていた伝説環境ではじめてレート2100に行くことが出来ました。
ただ、構築の完成度にはあまり満足してない(この環境で自分が満足できる構築を組むのはたぶん不可能)ので、今回は簡潔に書きます。
【構築経緯】
現環境では自分が好んでいる「環境TOPにメタを貼り、ミラーにならない構築」を組もうとすると、どうしてもパワー不足になりがちで勝ち切れないなと判断しました。なので、今回は「最大値をひたすら高め、上振れ要素を多く入れる構築」という自分が苦手な部類の構築を考えていきました。
まず伝説枠ですが、今月はザシアンカイオーガムゲンダイナが環境の中心になると予想したので、最大値が取れてそれらと5分に戦えるザシアンにすることにしました。黒バドレックスもこれに該当しますが、上手く構築が組めなかったので採用は見送りました。
前期の最速ダイナと意地ザシアンの流行から、今期ザシアンを使うなら最速がベストだと思いましたが、それだと最大値が取れなくなってしまうのと、同じことを考えている人とのミラーが不安になるので、今回は意地ザシアンにしました。
そうなると、相手のザシアンミラーにどう頑張っても勝てないので、1回引き先となれて90%で先制麻痺を巻けるゴツメ化身ボルトロスと対面で不利じゃなくて技範囲の通りが良い襷マンムーを採用しました。
この3匹を対ザシアン軸に出す選出にするとして、このままだとカイオーガ軸に圧倒的に不利を取るので、ザシアンと攻めの補完が良く、ついでに黒バドレックスにも対面勝てる駒であるチョッキウオノラゴンを採用しました。
ここまでの4匹が構築の軸となります。あとの2枠はザシアン以外での崩しを強く意識しながら、ここまでで重いポケモンをふんわり見れるオボンGファイヤーとスカーフゴチルゼルを採用しました。詳しくは個体紹介の枠で書きます。
【個体紹介】
ザシアン@くちたけん
199(252)-223(100)-150(116)-x-136(4)-173(36)
特性:ふとうのけん
技構成:きょじゅうざん/じゃれつく/こおりのキバ/ほのおのキバ
・メタモンの+2きょじゅうざん確定耐え
・S21最終3位の調整のアッキサンダーがじゃれつく×2でほぼ落ちる
・すばやさは準速エースバーン+2(S21最終2位のザシアン+1)
間違いなく今期遅いザシアンの中で最強だったHABザシアンです。大流行していたマンムーに対して、対面できょじゅうざん→じゃれつくの動きをすることで取り巻きのサンダーにも雰囲気強く出れるのが本当に偉かったです(1ターン目でサンダーに引いてくることはこちら側じゃれつくを打てることを考えるとほぼない)
技構成は汎用のきょじゅうざんとじゃれつくは抜いたら弊害が出まくったので確定枠で、ボルトロスが呼ぶランドロスを誘殺出来るこおりのキバ、鋼タイプへの打点で一番広い範囲にさせると感じたほのおのキバとしました。つるぎのまいがあると、崩し性能が上がりサンダーの処理ルートがひとつ増えるので何度も採用を考えましたが、抜ける技がなかったので今回は採用を見送りました。
185(244)-x-132(236)-145-100-135(28)
特性:いたずらごころ
・すばやさは準速マンムー+3(そこら辺を意識した速いレヒレ意識)
ザシアンに1回だけ投げれるクッションです。クッションとして投げてから、先制でんじはの強い択を作れるのが優秀でした。
また、今期環境に刺さっていた技であるくさむすびを自然に採用出来て、ちょうはつによる確実なゲームメイクがしやすい点等も考えると、使い方によってはもっと評価されていいポケモンなのではないかなと思います。
ただ、90%を外したら即負けの試合があまりにも多い点は弱いです。
185-200(252)-100-91(4)-72-132(252)
特性:どんかん
技構成:じしん/つららおとし/フリーズドライ/こおりのつぶて
今期、一番熱かったタスキ枠です。非接触の高火力物理技と先制技を打てて、こおり+じめんの範囲を持てて、いかくが効かない点が評価されているのだと思います。
つららおとしは、命中90で固定威力85を出せて怯みの上振れがあるのが優秀で、フリーズドライはザシアン軸でしんどくなりがちなヌオーやトリトドンに刺さるので採用しています。
ゴツゴツメットを合わせてH振りまでのザシアンをちょうどじしんでスマートに処理できるのも素晴らしかったです。
ウオノラゴン@とつげきチョッキ
197(252)-121-120-81-116(124)-112(132)
特性:がんじょうあご
技構成:エラがみ/りゅうせいぐん/がんせきふうじ/かみくだく
・黒バドレックスの+2アストラルビットが乱数6.2%
・後攻雨エラがみで耐久無振りカイオーガが確定3発
・すばやさは無振りランドロス抜き(1がんぷうで最速100族抜き)
カイオーガと黒バドレックス対策枠です。ザシアンが苦手なウルガモスに強い点も強力で、ザシアンと非常に相性が良いと感じました。
ただ、上位でマッチングするカイオーガはたべのこし型が多く、その型だとウオノラゴンが非常に動きにくいので、流行にかなり不利だったところは反省点です。(1回だけ運がめっちゃ良くて勝った)
177(252)-x-122(52)-115-130-122(204)
特性:かげふみ
技構成:アシストパワー/コスモパワー/トリック/ねむる
・A無振りヌオーのじしんが確定4発
・トリック後無振り61族(テッカグヤ)抜き
ザシアンを受けてくる駒(ウインディ、ヌオー、ドヒドイデ、エアームド辺り)を機能停止にさせるために採用しました。構築にいるだけで相手の立ち回りを歪ませる独自の性能を持っている点を評価しています。
奇跡的に構築内でこだわりスカーフが余っていたので持たせました。こだわりメガネに比べてトリックが決まりやすい点や、トリック後の相手の負荷が大きくない点が強いです。
Gファイヤー@オボンのみ
188(180)-x-110-150(132)-145-135(196)
特性:ぎゃくじょう
技構成:もえあがるいかり/エアスラッシュ/わるだくみ/こうそくいどう
ここまでで勝つのが厳しいと感じた日食ネクロズマやギルガルド絡みのサイクルを崩すために採用しました。また、構築全体で黒バドレックスの一貫を切っているのも評価点です。
