異端ドラパハピナマコ【S19最終22位】

【はじめに】

今更ですが、S19の使用構築を簡単に紹介します。最終日付近に急いで作った構築でしたが、シンプルながら強かったです!

 

 

 

【構築経緯】

別構築で潜っていた時にエスバゴリラの増加、HDポリゴン2の減少を確認しました。なので、特殊の珠ドラパルトがそのような環境に刺さっているなと感じてここから構築をスタートをしました。

この型のドラパルトはサイクルを回すのが難しく、対面的に動かすのが強いです。なので、今回はそれに合った初手ダイマックスに特化した構築を作っていきました。

 

今回、構築を組む上で参考にした記事

aimaru4218.livedoor.blog

 

 

 

【簡単な構築の概要】

今回の構築は超シンプルで

初手ダイマ枠(ドラパルトorキュウコン)+詰め(ウーラオスミミッキュorハピナスナマコブシ)

の選出しか基本的には行いません。

ドラパルト:キュウコン=8:2くらいの選出率でした。

ウーラミミorハピナマコの選出基準は、ハピナマコで詰ませれそうな構築ならハピナマコ、無理ならウーラミミといった感覚です。ただ、割合としてはウーラミミ:ハピナマコ=7:3くらいの選出率でした。

 

ただ、ハピナマコの受けはこちらが初手ダイマックスをする上で一番嫌な立ち回りである相手の初手ダイマックス」を渋らせる効果があるので、構築にいるだけでもしっかり仕事をしてくれました。また、ハピナマコで最上位で結果を残していた方は初手ダイマックスを使わない人が多く、その認識からこちらの初手ダイマックスを読まれにくくさせる効果もあったと思います。

 

 

 

【単体紹介】

ドラパルト@いのちのたま

特性:すりぬけ(クリアボディと選択)

配分:163-x-95-167(252)-96(4)-194(252)

技構成:流星群/かえんほうしゃ/かみなり/ハイドロポンプ

 

構築の組み始めです。上記の通り、環境に刺さっていると感じたので使用しましたが、マジで強かったです。

火力が欲しいのでCに特化しました。特性はランドロス対面で型の誤認を狙えるクリアボディもありだと思います(エルフーンに対面でめっちゃみがわり置かれて腹が立ったので今回はすりぬけにしました)。

基本的にはどの対面でも初手ダイマックスを切ります(ナットレイ対面だけはかえんほうしゃでいいので例外)。このポケモンを使う上でのコツは「裏の詰め筋と相談して、どこまで荒らせばいいかを考えながら技選択をする」です。不利な構築や厳しい局面では積極的に交代読みの行動も行いました。

ドラパルトは、ここまでの18シーズンで自分では扱えないポケモンと認識していましたが、環境や構築にフィットした型、自分に扱える型を使えば、最強クラスに強いポケモンだと感じることが出来ました。

 

 

 

アローラキュウコン@たつじんのおび

特性:ゆきふらし

配分:151(20)-90(20)-96(4)-133(252)-108-171(212)

技構成:ふぶき/あなをほる/フリーズドライ/わるだくみ

・ラッキーのちきゅうなげを意識してHP151

・最速ウツロイド抜き

・あられダメージ+フリーズドライで耐久無振り水ウーラオスがだいたい落ちる

 

第2の初手ダイマ枠です。ドラパルトが通しにくい受け気味の構築やEasyWin出来そうな構築(キュウコン受けをジバコイルウツロイドヒードランに一任してそうな構築)に投げていきます。

 

このポケモンにした1番の理由は「選出誘導」です。メインの選出であるドラパルトの初手ダイマは、初手の悪ウーラオスやサンダーが非常に嫌でした。そこで、初手に出すイメージが強いこのポケモンを採用することで、間接的にドラパルトの初手ダイマのサポートをしてくれました。

 

持ち物は最初、初手ダイマ以外の選択肢も取れて、受けやあくび展開をメタれる「ラムのみ」にしていましたが、あまりにも火力が足りなかったので、初手ダイマに特化した「たつじんのおび」を持たせました。

 

キュウコンは有利不利がはっきりしているポケモンで、受け駒もはっきりしているため、交代読み等は非常に決めやすいポケモンです。なので、わりと初手ダイマに適していたポケモンだったと思います。

 

 

 

悪ウーラオス@きあいのタスキ

特性:ふかしのこぶし

配分:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)

技構成:あんこくきょうだ/インファイト/どくづき/ふいうち

 

ミミッキュ@オボンのみ

特性:ばけのかわ

配分:132(12)-141(244)-100-x-125-162(252)

技構成:じゃれつく/かげうち/のろい/みがわり

 

詰めパターン①です。

技範囲の広さを評価してウーラオスは悪の方で採用しています。ウーラオスミラーと相手のミミッキュはこちらのミミッキュで対処がしやすいので、今回は素早さよりも火力を意識して性格をいじっぱりにしました。後述のミミッキュが覚えているのろいのスリップダメージとふいうちの詰めの相性が素晴らしかったです。

ミミッキュは上記の通り、こちらが悪ウーラオスを採用する以上、相手のハチマキ水ウーラオスがしんどめなので、持ち物を「オボンのみ」で採用しました。ハチマキ水ウーラオスに強いだけでなく、いろんなポケモンにのろい+みがわりのスリップダメージをいつもより多く入れれるケースも多く、かなり使用感が良かったです。

 

 

 

ハピナス@たべのこし

特性:しぜんかいふく

配分:337(52)-x-68(252)-x-160(36)-96(164)

技構成:ちきゅうなげ/たまごうみ/あまえる/でんじは

・HPはたべのこし最大効率の16n+1

・でんじは後最速アーゴヨン抜き

 

ナマコブシ@アッキのみ

162(252)-x-200(252)-x-151(4)-25

技構成:みずびたし/どくどく/まもる/じこさいせい

 

 

詰めパターン②です。初手ダイマックスをした後受け回すだけで勝てそうな構築や、初手ダイマックスをせずに一回引く選択肢が欲しい可能性がある時に選出しました。(例:ドラパで初手ダイマしたいパターンで相手の構築にブリザポスがいる時、相手が明らかに初手ダイマ特化みたいな構築の時など)

受け回しの2匹は構築にいるだけで

・相手の初手ダイマックスを渋らせることが出来る

・相手の崩し枠(ハチマキウーラオスなど)を誘うことで、こちらの対面選出を強く生かすことが出来る

等の働きをしてくれたので、選出率が低くても外す理由はありませんでした。

 

 

 

【結果と感想】

TN ロビン 最終レート2052 最終22位

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久しぶりに初手ダイマックス特化の構築を使ったシーズンでした。

とにかくS19は特殊ドラパルトが最強だったので、構築の選択は間違っていなかったように感じます。

形はキレイではないとはいえ、今までまともに使えていなかったドラパルトを軸として使えるようになったのはひとつの進歩かもしれません。