ここの枠はザシアン軸に出せるもうひとつの選択肢であり、崩しの駒となれるヒートロトムと入れ替えながら使ってましたが、Gファイヤーの方が使用感が良かったので、最終的にはこの子を使いました。
【結果】
TN Vaudeville 80勝29敗 レート2100 最終33位
【最後に】
この2か月間、真剣にポケモンと向き合って何度も病んできましたが、考えれば考えるほどこのルールが嫌いになっていきました。
どんな構築を使ってもダイマックスがないことによる命中不安、せいでんきが避けられない構築しか作れない、命中安定の接触しない偉い構築を組んだら環境TOPの超火力ポケモンたちに押されてしまう。
今回は現環境で勝つために自分の好きな組み方を全部捨てて「最大値と上振れ要素をひたすら求める」という自分が嫌いな組み方をしました。これは結果的には正解で、最終日は吹っ切れた気持ちで挑むことが出来たと思います。
シリーズ8も含めて伝説環境の超火力環境が本当に苦手で、暗いトンネルに入っていましたが、やっと抜け出すことが出来て良かったです。
S23は今のところやる予定はないのですが、もしやる気になったら自分の好きなポケモンを軸とした構築を組んでみたいです。とりあえず、シリーズ11がどんなルールか今から楽しみです。
最後に
・不安でメンタルが壊れそうな時に通話に付き合ってくれた方々
・超カッコいいTNをくれためろーる
・最後まで僕のライバルになってくれたゼオンさん
ありがとうございました。
サムネ用
サンダージバノラゴンFin【S20最終57位】
【はじめに】
S20お疲れ様でした。今期は最終日前日まで2ロム10位台をキープしていて、シーズン全体を通したらかなり調子が良かったシーズンでしたが、最終日付近は全く勝てなくて、最後は自信がなくなって保存した悔しいシーズンでした。
ただ、ボロボロの中でも最低限の結果は残せたので、記録として記事の形で残しておきます。
【構築経緯】
S14で自分が最終3位を取った構築が自分の中で一番強いと感じたので、この構築を進化させることを目標としました。実際、進化をさせることはできませんでしたが、別のベクトルの強さを引き出すことはできたと思います。
S14の構築記事はコチラ↓
【単体紹介】
サンダー@オボンのみ
194(228)-110-150(252)-146(4)-111(4)-110(20)
特性:せいでんき
技構成:ボルトチェンジ/ぼうふう/とんぼがえり/はねやすめ
・1加速で最速ウーラオス抜き
・S無振りのランドロス抜かれ
いつもの妥協個体サンダーです。基本的にはこのポケモンを初手に投げていました。
呼ぶ地面タイプにとんぼがえり→ウオノラゴンorマンムー着地の動きが相変わらず強力でした。
火力がないHBサンダーは地面タイプにぼうふうを打つ機会が多いのが弱みですが、それを緩和できるとんぼがえりは個人的には冠環境で選択肢に入っていい技だと思っています。
ウオノラゴン@こだわりスカーフ
165-142(252)-121(4)-x-100-139(252)
特性:がんじょうあご
技構成:エラがみ/げきりん/メガトンキック/ねごと
これもいつものです。
エースバーンに強く、サンダーにも触れる回数が少ない。また、他のポケモンにはないバカ火力を持っていて他のポケモンでは替えが利きません。
技構成にねむるを入れるか悩みましたが、相変わらずラグラージ展開が厳しめなので、運ゲが出来るねごとにしました。
177(252)-81-143(60)-192(196)-110-70
特性:アナライズ
技構成:ボルトチェンジ/ラスターカノン/10万ボルト/ボディプレス
・A特化ミミッキュの+2ダイナックルを確定耐え
・C特化サンダーの珠ダイバーン乱数12.5%
・4振りカバルドン抜き抜き(ブリザポス意識)
見た目も性能も最高のポケモンです。サンダーノラゴンで処理が曖昧になるポリレヒレに後投げ出来て、ダイマしても強く、対面操作も出来る。このポケモンも他では替えが利きません。
S14に比べて明らかに露骨なメタは増えていましたが、それでもよく頑張ってくれました。冠環境で一番好きになったポケモンです。
185-200(252)-101(4)-x-80-132(252)
特性:どんかん
新しく採用したポケモン①です。相手のドラゴンタイプと地面タイプに強いこおり打点を持っていて、電気の一貫を切る地面タイプとしての採用です。
地面タイプの結論的な存在だったランドロスのいかくを無効にしつつ、先制技を4倍で打てる点が強く、使い方次第ではもっと評価されていいポケモンだった気がします。(体感、S20はミラーが多かったので、もしかしたら同じ考えの人が多かったのかもしれない)
初手に出しても後発から出しても使いやすく、ダイナックルでの崩しも非常に優秀でした。
ドラパルト@たべのこし
163-126-95-152(252)-96(4)-213(252)
特性:すりぬけ
技構成:ドラゴンアロー/シャドーボール/かえんほうしゃ/みがわり
・H4B76振りのウツロイドにドラゴンアローが確定2発
・最速スカーフウオノラゴンを意識して最速
新しく採用したポケモン②です。ここまでで重いナットレイ、ウオノラゴン絡みに強いポケモンで、この構築の穴を大きく埋めてくれたMVP的な存在でした。
技構成が独特ですが、これはダイマしなくても使いやすいように場持ちを良くした結果、こうなりました。特にシャドーボールがあることで対ミミッキュに対して立ち回りがかなり楽になりました。
ウオノラゴンがナットレイを呼ぶ点、たべのこしとみがわりを見たらかえんほうしゃが読まれない点、サンダーに対してとりあえずみがわりの動きが強い点、霊の一貫を切っていない構築が多い点の以上4点から流行のカバサンダーナットウツロに非常に強く出れました。
シリーズ8に入るまでは、このポケモンを使うのが本当に苦手でしたが、シリーズ9で使えるようになったのは一番の成長だと思います。
ミミッキュ@いのちのたま
131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
特性:ばけのかわ
最後まで定まらなかった枠です。
ドラゴンタイプがとにかく重いのでフェアリータイプがあることでそこの緩和、また対面選出の選択肢の際に詰め駒となる点を評価しています。
ここの枠でもっと強い動きを見つけれれば、構築として完成形になったかなと思います。
【S14からの変更点】
①選出誘導の多用
S14では選出パターンを2パターンにほぼ固定して、そこの立ち回りを極めること、選出のパワーを上げることだけを意識してました。しかし、冠環境後半のS18~20ではプレイヤーのレベルが上がり、ジバノラゴンの通りが悪くなり、それだけでは勝てないことに気付きました。
そこで新しく導入したのが選出誘導です。この考えは個人的にあまり好きではないのですが、勝率をなるべく上げるために必要不可欠だと感じました。
具体的にやったこととしては、「攻撃の圧力が高いポケモンを多く採用して、その受けポケモンを誘って倒す」です。
ウオノラゴン→相手のナットレイを呼ぶ→ドラパルトを通す
ドラパルト→相手のポリゴン2を呼ぶ→ジバノラゴンを通す
マンムー→初手にウーラオスを誘いやすい→初手サンダーの展開が通る
こんな具合です。
この考えは
・S18最終12位のかもねぎなべさんの構築記事
・くろこさんの「選出の仕方を解説した動画」で僕の構築がサンプルとして使われていた時のコメント
の2つを拝見した時に閃きました。
②サイクル選出の逃げ道を多く作る
この構築は初手サンダーのサイクル選出(例:サンダージバノラゴン)と対面選出(例:マンムーウオノラゴンミミッキュ)の2つから成り立っています。その中で核であるサイクル選出の強化が勝率を上げるために必須だと考えました。
そこで初手サンダーが絡む選出のパターンを増やしました。具体的には
①サンダージバノラゴン(基本選出)
②サンダージバドラパ(対カバナットウツロサンダー、ドラパの通りが良いとき)
③サンダージバコマンムー(対ドラゴンタイプを重めに見るとき)
④サンダーノラゴンミミッキュ(ジバコが必要でない少し対面的な選出)
こんな感じです。初手サンダーが多くの構築に一番安定するので、そこをなるべく固定しつつ、選出パターンをひたすら増やしていきました。
【結果】
TN あさひ 最終57位
最終レート2014 96勝48敗
【総括】
なんとか冠環境は6か月間、最終2桁順位にいることが出来ました。
ただ、最後のシーズンは自信が持てなくて保存という死にかけの状態になってしまったのが心残りです。
それでも、ボロボロになりながら「チョッキジバコイル+スカーフウオノラゴン+飛行枠」という自分の中での結論パを最後まで貫けたのは、7世代ではできなかったことであり大きな成長です。
次は大きな結果に結びつけるように特にメンタル面を強化していきたいです。
さて、次の環境は「竜王戦ルール+ダイマックス禁止」ということで僕にとって大きな試練の3か月になるでしょう。もしかしたら3か月まともに結果を残せないかもしれません。
それでも、ポケモンバトルを楽しむ心をずっと忘れずにやっていきたいです。
異端ドラパハピナマコ【S19最終22位】
【はじめに】
今更ですが、S19の使用構築を簡単に紹介します。最終日付近に急いで作った構築でしたが、シンプルながら強かったです!
【構築経緯】
別構築で潜っていた時にエスバゴリラの増加、HDポリゴン2の減少を確認しました。なので、特殊の珠ドラパルトがそのような環境に刺さっているなと感じてここから構築をスタートをしました。
この型のドラパルトはサイクルを回すのが難しく、対面的に動かすのが強いです。なので、今回はそれに合った初手ダイマックスに特化した構築を作っていきました。
今回、構築を組む上で参考にした記事
【簡単な構築の概要】
今回の構築は超シンプルで
初手ダイマ枠(ドラパルトorキュウコン)+詰め(ウーラオスミミッキュorハピナスナマコブシ)
の選出しか基本的には行いません。
ドラパルト:キュウコン=8:2くらいの選出率でした。
ウーラミミorハピナマコの選出基準は、ハピナマコで詰ませれそうな構築ならハピナマコ、無理ならウーラミミといった感覚です。ただ、割合としてはウーラミミ:ハピナマコ=7:3くらいの選出率でした。
ただ、ハピナマコの受けはこちらが初手ダイマックスをする上で一番嫌な立ち回りである「相手の初手ダイマックス」を渋らせる効果があるので、構築にいるだけでもしっかり仕事をしてくれました。また、ハピナマコで最上位で結果を残していた方は初手ダイマックスを使わない人が多く、その認識からこちらの初手ダイマックスを読まれにくくさせる効果もあったと思います。
【単体紹介】
ドラパルト@いのちのたま
特性:すりぬけ(クリアボディと選択)
配分:163-x-95-167(252)-96(4)-194(252)
構築の組み始めです。上記の通り、環境に刺さっていると感じたので使用しましたが、マジで強かったです。
火力が欲しいのでCに特化しました。特性はランドロス対面で型の誤認を狙えるクリアボディもありだと思います(エルフーンに対面でめっちゃみがわり置かれて腹が立ったので今回はすりぬけにしました)。
基本的にはどの対面でも初手ダイマックスを切ります(ナットレイ対面だけはかえんほうしゃでいいので例外)。このポケモンを使う上でのコツは「裏の詰め筋と相談して、どこまで荒らせばいいかを考えながら技選択をする」です。不利な構築や厳しい局面では積極的に交代読みの行動も行いました。
ドラパルトは、ここまでの18シーズンで自分では扱えないポケモンと認識していましたが、環境や構築にフィットした型、自分に扱える型を使えば、最強クラスに強いポケモンだと感じることが出来ました。
アローラキュウコン@たつじんのおび
特性:ゆきふらし
配分:151(20)-90(20)-96(4)-133(252)-108-171(212)
技構成:ふぶき/あなをほる/フリーズドライ/わるだくみ
・ラッキーのちきゅうなげを意識してHP151
・最速ウツロイド抜き
・あられダメージ+フリーズドライで耐久無振り水ウーラオスがだいたい落ちる
第2の初手ダイマ枠です。ドラパルトが通しにくい受け気味の構築やEasyWin出来そうな構築(キュウコン受けをジバコイルウツロイドヒードランに一任してそうな構築)に投げていきます。
このポケモンにした1番の理由は「選出誘導」です。メインの選出であるドラパルトの初手ダイマは、初手の悪ウーラオスやサンダーが非常に嫌でした。そこで、初手に出すイメージが強いこのポケモンを採用することで、間接的にドラパルトの初手ダイマのサポートをしてくれました。
持ち物は最初、初手ダイマ以外の選択肢も取れて、受けやあくび展開をメタれる「ラムのみ」にしていましたが、あまりにも火力が足りなかったので、初手ダイマに特化した「たつじんのおび」を持たせました。
キュウコンは有利不利がはっきりしているポケモンで、受け駒もはっきりしているため、交代読み等は非常に決めやすいポケモンです。なので、わりと初手ダイマに適していたポケモンだったと思います。
特性:ふかしのこぶし
配分:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)
技構成:あんこくきょうだ/インファイト/どくづき/ふいうち
ミミッキュ@オボンのみ
特性:ばけのかわ
配分:132(12)-141(244)-100-x-125-162(252)
技構成:じゃれつく/かげうち/のろい/みがわり
詰めパターン①です。
技範囲の広さを評価してウーラオスは悪の方で採用しています。ウーラオスミラーと相手のミミッキュはこちらのミミッキュで対処がしやすいので、今回は素早さよりも火力を意識して性格をいじっぱりにしました。後述のミミッキュが覚えているのろいのスリップダメージとふいうちの詰めの相性が素晴らしかったです。
ミミッキュは上記の通り、こちらが悪ウーラオスを採用する以上、相手のハチマキ水ウーラオスがしんどめなので、持ち物を「オボンのみ」で採用しました。ハチマキ水ウーラオスに強いだけでなく、いろんなポケモンにのろい+みがわりのスリップダメージをいつもより多く入れれるケースも多く、かなり使用感が良かったです。
ハピナス@たべのこし
特性:しぜんかいふく
配分:337(52)-x-68(252)-x-160(36)-96(164)
技構成:ちきゅうなげ/たまごうみ/あまえる/でんじは
・HPはたべのこし最大効率の16n+1
・でんじは後最速アーゴヨン抜き
ナマコブシ@アッキのみ
162(252)-x-200(252)-x-151(4)-25
技構成:みずびたし/どくどく/まもる/じこさいせい
詰めパターン②です。初手ダイマックスをした後受け回すだけで勝てそうな構築や、初手ダイマックスをせずに一回引く選択肢が欲しい可能性がある時に選出しました。(例:ドラパで初手ダイマしたいパターンで相手の構築にブリザポスがいる時、相手が明らかに初手ダイマ特化みたいな構築の時など)
受け回しの2匹は構築にいるだけで
・相手の初手ダイマックスを渋らせることが出来る
・相手の崩し枠(ハチマキウーラオスなど)を誘うことで、こちらの対面選出を強く生かすことが出来る
等の働きをしてくれたので、選出率が低くても外す理由はありませんでした。
【結果と感想】
TN ロビン 最終レート2052 最終22位
久しぶりに初手ダイマックス特化の構築を使ったシーズンでした。
とにかくS19は特殊ドラパルトが最強だったので、構築の選択は間違っていなかったように感じます。
形はキレイではないとはいえ、今までまともに使えていなかったドラパルトを軸として使えるようになったのはひとつの進歩かもしれません。
蒼炎のブス【S18最終23位】
【はじめに】
お久しぶりです、スポンジです。今回はS18の構築を紹介していこうと思います。
最上位には行けなかったけど、3シーズンぶりの最終2桁嬉しいです!
ちなみに構築名は赤のブス「ブルンゲル」と青のブス「ウオノラゴン」から取りました。ブスなだけで見た目が嫌いなわけではないです。
【構築経緯】
S18の環境考察を自分なりにしていたら、「S12の環境にポリゴン2とドラゴンタイプ勢が増えた感覚」だと感じました。なので、S12で自分が最終8位を取った構築を現環境に適応させていくことを目指して構築を作っていきました。
↑最終8位の構築はコチラ
【単体紹介】
191(196)-x-116(4)-146(100)-121(4)-126(204)
・1加速で最速エースバーン抜き
・ゴツメダメージ+エアスラッシュで耐久無振りウーラオスが確定一発
・特化サンダーの珠ダイジェットが乱数2発(5%)
S12ではたべのこしをもたせていましたが、ウーラオスのれいとうパンチ持ちが増えたため、れいとうパンチ持ちでも対面なら対応出来るカイリューを開発してみました。たべのこしの回復量が無い分をカバーできるように、耐久面に多めに振り、Sラインを大幅に削りました。対ドラパルトは後述のポリゴン2が強く出れたので、Sラインを削った弊害はそこまで感じなかったです。
ゴツゴツメットは対ウーラオス以外にも、相手のタスキを無理やり削ってウオノラゴンのエラがみで処理するルートを確保できたり、相手の考慮外のところからの削りを入れれたりとかなり強いアイテムだと感じました。
特殊カイリューは相手のポリゴン2にほぼ何も出来ないため、現環境では以前よりも刺さりが悪くはなっていると思います。ただ、ジバノラゴンと組むとなると、相手のポリゴン2に強く出れますし、逆にジバノラゴンが苦手な「ナットレイやランドロスが絡んだサイクル」にこのカイリューはしっかり強く出てくれるので、まだまだ全然やれる型だと感じています。
177(252)-81-143(60)-192(196)-110-70
10万ボルト/ラスターカノン/ボルトチェンジ/ボディプレス
・特化ミミッキュの+2威力120ダイホロウ確定耐え
・特化サンダーの珠ダイバーン乱数12.5%
こちらは変更点無し。ただ、配分は少し見直した方がいいかもと最終日にふと思いました。
ポリゴン2やレヒレのクッションとなりつつ、自らがダイマックスをしても強い。個人的には冠環境の中で最強ポケモンの一角だと思います。
ウオノラゴン@こだわりスカーフ がんじょうあご
165-142(252)-121(4)-x-100-139(252)
エラがみ/げきりん/メガトンキック/ねごと
・コケコやアーゴヨン、ミラーを意識して最速
こちらも変更点は無し。コケコが環境に増えていたので、最速の重要性が高まりました。
TODをよくしたので、ダイウォール媒体は「ねむる」でもいいかなと感じました。
選出率はS14よりはダウン、S12くらい(体感5割)でした。
191(244)-100-148(196)-134(68)-115-72
↑こちらの構築記事を参考にさせていただきました。
タスキ悪ウーラオスの代わりに入れたポケモンです。カイリュージバノラゴンで重いドラパルトやカイリュー等のドラゴンタイプへの対抗策として採用しました。このポケモンを採用したことにより、以前より最低限のサイクルを回しやすくなりました。
選出率自体はおそらく最下位でしたが、しっかり役割は果たしてくれたと思います。ただ、レート2050overの流れをつかめそうな大事な試合にこの子が全部急所に被弾して、レートが伸びなかったのだけは悲しかったです。
207(132)-182(44)-151(4)-x-104(228)-73(100)
じしん/ロックブラスト/ほのおのパンチ/つるぎのまい
・おくびょう珠サンダーのダイジェットが確定3発
・S実数値72のポリゴン2抜き
↑こちらの調整を参考にさせていただきました。
いつも通り、ここまでで重いこおりタイプに強い地面枠としての採用です。
今期はクレセリアが環境に増えると予想していたので、「つるぎのまい」で崩しを図りました。実際に生きる場面が多かったのでこの技構成は正解でした。ほのおのパンチはウオノラゴンで崩せないナットレイ絡みを崩すために採用しています。
持ち物はわりかしなんでもよさげだと感じたので、無難に強そうなじゃくてんほけんにしました。他の持ち物でもいいと思います。
後述のブルンゲルと合わせての崩しが非常に強力でした。
ブルンゲル@たべのこし ちょすい
193(140)-x-134(252)-106-135(76)-85(36)
うずしお/おにび/ちょうはつ/ちからをすいとる
・DL調整(B<D)
・残飯最大効率(16n+1)
・有名なみがわりポリゴン2のS実数値84+1
・ウーラオスのダイサンダー確定耐え(珠は乱数37.5%)
ドサイドンと合わせてサイクルの崩しを行います。ちょうはつ+うずしおで受けポケモンをハメていくイメージです。役割対象の構築は「ポリドヒド」「ラグドラパ」辺りです。
カイリューではなくドサイドンを出すときに、相手の水ウーラオスの存在が鬱陶しいなと思っていたので、そこを受けれてかつ崩し枠になれるような神ポケモンを探していたら、なんか僕のお友達の方がこんなことを言ってました。
最初はふざけてんだろwと思っていたんですが、冷静に考えたら、悪ウーラオスはなんとかなる(なんなら個体数少なかった)し、実は行けるんじゃね?と思って、29日に使う決心をしました。
最終日、何故かウーラオスカイリューの攻め駒+ドヒドクレセの受け駒みたいな構築にめっちゃマッチングして、レート2000帯で大暴れしてくれました。また、対ラグラージに対しては、うずしおでキャッチしてしまえば、相手はクイックターンで逃げることが出来ずそのままハメることもできます。ラグツルギもこの子でボコボコにしました。
とここまでいいことだけ書いていきましたが、当然汎用性は低く、かなりピンポイントメタ感があるので扱いが非常に難しいです。特に、対サンダーに何も出来ないのがあまりにも痛く、ドサイドンと組ませてこそなんとかやっていけるポケモンだと思いました。
ただ、環境にはぶっ刺さってました。このシーズンだからこそ採用出来たポケモンだと思います。預言者になってくれたびゃくやさん、技構成を一緒に考えてくれた人達に感謝。
【選出】
基本選出。とりあえず、これを投げとけば、だいたいなんとかしてくれます。
崩しを重視した選出。
【重いポケモン】
・貯水ガマゲロゲ
本当にどうやっても勝てなかったです。
・レヒレ、ミミッキュ、サンダー、エースバーン、ウーラオス、ポリゴン2
ここら辺は誤魔化しで対処していて強いので、普通に立ち回りミスると負けます。
・ラグラージ+サンダー
立ち回りがバレてると、ラグラージからサンダーに引かれます。
・Gヒヒダルマ
・珠テッカグヤ
ウオノラゴンがワンパンされます。
【結果】
TN とうもろこし 最終レート2073 最終23位
TN あんや 最終レート1999 最終182位
【最後に】
竜王戦ルールはボロボロだったので、久しぶりに最終2桁、なんなら最終30位以内を取ることが出来て嬉しいです。
この環境での自分が一番使いやすい動きの結論パはほぼシリーズ7中で出ちゃっているので、シリーズ9では自分が今まで使ってこなかったような動きをマスターしたいです。ちなみにS18はサンダーポリラオスドラパラグピクシーみたいな構築を200戦くらい練習しましたが、一生4桁にいました・・・
今回はラスト2日で非常事態用の本構築を使用した形になりましたが、これに頼らず、新しい考えを習得したいので、誰かポケモン教えてください・・・
あと、最終日付近の動画やいろんなポケモンを使う動画などを6月もYoutubeにアップしていく予定です。ちょっと6月上旬バタバタしてるので、再開が遅くなるかもですが、モチベーションはあるので、6月もYoutube自分のペースで頑張ります!まだ、見たことないよって方は是非遊びに来てください!
オーガナットサンダー+対面【S15最終57位】
【はじめに】
S15お疲れ様でした。今期も最終2桁にはなんとか残れました。
ただ、構築の完成度自体には満足してないので悔しい気持ちでいっぱいです。煮詰めて使用した時間も短い急増構築なので今回はいつもより簡潔に書きます。
【構築経緯】
①多くの相手の攻撃を一発は耐えて裏のエースを安全に展開出来る「耐久振りサンダー」から構築がスタート。
②最強の高速エースだと感じた「スカーフカイオーガ」
③サンダーやカイオーガと相性が良さげと感じた「HDナットレイ」
④サンダーがワンパンされそうな構築への誤魔化しとして「タスキドサイドン」
⑤ドサイドンと同時に選出して対面選出の要となる「ミミッキュ」
⑥ここまでで重いムゲンダイナ入りと受けループを倒せる一発芸「珠両刀フェローチェ」
【単体紹介】
サンダー@オボンのみ せいでんき
194(228)-110-150(252)-146(4)-111-110(20)
ボルトチェンジ/ぼうふう/とんぼがえり/はねやすめ
・1加速で最速ウーラオス抜き
・S無振りのランドロス抜かれ
前期の流用個体です。今期も妥協個体サンダーを使ってしまいました。
新環境になっても使いやすかったですが、伝説のパワーに押されることが多く、以前よりは扱いが難しいと感じました。
とんぼがえりが生きる場面が以前よりも少なかったため、他の技の採用も検討してみていいかもしれません。ただ、地面タイプを呼んでそこにとんぼがえりを合わせて高火力水タイプで負荷をかけるというムーブは、決まれば相変わらず強かったです。
175-x-111(4)-202(252)-160-156(252)
今期の高火力スカーフ枠です。
イメージだと一貫を取りづらく使いにくい印象だったので、26日まで使うのを敬遠していましたが、実際使ってみたらバグレベルに強かったです。このポケモンで「頭の中のイメージと実際に使ってみた感想というのは全然違う可能性がある」ことを改めて痛感しました。
ただ、露骨なメタはかなりされていた印象で、貯水ヌオーに最終日だけで3回当たりました。普通に負けました。
顔がブサイクな点はウオノラゴンと同じですが、しおふきというエッチな名前の技を覚える時点でカイオーガの方が勝っていると感じました。
ナットレイ@たべのこし てつのトゲ
181(252)-114-152(4)-x-184(252)-22
タネマシンガン/ジャイロボール/やどりきのたね/まもる
サイクルの補完枠です。特殊方面を頑張って受けてサポートをします。
主にカイオーガやきあいだま持ち以外のゼルネアスを誤魔化せるのがこのポケモンの一番の魅力で、唯一無二の性能をしていると思います。
また、今期のサンダーはねっぷうを切っているケースが多く、仮に持っていそうなアタッカー型でもカイオーガの雨と合わせたらなんとかなるので、「ナットレイでサンダーを誤魔化す」ルートをたくさんとることが出来ました。
ドサイドン@タスキ ハードロック
214(188)-211(252)-150-x-75-69(68)
じしん/ロックブラスト/メタルバースト/ほのおのパンチ
・無振り50族抜かれ、無振りカバルドン+2
サンダーが出せないときに初手に出す駒です。
全ナットレイが居座るor後投げしてきて腹が立ったので、最終日に炎技入れたらマジで刺さりました。このポケモンでナットレイを倒して裏のスカーフカイオーガを通す動きがひとつの強力な勝ち筋でした。
パワーが高い伝説環境においてタスキ持ちの反射技は強力だと感じましたが、相手依存になるのがうーむ度高いです。
最終日はカイオーガがしっかり引いてくるようになりました。しっかりケアされていたのか型がバレていたのかはよくわかりません。
ミミッキュ@チイラのみ ばけのかわ
132(12)-141(244)-100-x-125-162(252)
じゃれつく/かげうち/のろい/みがわり
この環境に入ってからわりと気に入っていた型のミミッキュです。理由としては珠剣舞のミミッキュでは伝説に対抗するパワーが足りなく、のろい+みがわりの方が確実だと感じる場面が多かったからだと思います。
構築全体で重い黒バドレックス入りやイベルタル入りに対してしっかり活躍してくれました。
フェローチェ@いのちのたま ビーストブースト
146-158(4)-57-207(252)-51-203(252)
インファイト/ふぶき/エレキネット/とびはねるorはかいこうせん
・無振りムゲンダイナにダイアイスが114.8%から入る(目安)
・B振りのみのラッキーがインファイトで乱数50%(目安)
・H振りのみのテッカグヤにダイサンダーが乱数37.5%(目安)
・ビーストブーストでCが上がるように
受け回し&スカーフとタスキ以外のムゲンダイナキラーとして採用しました。
QEDさんというサークルの元先輩に、最終日前日に受け回しキラーとして教えてもらって急遽入れたポケモンでしたが、めっちゃeasy win量産しました。マジで強かったです。感謝。
運用方法は基本初手ダイマなので、汎用性を求めるならダイアタック媒体のはかいこうせんが無難ですが、ヌケニン入りに負けたらムカつきそうなので仕方なくとびはねるにしました。一応、ダイジェットになるので不意のスカーフ持ちをケアした立ち回りが出来た試合もありました。
【選出】
①サンダー+カイオーガ+誰か
雰囲気サイクルの基本選出です。あと一匹はナットレイかドサイドンが多かったです。
対面選出です。サンダーで展開するのが無理そうな時にやります。
フェローチェが通っているときにする選出です。最後の一匹が誰かによってサイクル出来るか対面かが決まります。
【結果とレンタルチーム】
TN ray 最終162位
TN ultramarine 最終57位
レンタルは3月15日までは残しておきます。
【最後に】
新環境1シーズン目ってことで試行錯誤して取り組んできましたが、最後の3日間でやっと強い動きの基本となる感覚を手に入れて耐えました。
一応、このルールの基本中の基本はたぶん理解できたんですけど、正直な話、今までの自分の取り組み方を否定しないとこのルールは勝てない可能性が高いと感じました。
ただ、環境を勝てない言い訳にして嘆くのはカッコ悪いと個人的に思っているので、あと2シーズンで自分が納得するまでもがき続けて変わって進化していきたいです。
とりあえず、S15は教科書のカイオーガ軸を自分なりに考えれたので、得れたものも大きかったと思います。今後に生かします。
まずは、結果を残した方々の記事を見てたくさん勉強します!
超攻撃的サンダーノラゴンジバコ攻めサイクル[S14最終3位]
[はじめに]
S14お疲れさまでした。今期は「ずっと憧れだった王冠マーク(3位)」「最終2桁順位以上10期連続」の2つをクリアして最高のシーズンとなりました。朝6時まではひたすら停滞していましたが、苦しんだ甲斐がありました。
S15からは全然違うルールになるのでいつもより簡潔に書きます。
[構築経緯]
S14は環境の中心が「ポリゴン2主体のサイクル」になるとシーズン中盤に予想していたので、そこに強い「鋼タイプが軸の攻めサイクル」が強いのではと感じていました。
その中で対面操作が出来て地面タイプ以外の不利なポケモンから逃げれて動きやすい「ジバコイル」を構築の始点としました。
[構築コンセプト]
・対面操作×高火力の攻めサイクル
・ジバコイルが苦手な地面タイプを誘い倒す
[単体紹介]
ジバコイル@チョッキ アナライズ
177(252)-x-143(60)-192(196)-110-70
ボルトチェンジ/ラスターカノン/10万ボルト/ボディプレス
・A特化ミミッキュの+2ダイナックルを確定耐え
・4振りカバルドン抜き抜き(ブリザポス意識)
構築の軸です。ダイジェット1/4高火力対面操作ができるクッションであり、かつ自らがダイマックスをしても強い最強のポケモンでした。
今期はボディプレスを技構成に入れてみました。これはポリゴン2やかいでんぱ持ちのサンダー意識です。適当にダイスチルを連打することでボディプレスの威力がとんでもないことになるのが面白いです。
S12とほぼ同じ調整ですが、いただいた色違い個体のS実数値が70だったので、素早さが1上がっています。50族と同速になるのはうーむという感じですが、カバルドンを意識した調整のブリザポスやドサイドンの上を取れるのがひとつのメリットです。
色違い個体はちべんさんからなんとシンオウチャンピオンの証付きでいただきました。使っていてめっちゃテンションが上がってました。本当にありがとう。最高のポケモンでした。
ウオノラゴン@スカーフ がんじょうあご
165-142(252)-121(4)-x-100-139(252)
エラがみ/逆鱗/メガトンキック/寝言
ジバコイルと相性が良い高速アタッカー枠です。やることがばれてるポケモンですが、エースバーンに強い点とバカ火力だけでも非常に評価できます。
ノーマル技は寝言を打った際に反動で動けないみたいなことがないなるべく威力の高い技としてメガトンキックを採用しました。
色違い個体はなぜか知らんけど色が余っていたらしいペクチンさんからいただきました。本当にありがとうございました。最強のエースでした。
サンダー@オボン せいでんき
194(228)-110-150(252)-146(4)-111-110(20)
ボルトチェンジ/ぼうふう/とんぼかえり/はねやすめ
・1加速で最速ウーラオス抜き
・S無振りのランドロス抜かれ
ジバノラゴンの構築で必須だと思っている飛行枠です。今期はポリゴン2の流行により「瞑想レヒレ」が増えると予想していたので飛行枠までレヒレに弱いとまずいなということでサンダーを採用しました。
とんぼかえりがとにかく最強技で、地面タイプの対面や後出しに後攻で打つことによって裏の高速エースを安全に着地させることができます。そのためS実数値はサンダーミラーやランドロスよりも遅い110としました。ちなみに性格控え目でS個体値下げれば110は余裕で再現できて努力値20くらい余るのでこれは妥協個体です…個体の準備が間に合いませんでした。
ジバコイルと同様、普通にクッションとしても強く、ダイマックスしても強い最強のポケモンだったと思います。この環境ではこのポケモン無しでは構築を組めないと感じたレベルでした。
ちなみにこのサンダー、親名Uruでした。なんでなんでしょうか。せいでんきでめっちゃ麻痺らせたので一応お礼言っておきます。
ウーラオス@ハチマキ 不可視の拳
175-182(252)-121(4)-x-80-163(252)
暗黒強打/インファイト/れいとうパンチ/かみなりパンチ
ウオノラゴンが通しにくいナットレイやドヒドイデ入りのサイクルに強い第二の高速エースとして採用しました。
もともとこの枠にはメガネドラパルトが入っていたのですが、最終日前日の通話中にほぼ同じ軸を使っていたことが発覚したあいまるの構築にこの子がいました。なので最終日にパクって使い始めたところ、かなり使用感が良かったのでそのまま最後まで使いました。れいとうパンチがほとんど考慮されず、本当に強かったです。
親名はサークルメンバーのシグモイド君でした。最後の方の試合でじゃれつくを2試合避けた神個体でした。ウーラオスめっちゃ使うので性格が違う2体がいるの本当に助かってます。ありがとう!
208(140)-209(236)-150-x-75-77(132)
・無振りハピナス抜き抜き(ブリザポス意識)
・ダイロックでH252振りブリザポスに98.5%から入る
・HP155のダイマックス(無振りレボルト)までなら207ダメージメタルバーストで落ちる
主にサンダーが展開しにくい氷タイプや単でんきタイプ入りへの対面選出の駒として採用しました。また、基本選出は相手のサンダーを誤魔化しで処理しているので選出抑制の意図もあります。
有利対面はステルスロック、不利対面はタスキメタルバーストの動きが強かったです。最終日はこのポケモンを絡めた対面選出をよくしました。
この色個体はきりまさんからいただきました。(サブロムっぽいのでTNは一応隠してます)最強の地雷でした。ありがとう!
ミミッキュ@いのちのたま ばけのかわ
131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
ゴーストダイブ/じゃれつく/かげうち/剣の舞
ここまでで重いドラゴンタイプ(主にドラパルト)に強い対面選出の詰めの駒として採用しました。最終日にやっとまあまあ強い使い方を理解して主にドサイドンと合わせてたくさん選出しました。
親名は調べたら・・・普通に僕でした。今回の構築、6匹全員親名違ってウケる。
[選出]
サンダーorドサイドン(初手要員)+ジバコイルorミミッキュ(クッションor詰めの駒)+ウオノラゴンorウーラオス(高速エース)
これが基本の形です。サイクル選出:対面選出=7:3くらいの感覚でした。
[重いポケモン]
ウオノラゴンで処理出来ず、ウーラオスより速い地面タイプなので本当に厳しかったです。
草技誰も持ってないから普通に展開を許してしまいます。
S100が地味にきつかったです。たぶん勝率3割切ってます。
・サンダー
このポケモンが重くない構築を聞きたいレベルです。
・不意のダイアース持ち
ジバコイルいじめないでください・・・
[結果]
TN Azura*Blue♪ 最終3位(最終レート2125)
TN LonelyNight 最終68位(最終レート2058)
[さいごに]
自分が王冠を取る位置まで来れるプレイヤーだと今まで微塵も思っていなかったので、今回このような結果になってビックリというか本当に嬉しいです。
S15から始まる竜王戦ルールも3シーズンのどこかで結果を残せるように頑張りたいと思います。
そういえば、最近、Youtubeチャンネルを作りました。2月も何本か動画を投稿したいなと思っています。こちらも興味がある方はぜひ遊びに来てください!
ハルよ、早くコイ[S13最終41位&80位]
[はじめに]
S13お疲れさまでした。今期はかなり厳しいシーズンで、最終日になんとか上振れて2桁に滑り込み出来たって感じでした。扱うのは非常に難しいですが、構築はわりかししっくりくるモノが出来たので、ここから簡単に使用構築を紹介していきます。
ちなみに構築名は最近寒いから「早く春が来てほしい」という意味と、この構築を僕が勝手に「Haruガチ恋パ」と呼んでいたのでその2つの意味をかけてみました。結構気に入ってます。
[構築経緯]
今期もサンダーに強い駒から構築を考えてました。その中で龍舞バンギラスの使用感がそこそこ良かったので、この子を構築の始点としました。
構築を組む上で、S12のHaruさんの構築記事を参考にし、Haruさん本人にも直接構築相談に乗ってもらいました。Haruさんの構築記事は以下のリンクとなります。是非先にこの記事を見てから本記事をご覧ください。
【S12最終60位/レート2109】ドラパバンギ舞サイクル - 遥か彼方へ (hatenadiary.jp)
[個体紹介]
バンギラス@弱点保険 砂起こし
181(44)-184(236)-131(4)-x-121(4)-119(220)
ロックブラスト/冷凍パンチ/馬鹿力/竜の舞
・1加速で最速カミツルギ抜き
・砂ダメ+攻撃1段階上昇のダイナックルで無振り悪ウーラオスが確定1発
構築の始点です。サンダーに強いエースとして採用しました。ダイジェット半減と竜の舞の相性が非常に良く、使いやすかったです。
攻撃技はミミッキュに対して有効に働き命中90の「ロックブラスト」、地面タイプに対して強く出れる「冷凍パンチ」、鋼タイプに刺さったり交換で出てくるスカーフ以外の悪ウーラオスを竜の舞と合わせて倒せる「馬鹿力」の3つにしました。
ただ、相変わらずナットレイが多いのと、S13に関してはテッカグヤもかなりの数がいたので、馬鹿力の枠は「炎のパンチ」と選択になると感じました。
7世代の時から見た目も性能もめっちゃ好きなポケモンです。
ランドロス@チョッキ 威嚇
193(228)-201(140)-110-x-100-129(140)
地震/空を飛ぶ/岩石封じ/馬鹿力
・1加速で最速アーゴヨン抜きの素早さライン+1(同様の調整先の相手の上を取るため)
・陽気珠エースバーンのジェット+カキュウを確定耐え
・無振りエースバーンをタイプ一致威力130技で確定一発
バンギラスが通せない時の第2のエースとして採用しました。
具体的にはエースバーンミミッキュウーラオスみたいな積む隙がない高火力な対面構築に選出していきます。
また、構築内で電気の一貫を切ってレジエレキに抗う役割もあります。
バンギラスが出せない時にサンダーに最低限抗うため、持ち物は突撃チョッキです。
馬鹿力の枠は対面操作が出来る「蜻蛉帰り」とずっとコロコロ変えながら使っていましたが、馬鹿力の範囲が思ったより優秀で気に入ったので最終的には馬鹿力で使ってました。
最初は全く信用してませんでしたが、出しどころに選出するようになってから構築全体の勝率が一気に上がった気がします。
145-x-135-147(252)-151(4)-150(252)
波乗り/ムンホ/冷凍ビーム/トリック
普通のスカーフレヒレですが、この構築の核となるような存在でした。たぶん選出率も一番高く、かなり信用してたポケモンです。
求めた役割としては、バンギラスが相手のウーラオスやエースバーンと不利対面を取ってしまった場合の最低限の引き先兼スイーパーです。しっかりとその役割を果たしてくれたと思います。
流行りの襷ステロウツロイド+アタッカーテッカグヤに対して、初手レヒレ+サンダー+詰めの選出が非常に安定してて勝率は8割くらいあったと思います。
初手のウツロイドがステロを撒いてきた場合はそのまま波乗り2発で倒して、死に出しで出てくるテッカグヤにダイストリームを打つ対面的な動きをします。
ヘドウェでレヒレを削ってきた場合は、ステロを撒かれないということになるので、サンダーで対応がしやすいといった感じです。
余談ですが、今回は以前大会の景品で頂いたハイパーボール入りの通常色を使っていたので、相手プレイヤーの精神的苦痛にかなり貢献したと思います。
ナットレイ@残飯 鉄の棘
181(252)-114-201(252)-x-137(4)-22
ジャイロボール/ボディプレス/やどりきの種/守る
ここまでで重いポリゴン2、ウオノラゴン入り、受け構築によく選出してました。このポケモンも最初はあまり信用してませんでしたが、出しどころがわかるようになってからは構築全体の勝率が上がった気がします。
受け構築に対してはTODを意識しながら立ち回っていました。
身代わりポリゴン2を意識してボディプレスを採用しています。
調整に関しては考えるのが面倒で使い慣れているモノを採用しただけなので、もっと良い調整があるかもしれません。
僕はナットレイHaruが大好きなので、採用しない理由がありません。
サンダー@オボン 静電気
192(212)-x-150(252)-145-110-126(44)
ボルチェン/暴風/熱風/羽休め
・1加速で最速エースバーン抜き
・それ以外はなるべくHBに厚く
ここまでで重い草タイプに強く、レヒレの役割を少しでも軽減するHBベースで採用しました。
特性は最初プレッシャーだと生きる場面ないなと感じたので、特性パッチをゲットして静電気にしましたが、最後の方はプレッシャーだと対エースバーンに対して拾える試合がいくつかあったので、プレッシャーでもよかったと思います。
一応、静電気のメリットはウーラオスと対面した時、相手側が引いてくる確率が一気に上がるので、それに対してボルチェンの行動が強くなることが多いところです。
クッションとしてもダイマックスエースとしても使いやすく、いろんな動きが出来るのでさすが環境トップのポケモンだなといった感覚でした。
マークは厳しかったですが、使いやすかったです。
悪ウーラオス@襷 不可視の拳
暗黒強打/インファイト/毒づき/カウンター
・ASぶっぱで意地っ張りと陽気は気分でコロコロ使い分けてました。
補完枠兼使い慣れている枠兼好きなポケモン枠として採用しました。
ここまでで重いブリザポスやその他重い物理アタッカー入りの構築に対して対面選出をしてカウンターを決めるのが狙いです。
こちらのナットレイを出さなくてもレヒレ入りに出せるように毒づきを採用しました。
選出率は一番低かったですが、無難に強かったです。
[選出と厳しいポケモン・並び]
特にこれといった基本選出はないですが、一番する選出の考え方は通すエース1匹+サポートorサイクルパーツ2匹といった感じです。
厳しいポケモン・並びは「ドサイドン+ナットレイの並び」「ナットレイでTODしにくい受けループ」辺りです。
どうしても選出択になってしまう構築も多く、使いこなすのが本当に難しかったですが、考えることも多く、使っていて楽しい構築でした。
[結果]
TN Arctovish 最終80位 最終レート2062
TN Maya 最終41位 最終レート2078
[まとめ]
これで、9期連続最終2桁順位ですね。正直、今期はマジでダメだと思っていたシーズンだったので、なんとか耐えたって感じです。いつまで、この呪縛に囚われ続けるんでしょうか。
どこまで続けられるかはわからないですが、正直限界はかなり感じてきているのでそろそろ逃亡の準備をしようと考えています。
最後に、シーズン中盤に構築相談にも乗ってくださり、記事の掲載許可もしてくれたHaruさん、本当にありがとうございました。
これからも1ファンとしてストーカーし続けようと思います。